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エジプトをテーマに描いたカレンダー2020

大学時代にバックパックでインドをはじめ、様々な国に行って世界の広さを実感しました。ネットがあればなんでもすぐに見れてしまうのだけど、やっぱり現地に行って五感で感じるということが本当に大事だとつくづく思います。社会人になって暫くはそんな余裕がなくなってしまったけど、ここ数年ようやくまた興味のある国に行くことができるようになりました。

2018年、エジプトがテーマのテレビ番組のデザインをしたのをきっかけに、ちょうどイスラム国あたりのことが落ち着いてきたのもあって「いつか」と思っていたものが「今行こう」に変わりました。(思えばコロナのこともそうだけど「いつか」なんて本当にどうなるかわからないから出来ることは早めにやっておいたほうがいいね。)そして、エジプトへ行った翌年2019年に、現地で見たものや触れたものをテーマに絵を描いて今年のカレンダー2020を作りました。

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エジプトに限らずだけど、最近は宗教的なモチーフにとても魅力を感じていて、要素としてたくさん出てくるのだけど僕は敢えてフラットに描いています。そこに纏わる神話や歴史はとても面白く興味深いのだけれど、僕の絵の中においてはもっと単純に「かわいい」とか「かっこいい」とかそういう捉え方で良いと思っています。本当に興味が出たら色々とその背景も調べてみてください!

前置きが長くなったけど今回はそんなエジプトがテーマのイラストを紹介します。


「あたらしいどよめき」
1枚目は1、2月の絵なので赤と金を使いました。たくさん描かれている壺はミイラ作りのときに臓器を保存していた壺です。と、いうと怖いからかわいく描いてます。そういうギャップを悪魔的なかわいさ?と捉えて紫の男の子を描きました。

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「おだやかなかおり」

2枚目は3、4月の絵なので春っぽくパステルカラーの絵にしました。古代エジプトの象形文字や壁画にもたくさんの動物や文様が描かれていてとても魅力的でした。1枚目の男の子に対しての女の子で、以後も交互に描いています。

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「ゆめとまどろみ」

3枚目です。日中のエジプト、砂漠は本当に暑くて歩きづらくて、色々な神殿や遺跡、お墓などを見てまわるのもとても大変でした。が、それも行ってこそのいい思い出だね、という絵です。右端、緑色のは最も見たかったツタンカーメンのお墓の入り口にある看板です。

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「よあけのゆらぎ」
4枚目です。エジプトといえば砂ばかりというイメージだけど実際行ってみるとナイル川沿いなんかは緑も多く気持ちよかったです。日中あんなに暑いのに夜はとても寒くてそれも印象的でした。

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「まいごのゆうやけ」

5枚目です。秋っぽい配色です。やはりピラミッドやスフィンクスは見ておきたい!ということでピラミッドは内部まで見学してきました。ピラミッドパワーというのか確かに少し神秘的な雰囲気が漂っていました。多分。

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「ひらけたせかい」
6枚目です。クリスマスを意識した配色ですね。エジプトではたくさんの美術館や博物館にも行くことができて芸術や文化に触れたくさんの刺激を受けました。その中で今まで描いてこなかった雰囲気として「かっこいい女性」を描きたかったというのもあります。

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というわけで、エジプトをテーマにしたカレンダー2020のイラストでした!

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