見出し画像

言葉の表現に現れる4つの深層心理 1/2

こんにちは!コミュニティ型コーチングスクール:CAM Japanディレクターのもときです。今日は、CAMの代表であるChadさんのブログを土台として、人の言葉の表現に現れる人の本心について、書いていきたいと思います。

みなさんも、やらなきゃと思っていてもいまいちモチベーションが上がらなかったり、いろいろ決めて最善のプランを練ったのに最後までやりきれないことはありませんか?

僕は、小さい頃から夏休みに入ると最初の数日で夏休みの宿題の予定表を30分刻みで綺麗にととのえ、教科ごとに違う色鉛筆で塗り潰し、線を決してはみ出さない完璧な予定表をつくります!そして予定表を作って満足し、数日も予定通りに続かず、結局夏休み最後の3日に徹夜して終わらせてました!

みなさんも、僕ほどじゃなくても多かれ少なかれ似たような経験があると思います。その一つの理由は、自分が頭で捉えている認識と自分の本心が違っているからです。僕の場合ですと、良い夏休みを過ごすために予定を整えリズムよく宿題をこなしていく目的のために予定表を作っていたけれど、本心は、ただ綺麗な予定表を作ることが楽しいだけでそれを実行することはさほど重要じゃないと思っていました。

人が目標を持ち前進したいと思う時や、自分自身の軸を見いだし体現する生き方をしたいと思う時、自分に対しても、コーチングなどの人との対話の中でも自分の認識と本心(心の願い)のずれを判別する力がとても大切になってきます。そのずれを読み取る能力は、対話にとって重要であり、ふたつの異なったものを判別する能力です。マーク・トゥエインはこのように表現しました。

正しい言葉とほぼ正しい言葉の違いは、雷と光に群がる虫の違いのようだ。- マーク・トゥエイン
The difference between the right word and the almost right word is the difference between lightning and a lightning bug. - Mark Twain

正しいこととほぼ正しいことは似て非なるもので、それを見分ける「判別ポイント」は、4つあります。

画像1

一つ目の判別ポイントは、代名詞です。自分や人をどのような代名詞を使って表現しているかは、その人の心の思いを表します。Chadはこのような体験談を用いて話してくれました。

私は、クライアントの代名詞の使い方、特に複数形の代名詞に特に注意します。大きなNPO団体のリーダーとしても働いている、ある教会の牧師のコーチングをした時のことです。開始5分で、彼が教会をさすときは「わたしたち」と言い、NPOをさすときは「彼ら」と言うことに引っかかりました。後に、私の観察を彼に伝え、その表現の違いにどのような意味があるか聞いてみました。すると、彼はすぐに、NPO団体に対してオーナーシップ(自分ごととする意識)を持っていなかったことに気づきました。彼は、リーダーとしての役割が自分にフィットしていないと感じていることを告白し、数ヶ月後には退任しました。

画像2

二つ目の判別ポイントは、検討と決断です。人がゴールに向かって前進しようと奮闘する際にぶつかる壁は、前進するための方向性を見出せないことではなく、デザインした行動の実行意思を見誤ることです。特に、目標に向かって最善の選択を導き出した時です。最善の選択を知っていることは、決断とは違い、本当に行動に移すことができるものかを深く考えるプロセスや、自分の一時的なやる気(感情の昂り)ではなく、客観的にみて行動を100%実行することができると思うかを吟味する必要になります。コーチングの対話の場合でも、クライアントが、行動を検討している段階にあるのか、100%遂行する決断をした段階にあるのかを判別する必要があります。検討中のクライアントは、多くの場合「〇〇をするといい気がする」や「本当に〇〇をする必要がある」などの言葉を使い、決断をしたクライアントは、「〇〇をやります」と言います。どれだけ、熟考して、自分と向き合って、気づきを得て、最善の選択へとたどりついても、検討と決断の違いを見誤ると、無駄ではないけれどもったいなさすぎるので、気をつけましょう!小さい頃の僕のように。。。

続く・・・

全部ひとつのnoteにまとめると長くなってしまうので、前半戦はここまでにしたいと思います!

ここでのストーリーが、少しでも、自身や人々の認識と本心(心の願い)のずれを判別する力に繋がり、みなさんの持つ目標に向かって前進していける支援になればいいなと思っています!

それでは、また後半戦でお会いしましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?