ボーカルにおいて腹式呼吸はどんなメリットがあるのか?
おはすみよし♪
元住吉菜々緒です
さっき話題になってたので書いておきます笑
一般にボーカルでは腹式呼吸が大事だと、それが常識みたいに思われていますが、これ、結構複雑というか、最低3つのレイヤーがある議論だと思うんですよね
とりあえずレベル分けして考えた方がわかりやすいかも知れないです
まず、初心者なら腹式呼吸を(しようと)することで、明らかに声が変わると思います
ところが、ある程度歌えるようになると、呼吸の仕方はほぼどうでもよくなるんですよね
なぜかというと、人間って、意識する場所やイメージによって身体の使い方が変わっちゃうからですね
初心者は腹式呼吸をしようとするだけで、普段と違う緊張が生じたり、意識を下に持っていくことで、喉頭も下に下がって、喉が開いたり、いろんなことが起こるんです
これが上達するに従って、声の操作と呼吸の操作を別々に処理できるようになるんです
その段階ですと、呼吸を変えても大して変わらず、喉の筋肉操作で声をコントロールすることの方がはるかに重要になります
で、さらにその先のレベルになると、また呼吸が大事になってきます
この辺はもう気功とかの話になってきちゃうんですけど、歌の表現の元となる精神状態が呼吸によって変化しちゃうんです
このレベルですと、やりたい表現によって呼吸の仕方を変えちゃっても良いですね
そんな感じ!
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