なんと!ブラピ&クルーニーの映画が日本公開中止
数日前に9月20日公開予定のブラッド・ピットとジョージ・クルーニーの豪華共演映画「ウルフズ」が日本公開中止になったという記事をみた。もともと怖いアクションシーンは苦手なので予告編でもうおなか一杯という感じだったが、公開中止の理由に驚いた。
日本公開中止の理由は定かではないが、どうやら同じくApple制作ソニーピクチャーズ配給の映画「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」の不振のせいではないかというのである。制作会社が同じだからといって、シリーズ映画でもなく、監督や俳優陣も異なるのにそんなことが理由になるのだろうか。「ウルフズ」続編の制作は決まっているらしいが。個性を大事にするアメリカ文化と思っていたが、不振だった映画の制作会社が同じだからとまったく別の映画をひとくくりにしてダメと決めつけるような社会に変容してしまったのだろうか。そもそも「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」の映画HPもあまり力が入ってないように見受けられる。それこそヨハンソンが演じた凄腕マーケターでも起用していたら違う結果になったのではないだろうか。
「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」は久々に安心して見れるラブコメといえる映画で、鑑賞後の映画感想にも書いたが、「恋人たちの予感」や「ユー・ガッタ・メール」「恋愛小説家」など、鑑賞後になんとなく暖かい気持ちになるラブコメだった。もう一度見てもいいかと思ったくらいである。
個人的には好きな映画であったし、それほど酷評されるような映画ではなかったと思う。
製作費がかかりすぎて大赤字というのは理解するが、この映画のせいでまったく別の映画が日本公開中止になるというのは信じがたい。
酷評されるとしたら考えられる理由は、映画をラブコメとしてではなく、アポロ13の宇宙飛行士が実際には月面に着陸していないのではないか、あの有名なシーンは撮影されたフィルムではないかという噂の検証、つまり実話に基づいた話として鑑賞したのかもしれない。それなら期待外れに終わるのは理解できる。宣伝にもあまり力が入っていなかったようだが、「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」はスイートなラブコメであり、軽いラブコメが好きな人にはおすすめできる。
ブラピとクルーニーの映画公開中止の理由はわからないが、いくらなんでもまったく異なる作品のせいではないだろう。公開の条件や他の理由があるなら、しっかりとした理由をAppleやソニーピクチャーズに取材して記事にしてほしい。
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