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Vol.7 落語ワークショップで感じた息子の成長

先日、マザークエストで開催された第2回オンライン寄席 親子で大笑い「落語で表現」ワークショップに参加しました。

じゅげむ先生こと、小幡七海先生のこのワークショップ。1年前に開催された第1回にも参加していた息子ですが、実は、その時はおもしろさがいまひとつ分からなかったようでした。

1年前は、まだ「ことば」が追いついていなかったのだと思います。落語は言葉遊びでもあるから、どことどこがかかってオチになるか分からないと楽しめない。楽しむためには、語彙力だっだり、なぞなぞのような発想力だったりが必要そう。講座に飽きてしまった息子を眺めながら、まだ早かったかなあと思う気持ちと、楽しめないことに残念な気持ちがあったわたし。
そんなことを思い出しながら参加した今回は、すごく楽しめた様子!

特に楽しんでいたのが、何を食べているか当ててもらうゲーム。蕎麦をすする子、アイスクリームを舐める子、焼き鳥を食べる子…
息子は何やら扇子をスプーンに見立て、手ぬぐいをお皿にして美味しい顔。そしてそのあと辛い顔で水を飲んでるところを表現していました。
答えはカレーライスを食べているところ。みんなに当てて貰って、まんざらでも無い様子です。最後のお辞儀までつけていて、細かいところよく見てるなあと笑ってしまいました。

そのあとは、じゅげむ先生に簡単な小噺を教えてもらっての発表タイム。みんな、右向きと、左向きで登場人物を使い分ける落語の技もちゃんと覚えて使い分けていました。短いながらも3つの小噺を覚えて、言葉が「かかる」面白さにも気づいた様子。

らくご

そんな息子の様子を見ていて、「1年前はただ、まだそのタイミングじゃなかっただけだったんだなあ」と思いました。

とはいえ!
1年前、本当に何も楽しんでいなかった…わけでもなかったようで。
今回の講座が始まる前、息子に「扇子ちょうだい!」と言われたのです。「こうやってお箸にするんだよね!」と蕎麦をすする真似をする息子。
前回教えて頂いた落語の扇子やてぬぐいの使い方を、覚えていたんですね。

ずいぶん前に体験したり遊んだりしたことが、ふと出て来ることが割とあって、おもしろい。
心のどこか、記憶のどこかに、いろんなカケラがしまってあるんだ、と思います。どれがいつ出て来るかは分からないけれど、そのカケラを今は一緒にたくさん集めたい気持ちです。

教えて貰った小噺は、翌日近くに住む祖父母に披露していましたが…。
しばらく考えて、ようやくオチに気づいた祖母。オチが分からず息子に説明される祖父。そして今、この文章のオチをどうしようと思っているのにオチが見つけられないわたし(笑)

大人こそ、もっと頭を柔らかくしておかないといけないですね。


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