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読書記録/「ABC殺人事件」アガサ・クリスティ

Amazon Audibleで聞く読書。

私はPodcastとか耳で聞く系のコンテンツが結構好きで、その話は少し前に記事にもしました。

で、聞く読書で一番私が相性がいいなと思っているのが、
「名作推理小説」

名作は「いつか読みたいけど、急いで読まなくてもいい」のでついつい後回しにされがちなので、とりあえず読んでみたいものは聴く読書、おすすめです。

また推理小説がフィットすると思う理由は、
文章を味わい楽しむよりも、ストーリーを楽しむことに重きが置かれているからかもしれません。

文章表現を楽しむには、自分のペースで追いかけられる文字の方が合いますが、推理小説だと物語を追うことが何よりの楽しみなので、疑問に思ってもとりあえず先行っちゃえっていう推進力がある方が私は読みやすい。

それと個人的に、外国人の登場人物の名前を覚えることが極端に苦手な私は(特に男か女かが分からなくなる)、それぞれの台詞を声色を変えて話してくれるAudibleだと、頭の中で人物像をイメージしやすいというのもあります。

なので海外SFとかも合う気がしています。今度チャレンジしてみよう。

で、本題。「ABC殺人事件」。

クリスティのポアロシリーズは、とにかく「オリエント急行殺人事件」が大好きなので、少しずつでも全て読破したいところ。

今回読んだ「ABC殺人事件」も、クリスティらしく、それぞれの登場人物たちの個性が際立っていて、面白いですね。

途中までは、名前のアルファベット順に無関係の人達が殺されていく、という前提となる事件をひとつひとつ追いかけていく形なので、ちょっと退屈でしたが、

後半、それぞれの事件関係者が一同に会し始めるあたりから、人物の個性がぶつかりあって、やはりそれこそが解決の糸口になっていくあたりは、さすがでした。


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