ネガティブな気持ちを「正直に」書くには?
ネガティブなことを書こうとするときに、
いつも思いだす文章がある。
レンタルなんもしない人こともりもとさんのブログの、『正直は難しい』と題された記事の1節だ。
これを読んだとき「あぁ自分これだったんだ」とすごく腑におちた。
わたしの場合、ネガティブなことをネットで表現しようとするとき、正直と露悪(じぶんの欠点や見にくい点をわざとさらけだすこと)がごっちゃになりがちな気がする。
たとえば
「こどもの学校行事、実は気が重い」
ということを書きたいとき、つい
「子どもの行事、ダルくない?」
とつっぱった言い方をしたくなってしまう。
「さらけだしてる正直な自分」に共感してほしいのに、残念ながらそうなることはあまりない。
ことばが強いので引きはあるけど、自分の考えていることをせいいっぱい伝えようとする真摯さ、正直さとはかけ離れてしまっている。
読者にもそういう浅はかさが伝わるのだろう。
もっとことばを尽くして丁寧にかたれば、「いつもとちがう子どもたちの表情が見れるのは好き」「子どもの歌声は泣ける」とか思ってるのに、
「時間を拘束される」「やること一緒でちょっと飽きた…」とかみんながあまり言わないことの方が注目されそうで、そちらを強調してしまう。
けどこれから目指したいのは、そこじゃない気がする。わかりやすいものも好きなんだけど、なんとなく心の奥のほうで警鐘がなるときがある。
で、なにが言いたいの?みたいなことになってしまうかもしれないけど、変に悪ぶらず、ギリギリまでねばって、1ミリでも正確に。自分のこころを描写したい。
そこに共感してもらえたら、
やっぱりすごく嬉しいと思うから。
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