
プロ経営者(CxO)という選択肢
プレジデント社の「日本ではプロ経営者が不足している」という記事が興味深かったので紹介させて頂きます。
欧米では比較的浸透している「プロ経営者」。高い年俸でスカウトされ、CEOや役員を任されるというもの。日本では長らく「創業社長」or「たたき上げ社長」の二択でした。
日本でもようやくプロ経営者が普及しつつあるとのことです。
確かに日本の大企業の役員ポストは限られており、実際にそのポジションを獲得するには実力だけではなく、そのタイミングで求められる要件、もっとストレートに言うと「権力者に気に入られている」ことが必須というのが現実の世界。
そこで選ばれなかった実力のある幹部が、その企業に留まり腐ってしまうというのでは、本人にとっても、社会にとっても大きな損失。
「プロ経営者」という新しい潮流が、その解決策になるのではと期待します。中でも外資系の投資ファンドが買収した企業の価値を高める、オーナー系中小企業の事業継承等のニーズが髙いとのこと。
「プロ経営者」という新しい切り口で、日本全体で見た際の人財の最適化が進むと良いですね。
一方、日本の会社は独自カルチャーが色濃く、実力者とは言え、単独で乗り込んで、カルチャーを変え、実績に繋げるというのはかなりハードルが髙いのではと個人的には感じています。
例えば、3~4名程度の幹部をワンセットで派遣し、2~3年で改革を実施し成果に繋げるという「プロ経営者パッケージ」サービスがあったら面白いのではと思いました。
新卒で入社した会社に勤めあげるという単線型キャリアから、プロ経営者、スタートアップ、フリーランス、複業/パラレルキャリア、DAOワーク等、まさに働き方戦国時代。
昨日は、フリーランスを組織化して分散型に運営するという取り組みを15年前、DAOという概念が存在しない頃から実践されているナラティブベース代表の江頭さんと様々な意見交換をさせて頂き、貴重な示唆を頂きました。
また、意欲的な仲間と新しいチャレンジをするスタートアップという選択肢。特にストックオプションを上手に活用すれば、金銭的にも魅力的。現在、読書中のこちらの書籍から刺激を受けています。
複業/パラレルキャリアについては、以前、こちらのnote記事にまとめたので、併せてご紹介させて頂きます。
いいなと思ったら応援しよう!
