泣けなかった…
今日もランニングをして風景を楽しんでいたが、ランニングの宿命である途中から息切れ、両足に乳酸が溜まってくる症状が襲ってくる
なんなら花粉と黄砂のクアドラプル
しんどくなってくると悪魔が「なんでランニングしてるんだ？」とささやいてくる
「ランニングが趣味です」って言いきれるほど速くもないし、楽しいっていう気持ちも湧かない、なんなら走り終わったあとは汗だくでゼエゼエ息は切れてるししばらく動けない、趣味でもないくせに登山やスノーボードより回数をこなしている
登山は景色を楽しみ、山頂に着いた達成感、山でうまいコーヒーを飲む、だから楽しい
スノーボードはパウダースノーに突っ込み浮遊感を味わう、ターンでパウダーをぶちまける、ピステンバーンを優雅に滑る、ゲレンデの地形を滑ることで楽しむ、だから楽しい
読書は想像を遥かに超えてくるストーリー展開、感情を揺さ振られる、知識が身に付く、だから楽しい
じゃあランニングは・・・楽しいと思ったことはないけど何となく部活のように走っている、汗だく、息切れ、筋肉痛、文字だけ見たら苦行でしかない
なんで走ってるんだ？よくわからん・・・でも、たぶん明日も酷い思いして走ることになるんだろうな
で、タイトルの『泣けなかった』ですけど
40のおっさんが恋愛ものが気になって買っちゃったんです
『すべての恋が終わるとしても』
気になって気になって気になりすぎて、あげく帯の３０秒で泣けるって言葉にやられて買っちゃったんです
読んでみて切なかったり、ときめいたりと１４０文字という制限の中でこんなにも想像を掻き立てられる素敵な話ばかり
ホント良かったよ
で、３０秒で泣けたか？って言われると・・・
すいません、泣けませんでした
短編の『虹の宝物』もすごい切ない素敵なストーリーだったんですけど泣けなかった
以前、喜多川泰先生の『君と会えたから・・・』を読んだからだと思う
『君と会えたから・・・』は夜中に読んで鼻水ダラダラ、涙はボロボロ出てくるし、人がいるところで読まなくてよかったと思えるくらい泣いた
そのうえ知識まで身に付けられる
たぶん、『君と会えたから・・・』を読んでなかったら『虹の宝物』は間違いなく泣いてたと思う
本の出会いもタイミングなんだよね・・・
もし良かったら読み比べてみてください
両方とも素敵な書籍です
４０のおっさんにも涙は出たのよ
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