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伸び悩む組織と伸びる組織の違い

学生時代はサッカーをしていました。
サッカーは、プレイヤーの判断が他のスポーツよりも多いと感じています。
その分、チームとしての意思統一がとても重要です。

簡単に言うと、
どう攻めるのか?
どう守るのか?
です。

プレイヤー間での意思統一ができていないと、チームとしてのパフォーマンスは当然ながら低下します。
その反面、意思統一がはっきりしているチームのパフォーマンスは最高のものになります。

サッカー以外の組織でも同様です。
現場の判断に任せつつも、どうやって意思統一を図れるかが大切なポイントです。
それぞれのプレイヤーがある程度共通した意図を持って行動するためです。

これができる組織やチームが強いです。

1.伸び悩む組織と伸びる組織の違い

「伸び悩む組織と伸びる組織の違い」は、メンバー間の意見の食い違いに対する意識の違いです。

「伸び悩む組織は、意見の食い違いで問題が生まれます」
「伸びる組織は、意見の食い違いで成果を生み出します」

つまり、メンバーの意見の違いを良いものとして捉えているか、良くないものとして捉えているかです。

「和して同ぜず」という言葉がありますが、意見の違いを受け入れて組織として上手くまとまっている状態が「和」であり、意見の違いを受け入れられずに組織として表面上だけ上手くまとまっているように見えている状態が「同」だということです。

組織の雰囲気が、意見の違いを歓迎しているかどうかを考えてみてください。
自分と違う意見が出たときにあからさまに態度にでる場合は要注意です。

例えば、1+1を3というメンバーがいたときにどういう反応をしますか?ということです。

2.異論を表に出すことに価値がある

意見の食い違いで雰囲気が悪くなる組織があります。
そのような組織では、だんだんと意見がなくなっていきます。
雰囲気を悪くすることが大きなコストだと感じるからです。

そして、自主的に考えることを止め、言われたことだけをそつなくこなすことだけに重きが置かれるようになります。

たまに自分の意見を口にするとメンバー間での対立が生まれます。
それを恐れて、多くの人は思っていることが言えなくなります。

これは、人が二人以上集まって何かをする場合はすべてのチームに当てはまります。
冒頭のサッカーチームでも会社組織でも、夫婦や親子など家族間でも同じです。

異論を表に出せない、出すと問題になる組織は、伸び悩みます。

3.意見の違いを成果に変えるアプローチ

二つのアプローチが考えられます。
①チーム内(リーダーとメンバー)のマインドセット
②共通したゴールを話し合うこと

この二つのアプローチで、組織の望ましい風土を育てることが大切です。

社長やリーダーのマインドセットがとっても重要です。
・自分の意見をわからせようとするのか?
・みんなで仕事の目的をつくっていこうとするのか?

子育てになると
・言うことを聞かせようとするのか?
・言わなくてもできるような子を育てたいのか?

こんな違いです。
でも、話し合うと意見の相違は必ずあります。
そのときに、笑顔になれるかがリーダーやお母さんの立場では大切です。

話し合いには、建設的な対立は必要だからです。
その対立の中から成長が生まれます。

「考えを否定し合う関係」から「お互いの考えを理解する運営」に変え、チームで考えを創り出せる組織だとずっと成長を続けられます。

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