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音声コンテンツ/私がすきなもの#4

最近音声コンテンツ、音声メディアが流行ってますね。

私は耳で聞くメディアが結構昔から好きで、たぶん聞き始めたのは、iPod Touchを使い始めた大学生くらい。10年くらい前。

音楽を聞くという習慣が昔からなかったのですが、でもなんかみんな電車ではイヤホンして聞いてるよな〜って思って、色々音楽も聞いてみたのですが、やっぱりそんなに長続きしなくて、途中で声を聞く方が心地いいことに気が付きました。

Podcastを聞くようになって、最初にはまったのがTBSラジオの「安住紳一郎の日曜天国」。そして今も昔も私の中の音声コンテンツ圧倒的第一位です。

この文章のなかに収めようと思って書いていたのですが、愛が深すぎて文章のボリュームが大きくなりすぎてきたので、また追って別の記事にひとつにまとめることにします。→書きました!こちら。



同じくラジオ番組だとNHKの「子ども科学電話相談」も好きです。大人になってから知りました。

専門家の先生達が、子供相手に真剣に向き合い質問に答えてくれるのが、本当に素敵です。その真剣な態度に泣かされます。(しかしそういう趣旨の番組ではない)

特に恐竜の質問がいいです。
恐竜ラブの子供達のガチ質問がすごい。私は恐竜についてはドラえもんで得た知識程度なのですが、本当に詳しい子はとことん詳しい。子供と先生の間を取り次ぐ、アナウンサーの人がたじたじになるほど詳しい。小さい頃に常連の質問小学生でそのまま北大の考古学研究室に入った人もいるという。純粋にすごい。

先生達も、質問内容から相手の子の詳しさを見抜いて、ガチな子には専門用語使いまくりで答えてくれるし、逆にちょっと興味があるというような子には、これでもかと噛み砕いた言葉を使って答えてくれる。この相手が子供だからといってみくびらない態度が本当に素敵です。




そこからAudibleで、本の朗読も聞いたりするようになりました。冊数は多くないですが、いろんなジャンルを聞いてみました。

私がこれまでで一番聞いて良かったなあと思うのは「シャーロックホームズ 緋色の研究」

オーソドックスな推理小説が、朗読で聴くこととの相性が良くて、個人的にはまりました。「緋色の研究」は、たしか活字でも読んだことがあるのですが(しかも大学の授業かなにかで読んだ気がする)、声で聞くまでそのことを忘れていたくらい記憶に残っていなくて。でも声で聞くとすごくわくわくしながら、記憶に刻みながら読み進めることができました。

ホームズシリーズはもちろん、この19世紀〜20世紀あたりのポアロやルパンも好きなので色々と聞きたいなと思ってるのですが、一度聞き始めると定期的に聞かないと話を途中で忘れてしまうので、聞き始めるタイミングが難しかったりします。




次は、YouTube。プレミアム会員になって、バックグラウンド再生ができるようになったので、本まとめ系とか解説系とかを聴くようになりました。とにかく活字を読むのが苦手なので、ちょっと興味あるなー、というときには最適です。

でも途中で、これ全然内容が頭に残らないなと気付きました。あくまで私の場合です。その瞬間、雰囲気は分かった気になるけど、全然長期的には頭に残らないんですよねぇ。特にそれを足がかりにして、実際に本を手に取ることも少なかったので、なんかあんまり意味ないのかなーと。

なので最近Youtubeではゲーム実況とか楽しいのばっかり観ています(笑)




そして最近はまたPodcastを開くようになって、特にSpotifyのアプリが使いやすいことを知って色々聞いています。

ダントツで面白いのは「コテンラジオ」。歴史を解説してくれるラジオです。今年2022年に入ってから知ったのですが、全エピソードをだーっと聞きました。結構疲れたけど、なんだか少し頭がよくなった気がします。

歴史のデータベースを作る、という株式会社COTENの宣伝の一環として収録されているPodcastなので、とにかく情報の密度が高いです。

きちんと学びたいテーマはもう一度聞きたいのだけれど、ちょっと中身が濃ゆくて重いのでこれもタイミングを伺っています。今、最新で全エピソードが揃っている「鎌倉殿」編をまとめて聞いている最中です。

私は、歴史とか社会科はもともと好きなのですが、いかんせん数字や年号、人名に弱くて、テストでは点が取れないタイプです。でもそんな私でも分かる、というか楽しめる切り口で、歴史を語ってくれるので本当に楽しいです。

▼ 個人的に好きな回

  • #12〜#15 人類のコミュニケーション史編

  • #32〜#38 世界三大宗教編

  • #39〜#46 ヒトラー編

  • #98〜#106 アメリカ開拓史編

  • #132〜#141 最澄と空海編

  • #160〜#173 第一次世界大戦編

  • #210〜#222 [PG-18]性の歴史編

  • #261〜#276 日露戦争編

全然絞れなかった(笑)
ただこうやって好みを一覧にすると、なかなかエッジの効いたラインナップですね。もう少し軽い感じのものもありますので、ご安心ください。

人物に絞った切り口や、俯瞰した切り口や、時代に特化した切り口など、いろいろな視点で歴史というものの見方を教えてくれます。




あとは、同じ「コテンラジオ」を運営しているCOTEN株式会社の代表でもある深井さんがパーソナリティをつとめる「a scope」
「リベラルアーツで世界を視る目が変わる」という第1シーズンと、「資本主義の未来編」という第2シーズン(現在放送中)に分かれています。

テーマごとにその筋に詳しい専門家ゲストが出演して、深井さんと野村さんのパーソナリティお二人が、話を聞いていくスタイル。

内容もさることながら、シーズンで切り分けてすぱっと収まっているのが好きです。だらだら続ける感じがなくて。私は音声コンテンツは、ある程度形の決まったものが好きな傾向にあるようです。

第1シーズンの「リベラルアーツ」編は、放送後にそれをまとめた1冊の書籍が発売されたくらい、一つのコンテンツとして出来上がっています。




とは言え、雑談系ももちろん好きです。
最初にあげた「安住紳一郎の日曜天国」なんかはその最たるものだと思うのですが、安住さんの語りは雑談の域を超えていると個人的には思ったりしています。

雑談と知識の、ちょうど間を縫っている感じがするのが「ゆる言語学ラジオ」。パーソナリティの堀元さんと水野さんのお二人ですが、堀元さんはnoteでも有名な方のようです。(フォローはしてるけど記事は拝見できていない)

その名のとおり、言語学をゆるくお話ししてくれるのですが、言語学というジャンルがそもそも私にはどんぴしゃりで好きなジャンルなので(でも勉強はしたことない)。

ただ更新スピードが早すぎて(週2くらいかな)、リスナーとしては嬉しいことなんですが、好きな番組は全エピソード追いたくなってしまう派の私としては、なかなかどうしたものかという感じになって最近放置気味です。

「ゆる○○ラジオ」と他のジャンルにも色々と広げてらっしゃるので、なおさら、聞きたいけど耳が足りない状態になっています。




音声コンテンツというのは、「ながら聞き」ができることを最大のメリットとしてよく語られるのですが、

私が好きなジャンルの音声コンテンツは、それなりに頭で理解しながら楽しみたくなるタイプのものが多いので、本当にただただ歩いているときや単純作業をしているときなどは聞けるのですが、ちょっとでも頭を使う作業になると聞くことができません。

外出先で電車のなかや歩いているときに聞いていても、ふとコンビニに入って買い物をしようとなると、もう「何を買おうか」に思考が割かれるので、途端に耳から入ってくる言葉が右から左へ流れていってしまいます。
そのときは、一度再生停止します。

最近は、VoicyやTwitterスペースなんかにも足を踏み入れてみているのですが、本当にたくさんありすぎてどうしよう状態です。こちらは本当に「ながら聞き」ができるライトなものが多い印象です。でもその分、頭には残らないのでなんだか物足りない気持ちにもなります。




あ、そうだ。
昔から英語雑談系は楽しくて色々聞いています。

英語は全然できないんですが、英語を聞いてる自分格好良いなあって悦に浸れるのが好きです。そしてそんな英語ができない私でさえ、くすっと笑える瞬間があったりするのですが、そんなときはもう自分自身に恍惚としてしまいます。おすすめを2つ挙げておきます。

ひとつが、渡辺直美さんの「Naomi Takes America」
英語勉強中の渡辺直美さんが、毎回ゲストにネイティブの方を招いて、アメリカの文化を面白おかしく話しています。
渡辺直美さんが日本人英語で話してくれるので聞き取りやすくて、相手のネイティブの方も分かりやすく話してくれて、何を言ってるかが分かります。

もうひとつが、「Kevin's English Room」
TikTokやYouTubeでも人気で、友達同士の仲良し二人組が楽しく雑談をしています。
一人はアメリカ育ちネイティブの日本人(ケビン)、もう一人は日本人だけどほぼネイティブレベル(山ちゃん)なので、時々私には聞き取れないこともあるのですが、それでも短くさくっとしたエピソードなので、楽しく聞くことができています。




Podcast番組も上に挙げた以外にもちょこちょこと聞いているのですが、特に今、番組名を挙げてお話がしたいなと思ったのは、こんなところでしょうか。

なんだかとりとめのない感じ。
また好きな番組についてはゆっくり語ろうかな〜。

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▼ 私が好きなものをただつらつらと書くマガジン。


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