惰性で生きているけれど、大切な人のために命を使いたい

いつもと同じお仕事で
いつもと同じ人と話す

特に不満もないけれど
特別いいこともない

消えてしまいたくなるけど
そうするのも億劫で
強く生きてみたいけど
弱い自分は
ただなんとなく生きている

命は少しずつすり減って
鼓動が止まるより先に
細い蝋燭についてる
小さな火が消えてしまいそうで

脈が止まるより先に
数本の糸でささえている体が
ぷつんと切れてしまいそうで

こう見えても頑張って生きているんです
必死で動こうとして
起きたくないのに起きて支度して

みんなどうやって生きてるんだろうと
不思議に思う毎日で
みんなそれぞれたいへんだろうけれど
普通に生きているように見えて

自分は惰性で生きている
動きを止められたら
そのまま動けなくなるかもしれない

もう自分のために動くことは出来なくなってしまったけれど
支えてくれる人だったり
大切だと思える仲間や家族のために生きたい

切れそうで消えそうで
止まりそうな体だけれど
いてくれて嬉しいって
そう言われるような存在になりたい

強い人にはなれないけれど
弱いまま強い自分になろう

痛みを抱えて強く強く
生きていこう