一次選考に落ちた!なので反省会。
先日、小説すばるの9月号が発売されました。
「待ってました!」
と夜勤明けそのままに、家に帰らず本屋へ行き、すぐに購入。
家に帰るまで待ちきれずに、店を出てすぐに該当箇所を探す。
小説すばる新人賞の一次選考合格者一覧。
初めて見るのでどこに載っているのかと思ったら、ずっと最後のほうだったんですね。
一次選考突破した小説のタイトルと作者名がずらっと並ぶのを注視するも、
「うーん、ない!」
二度、三度と見返してみても、やはりない。
ということで、小説すばる新人賞の一次選考でばっさりと落ちてしまいました。
落ちたもんは仕方がない。
反省して次にいかしましょう。
プロットは作らないと!
やはり、まずはプロットをちゃんと作らないといけない。
初めて書いた小説だったので、
「勢いでいけるだろう!」
と、頭の中で練っていた構想のままにスタートを切ったものの、途中で展開がぶれることぶれること。
登場人物も、
「あれ?こんな人だったっけ?」
と前半と後半で性格が変わり。
プロットなしで書いてみて初めて、いろんなところで、プロットが重要だと言われる意味が理解できました。
いま書いている小説は、しっかりプロットから練ったので、いまのところ順調に進んでいる……かも。
書きたいことを書くのが小説ではない!
もうね、読み返してみると、ちょっと恥ずかしい部分が多すぎて。
小説を書くことってとても楽しい。
だからその楽しい気持ちのまま、好きなことを詰め込むと、そこには無駄なエピソードがてんこ盛りの小説ができがります。
一見、本筋に関係なさそうに見えても、後半の伏線になっているものはいいんですよ。
でも、私の場合、なんとなく自分が書きたかったから入れた表現とか、場面がちょこちょこあり、完全に不要なものでした。
過去に、小説すばる新人賞を受賞した、行成薫さんの『名も無き世界のエンドロール』だと、突拍子もないと思っていたエピソードが、後半でしっかり活きていくんですよね。
自分が書いてみたい、だけでは、それは小説ではなくなってしまう。
登場人物が多すぎ問題
これも、ちゃんとプロットを練り込まなかった弊害か。
話が進むに従って、どんどん増えていく登場人物。
こんな人がいそうだなとか、出てきたらおもしろいなとか、思いつくままに出していたら収拾がつかなくなる。
実際に、まだまだ減らしても問題なかったはず。
人物が増えるということは、一人一人にかける部分も減り、薄っぺらい人物だらけになってしまっていました。
うーん、よくなかった。
もっと、重要な人物とのエピソードを増やすこともできたはず。
タイトル……先に考えとこう……
タイトルの付け方って人によって違うとは思います。
最初にずばっと決める人もいれば、全部完成してから、その作品にあったものをつける人も。
ただ、自分は、あとから考えるのには向いていなかったのでしょう。
最初は、
「結末までできてからの方がいいタイトルが浮かぶ!」
となにも考えずに原稿を書きました。
でも、初稿を書き終えた時点で、タイトルが思いつかない!
どうしようかと思った私は、タイトルが考えつくようなエピソードを拾い上げ、そこを膨らませて無理矢理タイトルっぽくするという。
だから、完成してみても、どうにもタイトルがしっくりこない。
でも、ほかにいいのも思いつかない。
仕方ない!これで出しちゃえ!と提出してしまいました。
だめですね、最後変わってもいいので、先に仮題だけでも作っておくことが大事だと思いました。
次に向かって書くのみ!
ということで、今回の反省も踏まえながら、次の作品を書くのみです。
いま書いているもようやく中盤、6万字を越えたあたりまできました。
来年の公募には間に合いそうだけど、時間的にもう一作は書けるかな。
書かないとわからないことが多いので、書いて書いて頑張ります。
ほかの小説家志望の皆様も共々にいいもの書いていきましょー。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?