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1回目の別居で考えたこと②

不妊治療の厳しさにに挫折し、自分の価値の無さ・やり場のない怒り・方向性を見失って自暴自棄になった私が夫から離れ、実家に居候する形での別居を始めてから2か月半経ったとき、前々から「出席」の連絡をしていた、夫の妹の結婚式に行きました。

正直、どの面(ツラ)下げて?という、後ろめたさや罪悪感まみれで、とくに義理の両親には合わせる顔がないなぁ!と思いながらの出席でした。
しかし、久しぶりに再会した義両親は、私を1㎜も責めることなく「よく来てくれたね、ありがとう」と、迎えてくれたのです。
夫だけはぎこちない様子でしたが、夫の弟ファミリーも、夫の妹もその旦那さんファミリーも、全員が私を歓迎してくれました。

「こんな人間関係、あり得ないよなぁ…」と思いました。
何て恵まれているんだ、私は!!!何て幸運な人間なんだ、私は!!!

そして、披露宴の最中に、私はある言葉をキッカケに、大泣きしました。
その言葉とは

『人生を楽しむ』

という、夫の妹夫婦の目標とするフレーズ。
衝撃でした!!!
人生って、楽しんでいいものなの?人生って、あの「人生」のことだよね?
え?人生を楽しむの?結婚して2人で、人生を楽しんで行くの?

この衝撃がなかなか収まらず、涙が止まらなくなりました。
姪っ子が「どうしたの?」と慰めに来てくれても、どうにもならない。。。

それまでの私の「人生」とは、自死が許されないのであれば、寿命を迎えるまでの試練・忍耐をもって時間を潰す性質のものだと考えていたので
「人生を楽しむ」というフレーズを、参列者の前で堂々と言い放った時の、新郎新婦のさり気なさがまた、驚きで!

この結婚式で2か月半ぶりに再会した夫に、この衝撃を伝えました。そう感じた理由も含めて、丁寧に。
夫は、私のその思いすべてを受けとめてくれました。もちろん抵抗もあったと思いますが、最終的には別居を解消→また一緒に暮らそうというところまで、たどり着きました。
が…資格試験を受ける11月までは実家で頑張ってみるのがイイねと。このことも2人で決めました。

今でも、義妹夫婦には感謝しています。
そして、私を非難せずに受け入れてくれた親族の一人ひとりにも。


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