【書評】おいしい仕事術 SHIORI著
出版コンサルタント土井英司さんが運営されている書籍紹介メルマガ「ビジネスブックマラソン」。こちらで料理家のSHIORIさんの書籍が紹介されていました。
最初、土井さんのメルマガと料理家SHIORIさんが結びつかなかったのですが、今回は料理本ではなく、ビジネス書ということで納得。
そして、土井さんがプロデュースされたこんまりさんの『人生がときめく片づけの魔法』の大ヒットも、SHIORIさんの成功に一部、ヒントを得ているとのこと。
と大絶賛です。
これはご本人にお知らせせねばと連絡したところ、逆にサイン入りの献本を頂いてしまいました。
SHIORIさんと言えば22歳の時に発売した「作ってあげたい彼ごはん」が大ヒット。シリーズ累計4百万部突破というシンデレラストーリーの持ち主。
当時は芸能事務所に所属し、タレントとしても大活躍。
ここだけ聞くと苦労知らずの成功者と思ってしまいそうですが、さにあらず。本書の中でも、22歳でレシピ本を出版すると決意して直前の2年間は、友達と遊ぶ時間も惜しんで料理の習得に全集中したことが語られています。
こちらの記述にもひたむきに努力を重ねるSHIORIさんの本質が見て取れます。
オンラインレッスンで最も要望の多かったハヤシライスは、紹介するまでなんと1年半も準備したとのこと。シチュー、グラタン、蟹クリームコロッケというソースの基本となるレッスンを先に組み込み足慣らし。
こちらの「長生きカルボナーラ」も母親としての自分の悩み・不満が活かされた事例。
そんなSHIORIさんの実践を通じて磨き上げられた集客の必勝法は説得力があります。
本書には、
ビジネスパートナーに求める要素5選
オンライン料理教室のクレド10点
運営スタッフ向けのクレド10点
等、実践的なノウハウも掲載されています。
等、いくつか抜粋して紹介させて頂きました。
単にレシピが知りたいなら、無料で手に入るCookpadや短尺料理動画で十分。月額2,970円のオンライン料理教室に求める価値は、SHIORIさんの料理に込めた想いであったり、生き様であったり。これらの価値に共感する仲間達のコミュニティに所属する料金なのだと思います。
もちろん、こちらの記事に書かれている「わたしが長年大切にしている料理教室では、全工程を流れで見てもらい、ひとつひとつの作業の意味を説明する。レシピ本や差し替えだらけの料理番組ではカバーしきれない細かなあれこれが知れて、レシピの行間を読み解く力に繋がる」という実用的な価値もあります。
と夢中で読み進めていたら、いきなり私の同僚が登場してびっくり。しかも、SHIORIさんのコミュニケーション力を開花させた師匠として。
本質的で核心をついたことはズバズバ言う「ゆり姉」は、敵も作りやすいのですが、SHIORIさんには「吉」と出た様です。
当時、メディアに引っ張りだこの著名な料理家さんに、こんなド直球を投げ込んでいたとは(笑)。(←そもそも、ゆり姉にSHIORIさんを紹介したのは私なので、もしSHIORIさんが機嫌を損ねたりしたら連帯責任になっていたところ💦)。
「ゆり姉」をもっと知りたい方の為にご紹介まで。
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