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聞き手の視線が怖くなくなる!リラックスして話せる脱感作法

今回は、「人前に立ったときの視線」についてお話しいたします。

人前で何か説明するときに、

「見られている。。。」

と感じた瞬間、急にドキッとしたり、恐ろしくなったり、突然パフォーマンスが発揮できなくなったり・・・

そういうお問い合わせを結構いただきます。

人前に立ったときの視線。

やはり見られていると感じると、緊張しますよね。。

今回は、人前に立って話す際、聞き手の視線が気にならなくなるコツをお伝えいたします!

見られていると実力が発揮できなくなる

かくいう私も、人に見られていると、パフォーマンスが下がる人間でした。

よくあるのが、隣でパソコンを覗かれていると、パソコンが打てなくなります。視線を感じてしまうんです。

ひどいときは、カフェで、全然関係ない隣の人の視線がチラッと入ってくるだけで、目の前の人と会話ができなくなりました。

昔はそんなことがしょっちゅうありました。

よくよく考えてみたら、全部自意識過剰なんですが。。。そこまで他人は、私のことを見ていません。それはわかっているんです。

でもどうしても、見られていると思うと、いつもの自分でいられなくなってしまう(涙)。。

そこから、メンタル、スキル、フィジカルなど、様々なトレーニングを積んで、研究し、話し方のスクールを運営するようになりました。そして、あがり症改善のセミナーも今まで5,000回行ってきました。

今回のテーマに戻りますが、人前に立ったときに、視線を感じてドキッとしたときの対策。

いい方法がありますので、ぜひいっしょに取り組んでいきましょう!

「脱感作法」でちょっとずつ慣れていく

結論からお伝えします。

本日ご紹介するのは、行動療法のひとつ「脱感作法」です。

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わかりやすく言えば、「小さく刻んで慣れていく」という行動療法です。

例えば、泳げない人が、いきなりプールにドボンと入ると溺れてしまいますよね。

だから、まず洗面台に水を入れて顔を濡らすことから始めます。慣れてきたら下半身だけ水に入ってみてみます。そして少しずつ泳いでみる。

このように、ちょっとずつ慣れていく方法。これが「脱感作法」です。

視線に慣れるコツ

では、これを視線に置き換えてみましょう。

例えば、会議で発表するとします。

その会議には、役員や社長など、お偉いさんがたくさん出席します。緊張してきそうですよね。。。

その状態でいきなり人前に立つと「ワーッ、見られている!」となり、ドキドキが止まらなくなります。

だから、ちょっとずつ視線に慣らしていくことです。

だいたい3くらいに小さく分けます。

●ステップ1:話やすい人とのアイコンタクト

まず、人前で話すその日の朝、隣の席の人とか、同僚とか、たわいもない話をすることがあると思います。

その会話をするときに、アイコンタクトを取りましょう。「おはよう」の挨拶のときでもいいです。

少し目線を合わせて話します。

話しやすい人との会話で、少しアイコントするくらいであれば、そんなに苦痛ではないと思います。

少し視線に慣れていきましょう。

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ステップ2:会議室には一番最初に入る

そして、会議室には一番最初に入ります。

色々な方が入ってくると思います。そのときに、入ってきた人に対してアイコンタクトをしながら、「おはようございます」とか「本日はよろしくお願いいたします」と言います。

これも視線に慣れることです。

ステップ3:いよいよ人前に立つ

何気ない会話でアイコンタクトをして、視線に慣れる。

会議室のの挨拶でアイコンタクトをして、視線に慣れる。

そして、いよいよ人前に立ちます。

会議室の入り口で挨拶している分、ほぼ全員と一度は目線が合っているので、「いきなり見られている!」という感覚にはなりにくいです。立った瞬間、「ドキ!」する可能性が減少します。

1回や2回では慣れないかもしれませんが、受講生からは「3回、4回くらいやってみると、だいぶ人前での視線に慣れてきます」「緊張が随分なくなりました!」という声を聞きます。

見られるのでななく「見に行く」

我々講師は、講演や研修をさせていただくことが多いです。

そのとき、いきなり名前を呼ばれて、人前に立たなければいけないケースがあります。

この場合は、先ほど紹介したような事前に視線に慣れておくことができません。

でも、会場に入った時から、関係者の方と目を合わせて挨拶したり、関係者の方とお話するときも定期的にアイコンタクトをして視線に慣れるようにしています。

そして、できれば先に前に座っておいて、会場に入ってくる人をこちらから見に行きます。

先に前に座っておくことができない場合は、袖の隙間から、どんな人が来ているか、のぞき見しています(笑)。

ポイントは、見られるのではなく、見に行くことです

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「見られるの」というのは、こちらに主導権はありません。

でも、「見に行く」は、こちらに主導権があります。意図的に見に行っているのでアンダーコントロールです。

普段から視線に慣れる方法

人前で話す当日だけではなく、普段から少しずつ視線になられおくことがベストです。

自分から見に行くという訓練です。

どんなことをすればいいか。

一番簡単なのは挨拶です。

挨拶するとき、アイコンタクトを取る。

普段の挨拶で、あまり相手の顔を見ずに流れ作業的に「おはようございます」と言ってしまうことがあります。これをやめます。

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名刺交換のときも、交換する瞬間、しっかりアイコンタクトを取ります。

また、普段の会話でも、1秒〜2秒目を見る練習をする。ずっと凝視する必要はありません。1,2秒程度です。

複数人で他愛もない話をしながら、ご飯食べているとします。そのときも、話している人に、ちょっと目線を合わせる。チラ見程度で構いません。これも視線に慣れる練習です。

見に行くという行為に慣れると、いざ大勢の前に立った時の視線にも耐性がつくようになります。

今回は人前に立ったときの視線にアプローチしてみました。

急に見られたらドキッとします。だから少しずつ視線に慣らしていきましょう。それがが「脱感作法」です。

刻んで慣らす。

見られるのではなく、見に行く。

ぜひ動画でもわかりやすく解説しておりますので、ご視聴ください(^^)!

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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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