クリエイティブな未来に繋がる!神山町のデジタルスキルとテクノロジー
こんにちは! コーダー道場神山の本橋です。
突然ですが、僕が住んでいる徳島県神山町には一年を通して沢山の方が視察に来てくれています。人口5000人弱の神山町は2012年あたりからサテライトオフィスの誘致で注目され始めました。
いまでは17社のサテライトオフィスが徳島県全体に開設されていて、こんな田舎町のどこにそんな魅力があるのかと国内外を問わずとても多くの視察ツアーが組まれて毎日賑やかにしています。
そんな視察ツアー受け入れプログラムの末席に僕もお声がけいただきました。前任が「プラットイーズ」「えんがわオフィス」の隅田さんで、引き継ぎのご指名を頂いたとあらばやってみようじゃありませんか。僕自身としてはコーダー道場神山の活動を軸に、その他の神山町内の様々な活動について紹介する『サテライトレクチャー』を担当させていただきます。
視察ツアーの申込はこちらのページからどうぞ。本橋だけではなく、神山町内の多様なプレイヤーからご指名いただくことができます。
この視察を受け入れているのは地元のおっちゃんおばちゃんらで組織された特定非営利活動法人グリーンバレーです。おっちゃんらが若かりし頃の30年以上も前にグリーンバレーは神山で活動を始めました。
3月20日の春分の日、そんな神山町を訪れた視察ツアーの方々に向けて神山町について僕からお話させていただく初の機会がありました。対象は韓国からいらした視察ツアーの御一行さまです。
(このときの韓国語資料の作り方については別のnoteに書きました。)
僕も気がつけば神山で暮らし初めて10年ほどが経っています。その間に神山町では僕が直接見知っているだけでも10や20では効かない多くの活動が生まれました。そんな神山の活動について、90分ほどお話させていただいています。
このnoteではその中で取り上げた話題をまとめておきたいと思います。
セクション1: レクチャー紹介と自己紹介
僕は1977年生まれの埼玉県出身です。20年ほど前に徳島に来てから、現在は妻と子どもたちと一緒に徳島県の神山町に住んでいます。仕事はプログラマーとデジタル工作クリエイターをしています。
埼玉出身の僕にとって、神山町を含めた徳島県の魅力はたまらないものがありました。豊かな自然環境、歴史、そして阿波踊りを筆頭とした地元の文化。とりわけ阿波おどりが楽しくて、徳島に来てからというものずっと参加し続けています。昨年からは長男が一緒に踊ってくれるようになりました。
他にも徳島では「海」が身近だという点で埼玉出身の僕としては幸せポイントがジャブジャブ発行されています。魚の美味しさ、豊富さ、生メカブ。いまだに正気を失いがちです。
神山町では1999年に始まったアーティスト・イン・レジデンスを皮切りに、移住者と地域の方々が一体となった活動が数多くスタートしています。
セッション1では、そういった神山町で立ち上がってきた活動の中からダイジェストで10件を紹介しました。追いかけきれていないこともあり、話題に出せない活動もとてもたくさんあります。
詳しくはぜひ神山に遊びに来てもらって、時間をかけてかかわりながら知っていっていただけたらと思います。
セクション2: テクノロジーで遊ぶ未来
2つ目のセッションでは神山メイカースペース(KMS)とコーダー道場神山を軸に、テクノロジーで遊ぶという視点の活動を紹介しました。デジタル教育とか、プログラミング教育とか、そういった教育的な視点です。
どちらの活動も対象は子供だけではなく、大人も対象としています。
2015年、KMSが立ち上がります。KMSはデジタルファブリケーションの機材を使って、地元の人々と一緒にものづくりを楽しむことを目指しています。神山に2校ある小学校でも、レーザーカッター、3Dプリンター、ドローンを使った教育プログラムを提供しています。
2018年にはCoderDojo神山(コーダー道場神山)という子ども向けのプログラミングクラブを始めました。パソコンで遊ぶことを通してコンピューターリテラシーの向上を目指しつつ、あらゆるデジタル遊びを体験できる場を作っています。
レーザーカッター、3Dプリンタ、ドローンもここでは1つのおもちゃです。
このセクションは僕が話したい、ぜひ聞いて欲しい神山の活動を盛り込みました。90分どころか2時間でも3時間でも話したいことがありますが、ぎゅっと30分に詰め込んでいます。
セクション3: リモートワークとデジタル技術
僕らの世代(1970年代生まれ)は働き始めた頃にはすでにインターネットが当たり前に存在していました。もちろんIT業界という事情もありますが、社会人になってからというもの常にリモートワークが可能な世界で働いてきました。
そんなリモートワークで必須の『ビデオ会議』ひとつとっても、みんな音質や画質については半ば諦めながら使ってはいないでしょうか。ちょっとした工夫でポテンシャルを十分に発揮できるようになります。
チャットやメールの使い方を見ても、ITの世界にいながらも「こんなにも使いこなしが難しいのか」と痛感する日々です。
加えて、コンピューター技術は日進月歩で進化することをやめません。これから登場してくる将来の技術にも適応していく必要があります。
そこに登場した福音が「生成AI」です。生成AIは我々人間とコンピューターの間に入って通訳をしてくれる存在として登場しました。
これまで使いこなしがとても難しかったデジタルガジェットも、今後はAIを活用してガンガン使いこなすことができます。まさにテクノロジーの時代です!
別の言い方をすると、あらゆるテクノロジーの使いこなしを個人が求められてしまう時代になってしまいました。
これからの時代、デジタルテクノロジーを怖がらずに前のめりになって楽しんでいきましょう。そんな締めの言葉でリモートワークとデジタルリテラシーの重要性についてのお話しはおしまいです。
ここまで、質疑応答含めて90分ほどお話をさせていただきました。
もっと詳しく聞きたい!というかたはぜひ神山町までお越しください。みなさまのお越しを資料をアップデートしながらお待ちしています。
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