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高校卒業後の進路について考える

 進路を考えることは、人生を考えることでもあります。

 高校生のみんなは、自分の人生でどんな事をしたいのか、どんな人間になりたいのか、簡単には答えられない問に、真剣に向き合わなくてはいけません。

 もしかしたら、大人になってからも、就職してからも考え続ける人が多いかもしれません。私も常々考えています。

 しかし、多くの生徒は、自分ではないモノサシで決めてしまいます。その方が、考える必要がなく、自分と向き合う必要がなく、楽だからです。

 そのモノサシとは、偏差値や企業や大学の知名度、友人や親や先生の勧めなどです。

 昔はそれでもよかった時代でした。でも、これから先は、上記の情報よりも、

「何のために仕事をするのか?」

という、自分の価値観を軸にして、進路を決めてほしいと願っています。

 ストレスを抱えながら、やりたくない仕事、やる意味を感じない仕事をするよりも、何のためにやっているのかが明確で、やりがいを感じる仕事をした方が幸せに生きられると思うからです。

 そして、そこに対価が生まれ、報酬としてお給料をいただくというお金への考え方の教育も大切です。

 だから、生徒にはいろいろなことを伝えて、自分で選択する人生を歩めるようサポートしていきます。

 私の基本的な進路の方針をまとめてみます。

1.「共感」を大切にする

2.主役は常に自分

3.働くことで、元気になる!

1.「共感」を大切にする

 高校2年生から3年生になると、就職活動をする生徒が出てきます。

 また、大学や専門学校に進学した生徒も数年後には就職活動をしなければいけません。

 その時に、会社や仕事を選ぶ基準として、仕事内容や待遇を優先する人が多いと思います。

 その基準の中に、その会社の理念「世の中にどういう貢献をしたいのか」「どんな社会をつくりたいのか」ということに共感できるかどうかということを加えたほうがいいという話をしていきます。

 仕事を楽しもうと思ったら、どんな仕事でも楽しめてしまいます。

 楽しむためには、やりがいが必要です。

 「何のために」「誰のために」その仕事をしているのか、常に意識させてくれて思い出させてくれるような職場を選んでほしいです。

 仕事が面白いかどうかではなく、自分が仕事を面白くできることを知ってほしいです。

2.主役は常に自分

 自分の人生を他人任せにしないということです。

 人のせい、環境のせいにしても何も変えることができません。

 自分の人生は自分で創って、自分がどう考えるかでどんなときにも幸せになれるし、どんなことも可能になります。

 自分がどう思って、どう考えて、どう行動するかで、すべてが変わっていくという考え方です。

「過去の事実と他人は変えられない。変えられるのは自分と未来だけ。」

3.働くことで、元気になる!

 仕事は、誰かを笑顔にしたり幸せにしたりして、そのことでお給料をいただけます。

 誰のためにもならないなら、必要のない仕事です。

 つまり、貢献の度合いが大きければ、より価値のある仕事をしているということです。

 だから、もっと人に喜んでもらうためにはどうすればいいだろう、もっと世の中に貢献するためにはどうすればいいだろう、と自分から進んで考える姿勢が必要です。

 そのためにも、夢を追うように、楽しく働かないといけません。

 笑顔で楽しく仕事をしている人こそ、他人に笑顔と元気を与えることができます。

 私達が元気に仕事をしない限り、人を励ますことはできません。

 そして、人を元気にするから、私達も元気になれるのです。


ワクワク楽しく働くことができる仕事や仕事仲間に巡り会えるよう、一度しかない人生を豊かで幸せなものにできるように生徒とともに考え続けていきます。

よろしければサポートお願いいたします。 子どもたちやその保護者の皆様に既存の教育とは違った教育の場という選択肢を増やすために活動しています。 具体的には、画一的な教育ではなく、自由で朗らかで伸び伸びしていて、本当にその子を100%認められる楽しい学校を作ります!