iZoo体験記。出ますよ。龜、蛇、蜥蜴編。あなたも体感して欲しい。
【再掲】#わたしの旅行記に大好きな爬虫類のことも仲間に入れて欲しくて、知って欲しくて我慢出来なかった。
皆さん。お願いもう一度見て🐢🐍📸
「食堂に集まれ」
私は、アナウンス室より我が家の豪邸の全部屋へ向けてアナウンスした。その緊急ニュースを知らせるためである。
それは2021年の5月に横浜で飼っていたヘビが脱走したニュースだった。そのニュースから2週間後にヘビの習性や自然状況などを基にしてヘビを見事に見つけて捕獲したニュースだった。
私は、家族を集めて話した。
「今までご苦労だった。ヘビが無事に見つかったみたいだ。各自持ち場から離れてくれ。ヘビは我が家には来てくれないんだ。信じられないが、専門家が見つけてくれたんだ」
私は、興奮覚めやらぬまま話した。
「うちには来てくれなかったんだね。お父様」
横浜から茅ヶ崎へ来てくれると信じていた私達華麗なる一族は失意したのだったが、捕獲されたヘビのご多幸を願った。
「私が調べた限り、専門家とはどうやらiZooの園長さんとのことだ。iZooには、いつか行ってみよう」
という、話をしてから息子がハリー・ポッターからヘビ語が話せるようになるまで2年。ついにiZooへ行けることになった。
湘南から伊豆半島方面へ車で休憩を挟みつつ、約3時間の私のリサイタルドライブを終え、家族からのカーテンコールの鳴り響くなか無事に到着した。
入口正面に、※五老星ならぬ五龜星が鎮座されている。なんと一緒に撮影しても良いとのことだ。
「お父さん。これは横から撮影しても良いと思う」
10歳にもならぬ息子に撮影方法を指示されることになった。
チケットを購入。
このチケットは、実はiZooから近い、日本最大のカエル専門施設Kawazoo(カワズー)との共通入園券になっているので、カエルに急に会いたくなっても大丈夫なのである。私達は、私のリサイタルドライブが長引いてしまい今回は、iZooのみの体感になった。
体感を売りにするiZooへやっと来たのだ。
この日は、少し肌寒かったので上着を着ようとした子供たちに私は告げた。
「おいおい。ここから先は、人様が中心の世界ではないんだ。いいか。龜様、蛇様、蜥蜴様の世界だ。そこが寒いワケがないだろ」
それでも疑う娘は、一枚羽織ったまま魅惑の楽園へお邪魔した。そこで出迎えてくれたのはまさに、タイムスリップしたような光景だった。
娘は、圧巻の光景に目を奪われながらこう言った。
「お父様。この上着車に戻しておいてくれるかしら」
私の言うことを一切信用しない上に戻して来いと命令された私は、仕方なく車に戻り再入場して合流した。
館内は、とても暖かい。ああ、違う世界に来たぞと思う瞬間である。ただ、屋外にも見るところがあるので、真冬などは上着を持ったままをオススメしたい。
興奮しながら振り返ると龜がお出迎えしてくれていた。龜も興奮していた。
どこを見ても楽しいのだ。歩けば歩くだけ色々な龜や蛇や蜥蜴に会える。ほんとにすぐ会える。詳しい解説は書きません。一緒に体感して。お好きに拡大どうぞ。
少しずつ歩いてよくよく観察します。見ているのは人間なのか生き物なのか、だんだん分からなくなります。
iZooのアルビノのタイコブラは、全て突然変異の個体らしいです。白蛇の威厳。吸い込まれる。特定動物には下記のような看板がきちんと掲示されている。
もちろん龜も触れあえます。餌も与えられます。
そして、しばらく歩くと誰しも涙する奇跡の看板を目にすることになります。
お兄さんの一言が、まさしくだった。
「この子達は、人間に慣れることはあっても懐くことはないです」
これは、本当にそう思う。完璧に違う種というどこかできっと、その境界線を引いていてくれるからこそ、そこに惹かれるのだと思います。
そう。地面は途中から土になっていて龜さんの家にお邪魔する作りになっている。龜さんに餌を与えられます。それを宴会と呼びます。
手足がなく食事するのに進化したのは顎と喉なのだろうか。丸飲みはやっぱりすごい。ここまでで感動の連続で進むのだが、私はついに発見することになります。
私達は、ヤモリ並みに右側の壁に張り付きながら進み、おそらく休日には人が並ぶのだろう線がいっぱい引いてあるなか、平日の連休明けで空いているこの日は並ばずに撮影することが出来た。そしてこの日のニシキヘビは、アルビノのニシキヘビでとても可愛いかった。ここは皆さんぜひ、体感してください。
そして、龜とも撮影出来ます。
そして、iZooの名物は龜レースになります。(今シーズンは終了。暖かくなる3月下旬頃災害時予定)龜の順位を当てるのが本来のルールなのですが、一番のメインは飼育員の渥美さんの実況です。
この上部撮影している渥美飼育員のギャップ萌えが一番の魅せものになっています。ぜひ見てください。
たっぷりと実況を堪能し、外エリアを見物し、最後のエリアへ行きます。
自粛しますが、Gゾーンもオススメです。蟲を食べる蜥蜴。蜥蜴を見にくる人間。蟲を育てる人間。奇跡の循環です。
さくらももこさんの飼っていた龜は、iZooで飼育されています。なんというか、こういうの見るだけでウルウルします。
さて、今回一番気になった生き物を載せます。
60年生きると言われる足がないトカゲです。外見は蛇ですが、観察するとその違いが見えてきます。目にまず瞼がある。動きが固い。おそらく蛇みたいに巻き付けない動きをします。この進化の仕方は、どこかに歪を感じてなんとなく蛇やトカゲの「オリジナルになりきれない」という矛盾の中で屈折した唯一無二の個性に感じました。
その進化の変態性に惹かれる自分のサガみたいなものを突きつけられた気になりました。では、最後に良く見かけるあの方のアルビノです。
そして、お土産ショップへと続きます。園長のグッズやらがあったりして面白いです。そして、iZooの敷地内には爬虫類に特化したiZooの病院があります。
敷地内に病院まで作って、自分たちの理想をフォローしながら進める姿勢は爬虫類や両生類だからこそ、責任ある共存を目指しているのだろうなと思いました。
もう一度行きたい。苦手な人も一度行ってみると今までの自分とは、違う進化が出来るかも知れない。
なれないレポート体験記。今までで一番苦労したことを残しておきたい。きっと私はまた進化する。
再掲してみても、やっぱりiZooの取り組みはすごいと思う。行ってみて感じて欲しい。人間と違う種と完全に感じられる魅力を深く味わってみていただきたい。
自分に何が書けるか、何を求めているか、探している途中ですが、サポートいただいたお気持ちは、忘れずに活かしたいと思っています。