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"Clubhouse"という次なるSNS

2021年1月24日の午後11時ごろ、私が一方的にフォローしているデザイン界隈の方々の中で、「Clubhouse」という単語が飛び交っていました。
それは、次なるSNSの形、Twitterの音声版のような説明がなされれており、かねてから音声メディアはくるだろうな、、と思っていたので非常に私も興味が湧いたので、自分なりに記録しようと思います。

Clubhouseとは?🏠

Clubhouseは音声版Twitterと言われている音声SNSです。さまざま人の「部屋」に入り、話を聞いたり、手を挙げてその会話に参加することが可能となっている。もちろん、手を上げずにただただその部屋の会話を盗み聞きすることも可能です。部屋に入っていれば友達を呼べるが、その友達が承認しないと実際には入レないようになっている。

テーマは参加している登壇者が決めるので、かなり自由なユースケースが生まれるのと、今現在はテック業界などの著名人が集まっている。例えば、D2CエキスパートのWeb Smith(ウェブ・スミス)氏がShopifyの話をしていたときに、ShopifyのCEOが自ら参加していた。

また、現在はアプリへ申請して招待状を受け取る必要がありります。招待を受け、正式にClubhouseユーザーになると、2つの招待枠を獲得し、そのまま使用していくと招待枠が3つになるそう。

総じていうと、有名な人が正式な公演終わりに、誰かと立ち話しているのを盗み聞きでき、しかも友人に「おい!めっちゃ熱い話してるぞ!!」みたいに誘うこの感じを、オンラインでやってしまうというニュアンスに私は捉えました。非常に興味深い。

Clubhouseが注目の理由🎧

①完成物より過程が知れる
Clobhouseが今非常に人気を博そうとしている原因の一つとして、完成物よりも、その過程に我々は価値を感じているから、と想像しました。いわゆるメイキングです。
例えば、このClubhouseの創業者が部屋を作って、アイデアの着想はどこから得たのか、などを共同創業者と話をする (しかも雑談みたいに)なんて、魅力的すぎます。それがもしJustin Bieberならもっとです。

②非常に身近で編集の効かない空間
また、先ほど述べたようにこれはどこかで立ち話する感覚でトークが繰り広げられる。テレビのように「魅せよう」と思って演じないし、ラジオのように「聞かせよう」ともしない。ただただ喋りたいことを話し、聞きたい人が聞く。そこに価値があると感じました。
台本の無い会話に生まれる偶発性や、唯一無二性を私たちは楽しめるのでは無いでしょうか。

③コロナの外出禁止とAirPodsの台頭
外部要因として大きく2つ、コロナとワイヤレスイヤホンの台頭が上げられると感じました。コロナによる外出禁止で、コミュニケーション量が確実に減っています。また、グループ所属意識も減っています。そんな中、どこかのグループ(部屋)で、生感のある会話を聞くことは、このご時世の我々によって必然的に欲しい物になっていきました。
また、AirPodsを筆頭とするワイヤレスイヤホンの台頭で、「音声を聞く」という行為は「服を着る」くらい当たり前になり、コードの絡まったイアフォンををカバンから出し、ほどき、という煩わしさから解放され、音声を聞く障壁がぐっと下がっています。我々は何か作業をしながら、その部屋の会話をずっと聞くことができるのです。

④個人の表現への参入障壁低下
そして何より、より個人が表現者となっていく、ということです。今までは文字数の限られたTwitter、写真や動画に限られたInstagram、編集のばりばり効いたYouTube。皆が表現者でしたが、あり種完璧を求められた世界でした。
おそらくこのClubhouseは一言でいうと「気負いのない」SNSと言えます。例えばめちゃくちゃエヴァに詳しい人たちがひたすら語り尽くす事も可能でしょう。そこには文字制限もおしゃれな雰囲気も編集もいりません。
より、個人表現が簡単になって、一人一人が表現者です。「Clubhouser」のような異名を持つ者も現れるでしょう。

Clubhouse的なことをずっとやっていた人達👬

実は私、このサービスの概要を知った時、ピン!!!!!と来た人たちがいます。お笑い芸人のキングコングです。
彼らは「毎週キングコング」というチャンネルで、毎週日曜日、30分ほどの「ただただ雑談する」という動画を無編集でUPしています。そこにはもちろん台本なんてありませんし、西野さんも梶原さんもお互いがなんの話をするかなんて全く打ち合わせしていません。
私はこの動画が大好きで、よくデザイン作業中や寝る時にながら聞きしていました。
短絡的で申し訳ないですが、まさにこれだと思います。笑
正式に毎週キングコングでやっている様な事のための、プラットフォームができたんだなって感じました。
*最新動画がこちら!↓ (2021/1/25現在)

Clubhouseの今後📱

私は個人的に、ClubhouseはTwitter、Instagram、Facebookの次版になり得ると感じます。
また、もっともっと様々な人が簡単に表現できる場になるでしょう。

私が個人的にこんな部屋があったら絶対に入りたいなと感じるのは、デザイン業界の方々が、デザインについて雑談する部屋なんてあったら絶対入りたいですね。
もっと軽い物だと、スターウォーズとか、梨泰院クラスを語り合うとか、そんなのも楽しそうですね。笑
絶対ばずるだろうな〜。今後が楽しみです!


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