#3 纏糸勁の基本(1)〜前後の重心移動といっしょに
第3回 纏糸勁の基本(1) 〜前後の重心移動といっしょに
1回目、2回目では、太極拳の動きの本質が、立体の円であり、波動であることをお伝えしました。
この2つの性質はどの動きにも共通していることなので、いつも覚えていてくださいね。
3回目からは、陳式太極拳の特徴といわれる、「纏糸勁(てんしけい)」の基本をお伝えしていきます。
今回は、1回目の手の動きに、全身を連動させる練習です。
右足を前に出し、前後に開き、正面からみて肩幅くらいに歩幅を取ります(弓歩)。
右手の小指から順番に、前方に突き出しながら、重心を右足に乗せて行きます。
五本の指先を前方に出したとき、左脚の膝を十分に伸ばします。ただし、突っ張って硬くならないように。
肘が伸び切らないよう、少し余裕のあるところで、指先を手前に引き寄せながら、タイミングを合わせて重心移動を後方に転じます。
左手は、全体のバランスを取るように、絶えず動きます。
● ポイント1 手首の高さを一定に保つ
手首を回すと、縦の円の動きになりがちです。
腕を誰かに軽く触れてもらうと上下のブレがあるかないか、つかみやすくなります。
● ポイント2 腰の回転に注意を向ける
骨盤の向きは正面を基本とし、右手が前に出ると、右側が前に、右手を胸元まで引き寄せると、左腰が前に出ます。
この動きを5分程度、繰り返しやってみましょう。
左手でも、同様にやってみましょう。
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