見出し画像

カメラのお話

 今はスマホで手軽に綺麗な写真が撮れる時代です。私の使ってるiPhone seも少し古い機種ですが、ガラケーを使ってた頃に比べるとはるかにいいです。というか、近くまで寄れるし、ピントの合う範囲は広いし、最新機種は広角のレンズやなんかがついていて、スマホのカメラというのは素晴らしいものなんだと思います。

 それでも「カメラ」を買ったのは単にカメラというものがカッコいいから。それだけですが、そんな私がカメラを使ってみて思うのは、自分で写真を作っている感覚というものが「カメラ」の魅力じゃないかということです。

 私が最初に買ったのはsonyのRX 100M3。いわゆるコンデジというものです。RX 100シリーズはその全てが未だ現行品として売られていて、形はほぼ同じなのですが、機能がそれぞれ異なっています。まあ多少の違いはあれど現行品の方が性能が高いというわけで、価格と欲しい性能の折り合いをつけながらどれを買うか選びます。お金がない私なので古い機種から選ぶわけですが、どうしてもファインダーが欲しいということでM3を選びました。

 最初は旅行で使ったりプラモデルを少し撮るのに使っていて、ほぼPモード、つまり全部カメラ任せで使っていました。これではほぼスマホと同じようなものなんですが、素人の私でも「なんだか綺麗な写真が撮れるな〜」ぐらいは感じていました。

画像1

 そんな私ですがプラモデルの写真を撮っているうちに、歪みとボケというものを意識するようになりました。RX 100はレンズ交換できないのですが、シャッタ横のつまみを動かすとレンズがグイーンと動いて、広角も望遠も撮ることができます。カメラ素人の私は、「ズームができるんだ〜」と思うぐらいでしたが、画角を変えているんだということに気づきます。そして広角では広く写る代わりに歪みがあり、望遠では狭く映る代わりに歪みが小さくなることに気づきます。

 いや、当たり前やろとは言わずにもう少し付き合ってください。

 そして、絞りを上げるとピントの合う範囲が大きくなることに気づきます。プラモデルを撮るにはなるべく歪みが小さく、近くから遠くまでピントがあってほしい。絞りを上げたらシャッタースピードや感度を大きくしなければいけない。そこらへんでようやく露出を理解し始め、三脚やライトの必要性を感じ始めます。そうやってなんとなく自分の撮りたい写真が撮れるようになってきました。

画像2

 ここで、少し物足りなくなってきます。画面いっぱいにプラモデルを写したいのですが、コンデジでは近くまで寄れないのです。そういう時は写真を切る、クロップをすればいいのですが、そうすると画質は下がるわけです。なのでセンサーサイズがもう少し大きいカメラか、レンズの交換できるカメラが欲しいなと思うわけです。そんな時にオリンパスのOM-D E-M10 Mark2が中古で安く手に入るから誕生日プレゼントとしてあげようと言われたので、ありがたく頂いたというわけです。

 新しいカメラを手に入れたということで、それに合わせてライトを作りました。

このサイトで紹介されている照明です。ライトを工夫するだけで結構面白い写真が撮れるので楽しいです。ライティングというのはまた難しいもので、いろんな人の写真を見ながら勉強中です。

画像3

 だんだんと設備が充実してきて、できることが増えてきました。写真を撮る際の選択肢が増えることで、スマホとはまた違う写真を作っていく楽しみというものを知りました。そうして思うのは、単なる記録や自分の見えているものを再現するためだけにカメラを使うのではなく、なにか表現をしたいなということです。肉眼とはまた違う風景を切り取るカメラ。現実にはあり得ないことも作り出せるプラモデル。それらを使って、再現性やリアルさじゃないことをしてみたいということをなんとなく思ってます。もちろん風景やポートレートなんかも撮ってみたいですが…修行が必要ですね。

 ただやりたいことが増えるたびにレンズや照明やなんやらかんやらいろいろ欲しくなってしまうので財布が危機感を感じているところです。……働こう。

よければサポートお願いします。いただいたサポートでおいしいものを食べたいです。