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「それ見たことか」じゃなく「また一緒に考えよう」

大学に入り、生きづらさを感じていた私は、月に一度無料のカウンセリングサービスに通っていました。

私にとってはそのカウンセラーの女性が合っていて、どちらかというとカウンセラーにしては厳しめに接してくる感じだったのですが、腫れ物扱いでなく本音で話すところは話してくれる感じが私は好きでした。

そのカウンセラーの方が言ってくださった言葉で、はっとしたことがありました。

それは、私があることに挑戦しようかやめようか、もしかしたら出来ないかもしれない、どうしよう、どうしようと考えてぐるぐるぐるぐるずっと同じ話をしていたとき。

(はじめから完璧にやらないといけないと思い込んでいると、なにもしてない段階からできるかできないかという答えの出ない問題でぐるぐるするようになる)

とりあえずやってみてさ、しんどくなったらまたおいでよ。一緒にまた考えよう。

と言ってくださったのです。母親からいつもちゃんとできるか心配され、無数のアドバイスをされ、うまくいかないと「だからこう言ったのに」と言われてきたので、その言葉を言われたときあまりにも安心して、こうやって人の話って聞いてあげたらいいんだ...!と感激しました。というのも、私も友達の話を聞くときにアドバイスをしがちだったのです。

この一言のおかげで、あ、人って気持ちを受け止めてもらえたら、くじけても話を聞いてくれる人がいたら頑張れるんだ。正しいアドバイスとか、要らないんだ。というとても大事なことに気づくことができました。

もし自分に子どもが出来たなら、失敗してもいいから小さい頃からたくさん挑戦させてあげたい。たくさんのものに触れて自分が何をどう感じるのかを知って、やりたいことをやってほしい。ダメだったら、一緒に次の一手を考えよう、失敗してもそばにいるよっていうメッセージを送り続けたい。

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