熱海の花火大会、再開します!
緊急事態宣言もあけ、観光の街・熱海も動き始めています。
食事処やスナックも次々に再開。
観光客の姿も増えてきました。
そしていよいよお待ちかね熱海名物? 花火大会も始まっています。
昭和27年から始まった熱海の花火大会!
「熱海」と聞くと、海、旅館、最近はやりのスィーツ、そして花火大会などが思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。
熱海=花火は多くの人に認知されていて、すっかり熱海の名物となっています。
第一回目の花火大会は5万5千人もの観光客が押し寄せた
さて少しだけ熱海の花火の歴史にふれておきたいと思います。
熱海の花火大会は1952年(昭和27年)8月2日に第一回が開催されました。
当日は打ち上げ時間は午後1時から午後9時30分まで。
それと同時に、花火コンクールも開催されていて、打ち上げ時間は午後3時から午後10時までだったそうです。
昼間から花火をあげていたのはかわかりませんが、当時は大スターマインや、大ナイヤガラ瀑布などが豪華に打ちあげられたそうです。
この花火大会にかかった費用は約100万円。
一方で見学客は約5万5千人。そして宿泊客は約5千人。
この花火を見に、多くの人が熱海を訪れました。
そして旅館はもちろん、街の氷屋・喫茶店・土産物屋などは大繁盛。
もとでは十二分に回収でき、熱海の街は潤ったようです。
以前は旅館の経営者が花火をあげてお客さんを呼んでいた
しかしそれ以前にも、個人で花火をあげていた人がいるようで、昭和8年から3年間、旅館「青木館」の経営者・青木力松は夏場の30日間、埋め立て海岸で花火をあげてお客さんを呼んでいたそうです。
熱海の花火は迫力が違います
熱海は花火をあげるのに適した場所と、花火業者さんも絶賛しています。
すり鉢状の地形から生まれたド迫力の音
その理由のひとつが、海と山が近い熱海の地形にあります。
熱海湾は3面を山に囲まれたすり鉢状になっていて、海で花火をあげると、周囲の山に音が反響し、迫力のあるズシっと響く重低音の響きを返してくれるのです。
特に海岸で花火を見ていると、体感できます。
花火の光りから遅れること0.数秒。
低い「ドーン」と言う音とともに、地響きに似た揺れが体を貫通する感じは、怖ささえ感じます。
フィナーレの「大空中ナイアガラ」だけでも見る価値あり
また打ち上げ会場は広い海なので、夜空に打ち上げる花火だけでなく、水上花火が楽しめるも熱海の花火の特色です。
エンディングは「大空中ナイアガラ」。
これは、もうこれでもかと言うぐらい連発してあがる花火。その中に現れるナイアガラの滝。一瞬、「昼間?」と言うぐらい明るくなるフィナーレ。
これを見るためにだけ熱海の花火大会に来ても損はないと思います。
秋から冬にかけて11回も開催される花火大会
熱海は今年予定されていた花火大会が延期されました。そのため10月30日から2022年1月までの間に、なんと11回も花火大会の開催が予定されています。
しかも嬉しいことに、開催する曜日がほとんど土日なので関東近郊からも行きやすいです。
寒いけれど、冬の花火は夏とは一味違うキレイさが
ただしこれから冬に向けて、寒さも厳しくなります。
かつては「常春」と呼ばれた熱海ですが、冬はそれなりに寒いです。
そしておすすめの鑑賞場所は、サンビーチ海水浴場から熱海港までの海岸線一帯です。
この地帯は海のすぐそばなので、街よりもいっそう冷えます。
防寒対策だけは、しっかりしてください。
寒いのはマイナスですが、冬の花火は空が澄んでいるので、夏よりもクリアに見えてキレイです。
【熱海海上花火大会開催日】(予定)
秋 10/30(土)・11/7(日)・11/20(土)・11/21(日)・11/27(土)
冬 12/5(日)・12/12(日)・12/18(土)・12/25(土)
2022年 1/9(日)・1/15(土)
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