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面接の合格率をアップさせる!逆質問のテクニック

今回のテーマは「面接の合格率をアップさせる!逆質問」です。

求人サイトの「BizHits」さんが、面接経験者に、
「面接で逆質問をしたことはありますか?」
というアンケートを取ったところ、
・したことがある人=73.6%
・したことがない人=26.4%
という結果でした。
多くの人が「面接で逆質問をしたことがある」と回答しておりますね。

逆質問とは、面接の最後に面接官から「何か質問はありますか?」と聞かれ、それに対して質問することを言います。

なぜ、逆質問する人が多いのか?

それは「その企業に対して知りたいことがあるから」も、ありますが、自らをアピールする場面でもあるからです。

面接の最後に、「何か質問はありますか?」と聞いて、「特にありません」と言われてしまうと、面接官としては『何もないのか…』と残念な気持ちになります。
反対に積極的に質問されると『この方は意欲がある方だな』と感じます。
逆質問を使って面接の最後に好印象を与えることもできるのです。

当スクールでは、国家資格キャリアコンサルタントを保有している講師が多数所属してており、面接対策セミナーや面接のカウンセリングを実施しています。
その点を活かして、今回は面接官を驚かせる逆質問を3つご紹介します。

1つ目:面接官が触れてほしい質問をする
2つ目:「魅せる質問」と「実務的な質問」を分ける
3つ目:逆質問が思いつなかくても好機はやってくる

それでは順番に見ていきましょう(^-^)/

①面接官が触れてほしい質問をする

【例1】社内の課題に触れる

どの会社も課題を抱えています。
例えば「新規の顧客を増やしたい」。
これは多くの企業が思っていることでしょう。

ならば面接の最後に面接官に「何か質問はありますか?」と聞かれたら、こう質問するといいです。

「御社の中で新規顧客をたくさん獲得している方は、どんな特徴がありますか?」
もしくは、
「営業成績を上げるために、今のうちから準備しておいたほうがよいことはありますか?」
みたいな質問です。

これは一見質問しているようで、「私はその点についてがんばりたいと思っています」というアピールになります。

また、社内の人間関係に課題を抱る企業も多いでしょう。社内の人間関係でギスギスしている会社は少なくありません。
そんなとき、
「私はよい人間関係を築きながらお仕事をしていきたいと思っていますが、御社でコミュニケーション力の高い方にはどんな特長がありますでしょうか?」
または、
「御社の中で信頼されている方はどんな方でしょうか?」

この質問は積極的に良好な人間関係を構築したいと思っている表れです。
人間関係でギスギスしている会社にとって、そういう人はありがたい存在です。

【例2】動機に触れる

動機とは物事を始めようと思ったきっかけです。
動機にはエネルギーが蓄電されています。

例えば、面接官が会社の社長だったとしたら、
「会社を創業されたきっかけやエピソードを教えていただいても宜しいでしょうか?」
「創業する際、影響を受けた方はいらっしゃいますか?」
もし
社長じゃなかったとしても、
「◯◯さん(面接官)は、どうして入社されたのですか?」
という質問。

人間が何かをはじめようとするとき、そこには物凄いエネルギーが生じます。そしてそれを語るときは、熱いエネルギーが蘇ってきます。
だから、そのエネルギーを思い出させる質問をしてくれた人に、人は好意をもつわけです。

【例3】価値観に触れる

価値観とは、その人が大切にしている考え方のことです。
大切にしていることだからこそ、それを質問されれば嬉しくなります。

例えば、面接官が部長だった場合、
一日の行動の中で大切にしていることはありますか?
「チーム内でいつも語られていることありますか?」

といった質問です。

価値観にも良質なエネルギーが存在しているので「よく聞いてくれた」という雰囲気になるでしょう。

このように、面接官が触れてほしい質問すると、面接の最後に好印象を記録することができます。

②「魅せる質問」と「実務的な質問」を分ける

ここでいう「魅せる質問」とは、①でお伝えたその会社の課題、動機、価値観に触れる質問です。
そして「実務的な質問」とは、勤務時間、お休み、給料など、雇用契約書に記載されるような内容に関する質問です。

よく「面接では、給与や待遇について質問するとイメージが悪くなるか」と言われますが、そんなことありません。
そういった実務的な質問をしなくてはいけないときもあります。

残念なのは、実務的な質問だけをしてしまうと、「この人はそういうところにしか目が言っていないのか…」と思われてしまうことです。

だから、しっかり「魅せる質問」をして、その後に「実務的な質問」をする。双方質問したほうが印象はよくなります。

「何か質問はありますか?」と聞かれたら、

「質問が2つあります」
・1つめ「魅せる質問」=社内の課題、動機、価値観に触れる質問
・2つめ「実務的な質問」=勤務時間、休み、給料など雇用契約書に記載されるような内容に関する質問

質問を明確に分けることで「魅せる質問」が際立ち、実務的なこともしっかり確認することができます。

③逆質問が思いつなくても好機はやってくる

もし逆質問が思いつかなかったら、こういうトークを入れましょう。

「お聞きしたことはすべてお聞きできましたので、質問はございませんが、本日は◯◯様(面接官)から〇〇のお話を伺い、さらにやる気が湧いてまいりました。ぜひ引き続きチャレンジさせていただきたいと思っております」
と、面接官からお話しいただいた内容に具体的触れて、最後に意欲を伝えます。
他にも、
「今日は創業当時のお話が聞けて本当に勉強になりました。今後のやるべきことが見えてきた気がします」
「社内の人間関係の作り方について非常に勉強になりました。もっとコミュニケーションについて学びたいと思いました。今日はありがとうございました」

といった、自分が感じたことをひと言添えて面接が終わる。
そうすると面接官に、『よく話を聞いている方だな』という印象を与えます。

逆質問をしないともったいない

心理学者のダニエル・カーネマン氏が「ピークエンドの法則」を提唱しています。
簡単にいうと「物事はピークとエンド(最後)が一番印象に残りやすい」ということです。

例えば映画なら、ラスト5分でとんでもないどんでん返しが起こる。そうするとラストのシーンが忘れられなくなります。
最後の印象は、記憶として形成されやすいのです。

逆質問は、面接の最後にやってきます。
面接官:「何か聞きたいことはありますか?」
応募者:「特にありません」
では、印象に残りません。

反対に、60分の面接のうち50分がグダグダだったとしても、最後のたったひとつの逆質問で形勢が逆転することもあります。
まさにどんでん返しです。

ぜひ動画でも詳しく解説しておりますので、お時間のあるときにご視聴ください(^-^)/


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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。

18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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