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雨の日も、晴れの日も、軽やかに。ERIKO YAMAGUCHI初の撥水アウターをご紹介

皆さん、こんにちは!マザーハウス オンラインストア 担当の大井です。

初夏の季節が過ぎていき、いよいよ梅雨入りの季節がやってきます。雨や憂鬱な空模様のときでも、ファッションの力で気分を明るく過ごしていただきたい。そんな思いから、この度ERIKO YAMAGUCHIより初の撥水性のアウターが発売になりました。

ERIKO YAMAGUCHIのデザイン性と機能性を両立したウィンドブレーカーについて、こだわりポイントや、身長別での着用イメージ、作り手の想いをご紹介します。


人気アウターをモデルとした、バックの上からもまとえる、ウィンドブレーカー

ウィンドブレーカーのデザインには、ERIKO YAMAGUCHIのブランドスタートから人気の"Matou"シリーズのドルマン型のデザインをとりいれました。

身体全体を包み込むような、男女ともに動きやすいサイズ感に加えて、今回ウィンドブレーカーを制作した目的の1つでもある「バックパックを背負ったまま着れる」ということを実現するため、裾の長さは前より後ろが長くなるような仕立てに。バックパックを背負っても裾が上がってしまわない仕立てにこだわりました。

バックパックに厚みがあって裾が広がってしまっても、裾のゴムを絞ることできれいなシルエットで着用いただけるのも魅力的なポイントです。

ブランド初の撥水性を備えた日本のマテリアル


ウィンドブレーカーの素材には自然な光沢感のあるナイロン生地を使用。軽い雨風を防ぐ撥水性を備えています。また、ナチュラルでマットな表面の生地は、雨の日はもちろん普段着のアウターとしてもお洋服に馴染みやすく、日常使いからアウトドアまでシーンを問わず着用いただけるアイテムです。

機能性を持ったアウターを作るにあたり、インドでの生地調達は難しいという課題から、今回開発担当である神岡が日本のサプライヤーから何種類も生地を取り寄せ、撥水性がありながら、ナチュラルな風合いを持った生地を調達しました。

ウィンドブレーカーを身長の異なるスタッフが着用しました!

今回登場したウィンドブレーカーを着てみるとどのような着用感になるか、実際にマザーハウスのスタッフが身長別で着用してみました。みなさまの参考になりましたら幸いです。

◎155cm女性スタッフ:グレージュ着用

正面全身の状態

スタッフコメント▼
「落ち感のある生地のため着てみるとボリューム感を気にせず着用できました。また、袖口をマジックテープでしめて着用できるので、小柄な自分でも袖周りがもたつかずに着用できるのが嬉しいです。」

正面でウィンドブレーカーに寄った状態

スタッフコメント▼
「最初ウィンドブレーカーを見た時に新鮮味あるグレージュの色が目に留まり可愛いなと思いました。また、このウィンドブレーカーは着用してる感じがないくらい軽い着心地でびっくりでした。」

ウィンドブレーカーの上からバックを着用した状態

(着用バック 左:カゼマトウバックパックL/ライトグレー着用、右:ソラM/ブラック着用)

ウィンドブレーカーの下にバックを背負った状態

スタッフコメント▼
「バックパックとショルダーバックともに、アウターの上からバックを着用した際はドルマンスリーブが少しつまる感じがありました。バックの上から着用すると動きやすさを感じられ、バックを背負った時のアウターの突っ張りも感じることなく着用できました。」

◎164cm女性スタッフ:マスタード着用

正面全身の状態

スタッフコメント▼
「袖丈が短すぎない長さで、手首がすっぽり、指先が出るくらいの長さが可愛いです。また、ポケットもたくさんあるのも嬉しいポイント。フェスなどのイベントに着ていきたいなと思いました。」

正面でウィンドブレーカーに寄った状態

スタッフコメント▼
「ストンと落ちたシルエットが綺麗で、生地が適度なハリ感なので着やすいです。インナーアイテムを調整すれば、ライトアウターとして季節を気にせず長く着れそうなアイテムです。」

ウィンドブレーカーの上からバックを着用した状態

(着用バック:フワリバックパック/ホワイト着用)

ウィンドブレーカーの下にバックを背負った状態

スタッフコメント▼
「ウィンドブレーカーの上からバックパック背負うと、ドルマンスリーブが少し引っ張られる感じがしたので、バックパックの上から着て、定期券やサッと取り出したいモノは全部ポケットに入れて着用したいです。」

◎175cm男性スタッフ:ブラック着用

正面全身の状態

スタッフコメント▼
「マトウシリーズの魅力である、ゆったりとしたフォルムが特徴的です。落ち感のある生地で雨風を避けるためだけでなく、肌寒いときの羽織として普段使いもしたくなるアイテムなので、男女ともにおすすめです。」

正面でウィンドブレーカーに寄った状態

スタッフコメント▼
「着るだけで様になるデザイン性に惹かれました。ついつい今日も着ようかなとなってしまいそうなくらい(笑)。かっこいいアイテムなので、ぜひお客さまにも試していただきたいです!」

ウィンドブレーカーの上からバックを着用した状態

ウィンドブレーカーの下にバックを背負った状態

スタッフコメント▼
「バックパックを守るように上から着た時も、きつくなるわけでもなく、自然と動けるつくりになっているのが良いなと、着用して思いました。」

持ち運び便利な収納袋付き


お客さまの使い勝手のよさを追求していくなかで、「持ち運び用の袋があったら便利では」というアイデアから、ウィンドブレーカー用のA4サイズの収納袋をつけました。
袋にはERIKO YAMAGUCHIのブランドネームがついており、デザイン性がありつつさりげないアクセントに。

【ウィンドブレーカーの畳み方をご紹介】

▼収納袋に入れやすい、畳み方をご紹介します
①アウターを広げた状態にします
②アウターの裾同士をあわせる形で半分におります
③袖元部分を身頃の中心にあわせる形でおります
④③でおったアウターの左端を身頃の中心にあわせる形でさらにおります
⑤④でおったアウターをフードをふくめる形で巻いていきます
⑥形を整えると、ちょうど収納袋に入るサイズになって完成です

パタンナーの一押し。軽い雨風を防ぐ、豊富なアイデアがつまった機能的なしくみをご紹介

軽い雨や風を防ぐため、細部のデザインや機能性には、パタンナー後藤のリアルな経験を通して生まれたアイデアがつまっています。インドスタッフであるモフィズルとの試行錯誤を繰り返して出来た、機能面のこだわりを厳選してご紹介します。

◎軽い雨風を防ぐ二層の前立てと大きなフラップポケット


大きめのポケットにすることで、携帯やスリムな長財布などが縦にはいり、身軽なお出かけが可能。また、大きなフラップデザインの端にはボタンを付けることで、中身が雨などで濡れないように工夫した仕立てになっています。

ジッパー部分は、濡れないような2段階構造のしくみに。左右どちらから雨や風が吹いても、雨の侵入を防ぎます。また、ファスナー部分が隠れることで、アウトドアな見え感を程よく和らげすっきりした印象を添えます。

◎ERIKO YAMAGUCHIではおなじみの裾の脇裏タブを取り入れた機能


裾とフードには絞っても窮屈感を感じないストレッチ性のある丸ゴム紐を活用しています。さらに裾には、パタンナー後藤こだわりの脇裏タブを設置しています。絞った後の余分な紐を留められるようにすることで、ゴムが絡まず動きやすい機能を担っています。

開発担当スタッフからお客さまへのメッセージ


最後に、今回ウィンドブレーカーを開発した背景や作り手の想いなど、パタンナーの後藤のメッセージをご紹介いたします。

◎パタンナー後藤のメッセージ

ウィンドブレーカー開発のきっかけになったのは、バックチームの商品開発議論の中で「お客さまからもレザーバックをカバーできるものがあったらいいな」というお声があると聞いた事でした。

その議論終わりにデザイナーの山口さんから「カッパ作れる?」という問いかけがあり、新たな挑戦を楽しそうだと思う反面、全く新しい商材でアウターを作れるのだろうかと不安な気持ちがありました。

そんな私の不安の一方で、インドチームでウィンドブレーカーが作れるとなった時、ウキウキなスタッフが多かったんです。
特に驚いたのは、インドのテーラーであるモフィズルが「俺がやる!」と先陣きってサンプル開発に手を上げてくれたこと。普段はインドの生産リーダーが配分を決めてつくることの方が多く、インドチームのスタッフから自分がこれをやりたい!という強い希望が出るのは珍しかったんです。

その意気込みに嬉しい気持ちの自分と、インドチームのスタッフのものすごい制作意欲がわかってからは、モフィズルをはじめインドチームと一緒にサイズの調整やウィンドブレーカーの仕様を考え、完成までたどり着くことができました。

マザーハウスのバックパックを持っているお客さまにも着ていただきたいという想いと、収納袋もあるので、マザーハウスのバックパックを持っていないお客さまにも、旅行に一緒にもっていただき、バックとともに思い出の1ページを刻ませていただけたらなと思います。

(ERIKO YAMAGUCHIなどの洋服のパタンナー後藤)

未知の領域に不安がありつつも、インドの現地スタッフとの話し合いからいろんな試行錯誤を得てうまれたウィンドブレーカーのお話を伺い、ERIKO YAMAGUCHIのお客さまはもちろん、マザーハウスのバックをお持ちのお客さま、そしてお持ちでない方にも着ていただきたい。そんな気持ちで溢れました。

ウィンドブレーカーについてまだまだパタンナーの後藤から制作の裏話や驚きのエピソードなどもあったので、第二弾で続きのお話をご紹介できましたら幸いです。
今回メッセージをいただきました後藤さん、ありがとうございました!!

いかがでしたでしょうか? 
ブランド初となるアパレル商品での撥水アイテムの展開になります。お洋服が好きなお客さまはもちろん、梅雨の時期に撥水アイテムを探している方にもぜひ手に取ってご覧いただけますと幸いです。


読んでいただいてありがとうございました!マザーハウスをもっといろいろな角度から楽しんでいただける毎日の出来事を、生産地やお店からお届けしていきます!