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なぜ私が薬剤師を辞めたのか




自己紹介

はじめまして。元薬剤師と申します。
簡単に自己紹介させてください。

私は数年間、薬剤師として従事した後、全く別の業界でひっそりと事業を営む男性です。
大学卒業、国家資格取得までは何ら問題なく通過しました。
新卒で入った、調剤薬局は数ヶ月で辞めてしまい複数回に渡る転職を経験しました。
薬剤師としては、決して誇らしい経歴では無いと存じております。しかし、複数回に渡る転職で得られた知見も数多くあり、薬剤師という資格には多少なりとも感謝しています。

辞めた理由 その1

一つ目の理由は
「飽きてしまった」
6年間という年月をかけて勉強したため、薬学の分野に飽きてしまったことがひとつの理由です。あまりに単純で恥ずかしさすら覚えます。
同業の方々であれば共感していただけると思いますが、普通の大学生とは比にならないくらい勉強に時間を注ぎます。大学生という若さが故に、乗り越えることができたのだと思います。同じ分野に6年という時間を割くには、相当の熱量が必要です。国家試験という鬼門を超え、薬学への興味が薄れてしまったことが一つ目の理由です。

辞めた理由 その2

二つ目の理由は
「尊敬できなかった」
これは私が運が悪かったのかもしれません。
就職をすると同僚や上司ができます。当たり前です。
仕事に関する知識や、業務の流れなどは一から十まで丁寧に教えて頂きました。私も見習わなければならないとも感じました。
しかし、多くの上司や先輩方と接しても、イマイチ尊敬できませんでした。
これは、薬剤師という資格に変なプライドがあるのだと私は考えました。6年も勉強して取得した資格だから良いだろう、このように考える方もいると思います。プライドはあって当然です。しかし、それを他人に感じ取られてしまっては、二流です。プライドが高くて印象が良いことは少ないと思います。
そんなこともありずっと居心地が悪かったことが二つ目の理由です。

辞めた理由 その3

三つ目の理由は
「想像よりも過酷」
これも薬局毎に異なるため、私が運が悪かったのでしょう。
調剤薬局は、見た目とは裏腹にとてつもない残業があります。同業の方なら理由はわかると思います。通勤時間もそれなりにあったため、寝るために帰るだけの日々を繰り返していました。ひ弱と言われればその通りですが、人生の時間には限りがあります。

辞めた理由 その4

四つ目の理由は
「なんとかなりそう」
同業の方が見たら怒っても仕方ありません。
私の家系には、医師や看護師など多くの医療従事者がいます。勿論、薬剤師も複数います。ブランクがある40代、還暦近い親戚ですら職には困っていません。
楽観的ではありますが、私にとって、これが最大の理由なのかもしれません。

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。何故、私が急にこのようなnoteを執筆し出したのか。
最初に示したとおり、私は医療業界で転職を繰り返し、全く別の業界に身をおいています。様々な職場を経験する中で薬剤師の方々は、いつしか6年という勉強に費やした時間を十字架にしている気がしました。薬剤師という職種でも色々な働き方があります。一般的な社会人より多くの山を乗り越えてきていると思います。それだけ勤勉で優秀な方々が多い業界であるとも私は考えます。

捻くれた元薬剤師の薬剤師業界に対する見解でした。
少しずつnoteも更新していこうと思います。
最後までありがとうございました。

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