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選挙があつい!

明日2024年4月28日は衆議院補欠選挙である。衆議員の補欠選挙は欠員が生じた場合、年2回4月と10月に行われる。
今回は3選挙区、長崎3区、島根1区、そしてかなり盛り上がってきた東京15区の衆議院補欠選挙である。

東京15区は東京の東側に位置する江東区が選挙地盤なのだが、今回補欠選挙になったのは江東区長選挙で公職選挙法違反に問われ辞職した自民党議員の議席に対する補欠選挙だ。この議員は法務副大臣だったのだから恐れ入る。この議員の前に東京15区から選出された議員も自民党所属議員だったのだが、彼はIR(カジノリゾート)をめぐる汚職事件で実刑判決がでている。自民党が強い地域であるのだが、不祥事が続くこと、また自民党をめぐる裏金問題や政治資金の不透明さなどから自民党には逆風が吹いており、候補者をたてられていない。今回の補欠選挙では与党自民党が候補者をたてたのは、島根1区だけである。長崎3区も東京15区も独自候補擁立を見送った。不戦敗で2敗は確定なのだが、与党なのにそんな方針があるのかと驚く。

さて、東京15区だが9人の候補者が立候補している。無所属やあまりなじみがない新興の政党からの立候補もあり、有権者にとって選択肢が多い選挙になった。実刑判決がでているはずの人も無実だと主張して立候補している。実刑判決がでたら公民権停止なのかと思っていたら、判決確定するまでは選挙にもでられるらしい。選挙の不思議。

選挙の時に野党は統一候補で戦えという声をよく聞くが、個人的には政党が有権者の想いを無視して勝手に決めた人を与野党対立候補としてだしてきて野党統一候補だから応援しろということには違和感がある。野党が分裂すると弱くなるから野党統一といわれてもどうなんだと思う。
その点、今回はバラエティに富んだ候補者がでていて有権者に選択肢があることはよかったと思う。

公開討論会や街頭演説、SNSでの各陣営の応援合戦などこれが天下分け目の戦いのようだ。残念なのは、選挙のことがあまりメディアで報道されないこと。メディアは投票率が低い低いというなら、普段から選挙関連の報道を行うべきであろう。

明日の選挙結果が楽しみである。

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