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ビジネス知識のない大学生による企業分析①:星野リゾート(1)

こんにちは
今日は学びの記録の第一弾として、星野リゾートの企業分析を行っていきます。

なんでホテルというかというと、noteを書くきっかけになったバイト先の方がホテルの分析を行っているので、一緒にやってみよう!ってことです。

僕はホテルについて全く知識がないどころか、旅行するときも適当に調べて「へえ~、こんなホテルあるんだ、うーん、もっと安いところないかな~」なんて感じで、割と価格と直感で決めていたので、このホテル分析は初めてのことばかりです。

なぜ「星野リゾート」かというと、たまたま例の先輩と話していて「星野リゾート」の話が出てきたときに、僕が「星野リゾート」のことを知らなくて、そのことにすごく驚かれてしまったっていう...(笑)
まずは有名なブランドを知ろうよ!ってことで「星野リゾート」にぬるっと決まりました。

てことで星野リゾートの分析と行きましょう。と言ってもいきなり要点をまとめて説明なんてできないです...この投稿は第一弾として、また星野リゾートについては上げます!(笑)

今回の投稿を書くにあたっては以下のnoteをものすごく参考にさせていただきました!!


星野リゾートの概要

会社名:株式会社星野リゾート
資本金:1000万 
事業内容:リゾートホテル事業
従業員数:580 グループ正社員:2472名(財務情報はない)
親会社:リゾートホールディングス 
子会社:ホラインズホテルズ アセットマネジメント(資産運用会社)
本所在地:長野県北佐久郡軽井沢大字長倉2148
創業:1904年 設立:1951年
その他:喫煙者は禁煙を約束しないと採用しない

星野リゾートの歴史

1904:軽井沢開発
1914:星野温泉旅館改行
1929:水力発電所開業
1951:株式会社星野温泉を設立
1974:国設軽井沢野鳥の森と指定(国内初)
1992:運営会社を目指すという現在の形態にシフト
1995:株式会社星野リゾートに社名変更
2010:マスターブランド戦略を開始

もともとは結構老舗のホテルなんですね

マスターブランド戦略とは
「星野リゾート」をマスターブランドとして
その下にターゲットとする客層ごとに

・非日常感を重視した「星野や」
・高級さを重視した「星野リゾート 界」
・ファミリー層をターゲットにした「星野リゾート リゾナーレ」

とそれぞれに向けた下層のブランドを作ったということです。

あと気になるのは、1992年の「運営会社を目指す」というところですね。
どういうことなんでしょうか、これについては次の運用方式で説明します。

星野リゾートの運用方式

先ほどの「運営会社を目指す」とはどういうことでしょうか

端的にいうと、
星野リゾートは基本的には不動産を持っていないのです

星野リゾートは1992年から自らホテルの施設を所有するのではなく、
不動産を所有している投資家さんから土地を借りて、その施設にスタッフを送り込んで運営のみを行っています。(投資家さんからは運営費用をもらい、星野リゾートからは配当という形で、基本のお金と売り上げの一部が支払われています)

これによって星野リゾートは、戦略として
運営サービスの提供」に特化することができるのです。

この転換以後、売り上げは順調に成長してきました。この運営サービスに特化した戦略は以下のSWOT分析の強みにも大きくつながっています。

SWOT分析

いよいよSWOT分析に入ります。
SWOT分析自体初めて行うことなのですが、経験がない分ある意味純粋な目線で行うことができるかなと思っています。

なぜSWOT分析かというと、これがマーケティングを理解するうえで最も単純化されていてわかりやすいからです。
(企業分析についてはまた勉強してnoteでまとめましょう。)

強み

まずはお客さんの満足度を意識したそのサービスです。星野リゾートは「顧客満足度調査」を創業以来続けており、いつでもお客さんのニーズに合わせたサービスを提供できるよう、ずっとスタッフの意識改革を行ってきました。そういった地道な努力を続けているために、サービスのレベルがものすごく高くなっています。

また、その充実したサービスによって、時間をかけてブランドを構築してきたために、地盤のしっかりしたブランド力があります。
星野リゾートの広報チームは、全施設の広報機能を包括することで、星野リゾート全体のブランドイメージを構築しています。さらに星野リゾートはマスコミとの強固な関係を築いているため、ブランドイメージの確実な浸透が可能です。

これらは星野リゾートが運営に特化しているために可能なのでしょう。


弱み

まずは、40,50代の顧客が多いのに対し、20代の顧客が少ないです。
長年構築してきた充実なサービスによるブランド力が強みですが、同時にそれは高級なイメージを作り上げ、若年層の取り込みには苦悩しています。これから体力が衰え旅行から遠ざかっていく40・50代に対し、20代はむしろこれから購買力が高くなるため、20代の客層を取り込んでいく必要があります。

またSNSでの広報活動があまり活発でないことも挙げられます。これが若年層の認知度が低いことにつながっています。

機会

旅行業界は現在、インバウンド効果で観光客は増加し、マーケットは活発化しています(コロナ禍を除く)。
さらに、SNSの利用者が特に若年層の間でどんどんと増えており、インターネットの広告の幅が広がっています。
また今後は、コロナ不況からの経済全体の回復によって、宿泊産業の市場も回復していくでしょう。
そして、旅行客の間で、体験やスタイル、共感を重視した新たな形態の旅行が流行し、旅行のスタイルが多様化しています。

脅威

インバウンドが増えたということは、同時に外国人に特化した競合の出現が危惧されます。
同様にSNS広報を重視した競合の登場も考えられるでしょう。
また、最近はAirbnbなど民泊といった新たな形態が出現していて、顧客がそちらに移動することも考えられます。
さらに外資系宿泊企業の参入も進んでいて、ますます市場の競争が激しくなることがうかがえます。

以上がSWOT分析になります。

「これからクロス分析、、」と行きたいのですが、少し長くなってしまったので続きは次回としましょう。

感想のようなもの

ホテル業界にあまり興味はなかったのですが、こうして分析してみると、ホテル業界にも内部や外部の様々な面で多様化が進んでいて、非常に面白いなと思いました。
僕も最近は旅行といってもホテルに泊まるのではなく、Airbnbのような民泊を利用することが増えました。新たなスタイルが生まれるということは、その分だけ成長が見込める業界ということですね。

ここまで読んでくださってありがとうございました。今後も人生における様々な学びを表現していきたいです。よかったらフォローお願いします!


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