飲食店遍歴で蓄えたコト
皆さま、お疲れ様です。
本さつまや7代目料理長の岸本竜彦です。
本日も宜しくお願いいたします。
モトサツブログ、本日は僕の飲食店遍歴を書いてみようと思います。
バイトから修行時代での学び
高校３年の終わりから大学に行きながら8ヶ月うどん屋さんでバイトをしました。
その後1年半近所の骨董屋さんの喫茶店と料亭でお運びをし、
友達の紹介で居酒屋で2年半中華鍋やフライパンを振った後、
5年程松葉で濃厚な修行を経験しました。
学んだことを綴ります。
ふく泉の福田さんからは奉仕の心。
三角古美術の三角さんからは好きなことを仕事にする楽しみ。
弘真亭の時、ニュースカイの戸澤さんと武蔵小路の西村さんからは和食の世界の楽しさと厳しさ。
居酒屋象のはなの村上さんからはチャーハンの極意と献立の構成、社員とバイトのバランス、飲食のマネージメント。(おうちでさつまやでチャーハンの回もやってみようと思います)
安坐の三代さんと十蔵の笠さんからは洋食居酒屋の世界。
コノハ整骨院の木村くんからは人を引きつける接客。
松葉の山口家のみなさんと村田さんからは、料理人としての立ち居振る舞い。出汁を軸とした和食の基礎。高級食材と高級日本酒の仕立て。清水焼と生け花。接待と料理店の関係性。しつらいと接客…
などなど、書き尽くしません。
以上が26歳の時に母が病気で倒れ、急遽浜町に帰ることになるまでの僕の蓄えです。
ですが、蓄えたコトを未だに十分の一も発揮できていません。
いつの日かお世話になった方々に恩返ししなければ。
しかし、時間には限りがあると感じた出来事がありました。
唯一師事した山口則男氏の急逝です。
以後師匠から学んだ、風姿花伝の『破壊と創造で進化』を、今も心に誓っています。
書いていたら色々昔のことを思い出してきました。
家族のこともいずれ書いてみようと思います。
おうち時間が長引きお疲れのことと思います。
皆さまの日常にとって少しでもプラスになれば幸いです。
本日も貴重な時間を頂き有難うございました。
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