YCombinator S18 demo day 1に参加した63のスタートアップ一覧

※この記事はYCombinator S18 demo day 1のスタートアップ一覧の記事の『Here are the 63 startups that launched today at Y Combinator’s S18 Demo Day 1』 (https://techcrunch.com/2018/08/20/here-are-the-63-startups-that-launched-today-at-y-combinators-s18-demo-day-1/) という記事を翻訳したものです。米techcrunchに現在確認を取っていますが、レスがないので公開しています。取り下げるよう言われた場合は即取り下げます。

「Y Combinator」が開催した2018年夏季デモデイ。今回も、まだ立ち上げて間もないさまざまな企業が集まりました。開催1日目には、洗濯洗剤の定期購入から、ジムのないジム、研究室で育てられたパーム油、砂糖の代替品など、ありとあらゆるサービスを提供する全部で63社もの企業が、カリフォルニア州マウンテンビューのコンピュータ歴史博物館に集い、多くの観客の前でそれぞれプレゼンテーションを行いました。

集まった企業を大まかに分けると、B2Bソフトウェア・サービスが30%、ヘルスケア28%、消費者向けの製品・サービス9%、消費者メディア7%、そしてブロックチェーンが5%、そのほかは、ビーガン向けのサービスを扱っている企業が大部分を占めていたように感じます。

今回のデモデイでは、女性ファウンダーの企業が増えることを期待していましたが、前回の開催時の16%とほとんど変わらず、女性ファウンダーの企業は15%に留まりました。

人種における多様化は少し発展し、ファウンダーの11%は黒人やラテン系であり、前回の9%をわずかながら上回っています。
2日間を通して、19ヵ国から集められた132社もの企業が参加し、その中で28%はアメリカ以外を拠点とした企業でした。

この中から、注目を集めたのはどんな企業なのでしょうか?また、実際にビーガンの人口はそこまで増えているのでしょうか?
この記事では、「Y Combinator」2018夏季デモデイ1日目に参加したさまざまな企業をご紹介します。

Public Recreation
Public Recreationは、屋外でのトレーニングを推奨する企業です。ベンチプレスやバー、スマートロックをどこでも利用できるシステムを提供しており、月額$50でヨガやトレーニングのクラスを自由に受けることができます。
Public Recreationの最初のポップアップは、サンフランシスコで行われました。

BlueCargo
BlueCargoは、港へのコンテナマネジメントを最適化するために始められました。通常、1つのコンテナを運ぶのに$30かかりますが、そのうち50%は無駄な動きであると言われています。この非効率的な方法によって、ターミナルは毎年およそ50億ドルもの資金を無駄遣いしているのです。BlueCargoは、独自に習得した方法で、この無駄をなくすことができます。フランスのサン=ナゼールの港のコンテナ輸送に、1人しか操縦士を雇わず、他にこの仕事に関わっているのは3人のみだそうです。アメリカ最大の港、カリフォルニア州のロングビーチとの契約も決まっています。

HoneyLove
HoneyLoveは、機能的で高品質な製品を安価で提供することで、従来のシェイプウェア業界に旋風を巻き起こそうとしています。
彼らが$89で提供している製品には、昔ながらのコルセットに使用されていたフレキシブルボーニングのような衣服の縫い目の内側をサポートする構造を利用し、それを柔らかい保護用の布で包み込む形で作られています。このようにシンプルな構造で機能を強化することで、衣服が脚やウエストバンドを固定してしまうのを防ぐことができます。HoneyLoveは、現時点ですでに総額50万ドルに及ぶ製品を販売しています。

C16 Biosciences
C16 Biosciencesは、さまざまな商品において大量に使われているパーム油を自社の研究室で生産することで、従来の方法でパーム油を生産する際に発生していた地球温暖化ガスの排出の大幅な削減を目指しています。C16 Biosciencesによると、同社が生産するパーム油は、酵母を含むバイオリアクターによって増殖させることで作られており、環境破壊を防ぐことができる上に、顧客には通常のパーム油よりも20%安価で提供できると述べています。C16 Biosciencesは、年間約12億ドルもの予算をパーム油に費やしている数多くの美容食品販売業者とパートナーシップを結んでいます。

Kobo360
Kobo360は、ナイジェリアのスタートアップ企業で、ナイジェリア国内でのロジスティクスとトラック輸送業界におけるUberのような企業を目指しています。Kobo360の興味深いところは、起業の時点ですでに130万ドルの資金を持っており、ドライバーの過剰な運送量に対するトラック輸送のオンデマンドソリューションを提供しているという点です。さらに、Kobo360のドライバーが、市民の投資家から新しいトラックを買うための資金を借り、60ヶ月以内で直接利子を支払うことができるよう、「Kobo Wealth Investment Network」や、「KoboWIN」と呼ばれるクラウドファンディングのプラットフォームも用意しています。

JetLenses
JetLensesは、コンタクトレンズのeコマースサイトをはじめとする、さまざまなオンラインの注文システムを行う企業です。JetLensesが目標とするのは、eコマースビジネスにおいて発生するオーバーヘッドを自動化し、コストを削減することで、消費者に処方薬を従来よりも安い値段で提供することです。
例えば、既存のプラクティスのデータセットを利用することで、処方箋を確認する際に自動的に病院にFAXを送ることができ、自分たちでその都度病院へ連絡を取る手間を省くことができます。

Higia
Higiaは、乳房内の熱パターンを監視することにより、従来よりも優れた非侵襲的な方法で、女性が乳がんの検査を行えるようにすることを目的としたスタートアップ企業です。同社が提供するEVAと呼ばれるデバイスは、スポーツブラの下に着用することができ、現在のスクリーニング技術では対応しきれていない、乳房密度の高い女性の乳がんの早期発見などの新しい技術を備えています。Higiaは、すでに5,000個のEVAをメキシコに事前販売しており、2018年秋の出荷を予定しています。

CSPA
Crunchyrollのエンジニア部門における創始者でありリーダーのJames Lin氏は、有能なソフトウェアエンジニアを見つけ、雇うことの難しさを身に染みて理解しています。この問題を解決するため、James Lin氏はComputer Science Proficiency Assessmentを始めました。これは、わかりやすくまとめると、ソフトウェアエンジニアに対してSATを実施する企業です。James Lin氏と彼のチームによって作成された、実践的知識と理論原則を見るための一般的なテストは、大学キャンパス内またはその近くの教室で実施されます。学生は受講料を支払って試験に参加することができ、このテストの結果は、新しい志願者を募集している60社以上の企業に共有されます。

Sterblue
SterBlueはフランスのドローンソフトウェアのスタートアップ企業で、大型のアウトドア建築物を検査し、異常がないかを自動で特定できる既成のドローンを実現させることを目指しています。
SterBlueが作るソフトウェアは、人為的なミスの発生が少なく、迅速に作業することができるシンプルな自動化の機能を利用することで、ドローンが大きな電力線や風力タービンを簡単に検査できるようにすることに特に重点を置いています。

Cambridge Glycoscience
本物の砂糖を使うことでしか味わえない甘さを、砂糖の代用品でも再現できたらいいなと思ったことはありませんか?「Y Combinator」の子会社Cambridge Glycoscienceは、これを実現しています。同社は、低糖および無糖食品に欠かすことのできない砂糖の代用品を、消費者がさらに求めやすくなるよう低コストに抑えて生産することを目的として作られました。これは、コーンシロップに代わる、革命的な砂糖の代用品といえるでしょう。
Cambridge Glycoscienceの強みは、大規模な砂糖代用品を生産させるための独自の製造プロセスと、イノベーションを守るための特許ポートフォリオを保持していることです。同社はすでに、ヨーロッパ最大の製菓会社「Haribo」を含む5社との契約が決まっています。

Togg
Toggは、睡眠、呼吸、排泄、移動速度などの利用者の健康状態の変化を、実際の介護者よりも正確に捉えることができる介護に特化したセンサー機能を提供しており、現在、アメリカ国内で4ヵ所の介護施設に設置されています。
Toggのファウンダーは、2016年からこのセンサー機能を利用した製品の開発に取り組んできました。介護が必要な高齢者の数が急増したことを考えると、Toggは適切な時期にマーケットに進出したといえるでしょう。

AskMyClass
AmazonのAlexaや、Google Homeのようなスマートスピーカーを使う人が増えている中、AskMyClassは、小学校の授業において利用されるスマートスピーカーとして開発されました。
AskMyClassを導入することで、ボキャブラリーテストの採点から授業における簡単な出題まで、さまざまな日常業務をスマートスピーカーに任せることで、教師への負担を減らすことができるようになりました。また、外出中の教師のために、授業のメモを残しリストを作成することもできます。
AskMyClassをすでに導入している教師は、授業のあいだ平均して週に75分間スマートスピーカーを再生し、活用しています。例えば、AskMyClassを使って1クラスの数学テストを行い、その間もう1クラスは教師による授業を受けることができます。これを導入した学校は、 5週間で436ものクラスの授業を行うことに成功しました。

Skydrop
ラテンアメリカ全域におけるeコマースの円滑化を測るため、Skydropは、落下時間の見積もり、出荷ラベルの購入と印刷、顧客に対する返品の処理に重点を置いています。
Skydropは、フリーランスドライバーのネットワークや、スタートアップのロジスティクスプラットフォームなど、同様の規模で運用するあらゆるビジネスの注文を集約することで、出荷ラベルを安く提供することができます。 企業は、Skydropのプラグインを自社のオンラインストアに追加するだけで、物流のコストを削減することができます。

Cytera CellWorks
Cytera CellWorksは、細胞培養の自動化を通じて、いわゆる「クリーン・ミート」産業に革命を起こそうとしています。同社は、七面鳥肉の増殖または幹細胞の試験などに使用される細胞培養を構成するために、ロボットオートメーションを使用しています。
もともとCytera CellWorksは研究所における一般的な自動化を目的としていましたが、多くのクライアントや潜在的な企業は、今注目されている細胞培養の自動化に関心を示していたため、会社名を変更し、現在のようなビジネスへと変わっていきました。

JITX
回路基板をサービスとして提供するというアイデアにより、JITXはこの最新の「Y Combinator」のデモデイへの参加を実現させることができました。現在、すべての回路基板はエンジニアによって手動で設計されていますが、JITXの機械学習ソフトウェアを使用することで、回路基板を自動的に作成することができ、ハードウェア企業の時間とコストを節約することが可能になります。

Names & Faces
FacebookでもLinkedInでもなく、Names&Facesは、成長する企業における、シンプルで高速な従業員のディレクトリを作成することに特化したサービスを提供しています。これは、役職に関係なく、すべての従業員が抱えている問題を解決したいという思いから作られました。会社が大きくなるにつれて、働いているすべての従業員を把握することは難しくなっていきます。Names&Facesは、すでにL'Oreal、Uber、FedExなどの大企業を含む100社以上の顧客を獲得しており、急激に成長しています。

Buttermilk
Buttermilkは、お湯を加えるだけで簡単に調理することができる、さまざまな種類の低価格なインド料理を提供しています。シアトルに本拠を置くButtermilkは、2017年にマーケットに進出して以来、アメリカ全土に次々と拡大していきました。
同社の提供する製品にはSambar、Daal、Khichdi、Rasam、Upmaなどさまざまな種類があり、1つあたり$6で購入することができます。また、Basmatiの米も$1.50と安価で販売しています。さらに、1つのパッケージにいくつかの商品を詰めた「スイート」があります。

Send Reality
Send Realityは、不動産業界のバーチャルウォークスルーのための完全な3Dモデリングの提供を実現させようとしています。カタログ作りの際には、iPad、商品の深度センサー、特殊なSend Realityアプリを使って撮影をしており、撮影された数十万枚のデータは、Send Realityのテクノロジーによってつなぎ合わせられ、完全な3Dモデルが完成します。
Send Realityは不動産業者に直接製品の販売を行っており、家の規模や複雑さに応じて$500〜$800で提供しています。将来的には、不動産業者が自社のスマートフォンから販売する家を撮影できるようにすることで、販売価格を引き下げることができるようです。

Allotrope Medical
Allotrope Medicalは、滑らかな筋肉に対する電気刺激技術を開発しました。これにより外科医は、悪影響をもたらす組織構造を特定し、機能不全の泌尿器および胃腸の問題と機能を区別することができるようになります。ヒューストンに本拠を置くAllotrope Medicalは、当初、手術中に発生する尿管への負傷率を低下させることに重点を置いていました。
尿管の手術は、アメリカ国内だけでも300万回以上行われており、これによる医療システムへの負担は32億ドルにも上ります。Allotrope Medicalは、ダラスでの臨床試験を積極的に進めており、2019年末までにはマーケットに進出することを目指しています。

Augmented Radar Imaging
Augmented Radar Imagingは、どのような原因でドライバーレスの車両事故が発生しているのかを特定したいと考えており、現在のレーダー技術における2つの問題を解決することを目指しています。1つ目は静止物体の認識技術、2つ目は誤った警報の発動です。
Augmented Radar Imagingは、ラジオエンジニア、物理学者、データ科学者で構成されたチームにより、Camdarと呼ばれる広視野の高解像度レーダーシステムを構築しました。このシステムは、3D空間イメージングと速度データを提供し、可動部分がない従来のソリッドステートセンサーGPSよりも300倍正確です。ドライバーレスの道路では平均5つのレーダー・ユニットがあるため、その道路への導入が成功すれば、1000億ドルのマーケットにまで進出できる可能性があります。

Canary Technologies
Canary Technologiesの共同設立者は元々ホテル業界で働いており、ホテルで使われているソフトウェアの使いづらさに落胆していました。そこで同社は、オフラインの予約プロセスを処理するために使われていた古いプログラムから取り掛かり、このソフトウェアを一から少しずつ見直す取り組みを始めました。ホテル業務を効率化するために、紙を使った契約を廃止し、代わりに最新のソフトウェアを使用しています。

Qurasense
Qurasenseは、月経の血を有効的に利用する方法を生み出しました。同社の開発した「Qパッド」には、血液サンプルを採取できる細長い紙が含まれており、それを郵送することで血液検査をし、その診断結果のデータを確認することができます。
現時点で、Qurasenseは合計500人の女性を対象にした5つの臨床試験を行っています。この試験には、有効性のある血液検査が14回、性感染症検査が2回行われ、今後は月額$25でこのサービスを提供するそうです。
また、子宮頸癌の発見のプラットフォームとなるため、スタンフォード大学医学部の協力も得ています。

Inokyo
Inokyoは、キャッシュレスの自動小売販売店で、Amazon Goのようなシステムを導入しています。店内に設置されたカメラによってユーザーが購入する商品が追跡され、ユーザーは入店時と退店時にアプリのQRコードをスキャンすることで、購入した商品分だけ課金されます。
1店舗目は、カリフォルニア州マウンテンビューのカストロストリートにオープンし、こんぶ茶、スナック菓子、プロテインパウダーやバスグッズなどを販売しています。

Tenderd
ドバイに拠点を置くTenderdは、中東および北アフリカに向けた、ブルドーザーやクレーンのような重機のオンデマンドサービスを提供しています。いわゆる重機専門のUberのようなもので、会社の設立は、ファウンダーが急遽サンフランシスコからアラブ首長国連邦で家族経営を行うことになったことがきっかけで始まりました。移住後、車を運転しているときに、重機のレンタルサービスが最も有益なビジネスだということに気付いたのです。当初はなかなかプロセスを進めることができず苦戦しましたが、ベイエリアに住む地元の住民の助けによって宗教的な文化の違いを乗り越え、Tenderdを立ち上げることができました。

Momentus
Momentusは宇宙飛行技術において、化学物質ではなく水を使ってロケットの推進剤を作る新しいシステムを開発しました。水は宇宙空間に豊富な燃料源であり、さらに、地球の低軌道を飛行するのにより効率的で優れた燃料であるため、水を使用することでさまざまな利点が生まれます。

Spero Foods
Spero Foodsは、データ分析を基に作られた動物性タンパク質の代替品を使用することで、食品産業の改革を目指す企業団体に参加しています。ファウンダーのPhaedra Randolph氏は、自身が植物ベースの食生活へ移行したことで得た経験を通じて、この会社の立ち上げに至りました。ほとんどの代替品として作られる植物性タンパク質には、動物性タンパク質が本来持っている風味や食感、また栄養価が欠けていました。そこでRandolph氏は、自身のバイオサイエンスとソフトウエアエンジニアリングの経験を活かし、植物性タンパク質における味の問題に取り組み始めたのです。

InkHunter
InkHunterはARを利用した、タトゥーの試着ができるアプリです。これを利用することで、タトゥーショップに予約をする前に、タトゥーを入れたときにどのように見えるのかをシミュレーションすることができます。
このアプリを利用するには、タトゥーを入れたい箇所にペンでマークを付けることでタトゥーのデザインを固定する必要があります。また、デザインを試し、その写真を撮ってシェアすることもできます。

FREY
FREYは、新しい生活のための今までにない男性向けの洗濯洗剤を提供しています(月額制)。香りが良く天然成分を使った植物由来の洗剤や、汚れを落とすための酵素やオイルが入った洗濯洗剤を使って洗濯をしたいと思っているのは女性だけである、という古い常識を覆し、男性向けの洗剤としてサービスを開始しました。FREYは、12ヶ月間で毎月20%の収益の向上を実現させており、発送後の製品のマージンは60%と、大きく成長している企業です。

Aalo
IKEAや、West Elm、CB2などの典型的な家具メーカーに代わって、Y Combinatorの子会社であるAaloは、顧客それぞれに合わせた家具をデザインしています。カスタマイズ、またリユースや切断が可能な部品で構成されたLEGOのような組み立てのシステムによって、顧客は、自分の好みにデザインした家具をインチ単位でカスタマイズすることができ、DIYで家具を設計できます。元トヨタのエンジニアであるSejun Park氏によって設立されたAaloは、低品質な材料と重量サポートが無いIKEAの棚を切断しようとした際に崩れてしまったことからアイデアが生まれました。

Demonpore
ナノポアとは、DNAのような分子を特定する超微細なサイズの穴のことで、Demonporeは世界で初めての機械的ナノポアを開発しました。通常の固定されたナノポアでは良好な適合を必要とするため、穴に適合するDNAの分子しか見ることができません。Demonporeは、ナノポアの穴のサイズを変えることができ、あらゆる種類の分子をナノメートル単位で測定することが可能です。Halcyon Molecularのファウンダーと、70人の科学者やエンジニアによって構成されたチームを持つDemonporeは、人間の健康に関わるあらゆるタイプの分子を測定できる、普遍的な生体分子センサーの開発に取り組んでいます。

Savvy
企業とベンダー、サプライヤーなどの顧客とのすべてのやりとりを見ることができたら非常に便利ですよね。Y Combinatorがバックアップするスタートアップ企業であるSavvyは、企業のクラウドアプリケーションを1つのビューにまとめることで、この機能をユーザーに提供しようと取り組んでいます。Savvyの機能を通じて、あらゆる外部のやりとりに関するノウハウがわかり、企業のコミュニケーション能力の向上や、オペレーションシステムの改善につなげることができます。

Cloud Workout
Twitchのようなライブストリーミング配信でトレーニングの動画を視聴するだけでは実際に身体を鍛えることはできませんが、Cloud Workoutは、パーソナルトレーナーとなってユーザーをサポートすることができるインストラクターを集めることで、webサイトにおけるフィットネスクラブの実現を目指しています。現時点では、Cloud Workoutのストリーミング動画はプライベートのベータ版を利用しています。

Synvivia

遺伝子工学は、21世紀における最も優れた新しいツールの1つと言われていますが、この技術が研究所以外で利用される場合、技術を制御できないという恐れがあります。Y CombinatorがサポートするSynviviaは、このように研究所以外で利用されようとしている合成生物学の技術を制御するシステムを開発しています。コード化されたこのシステムは、NSFとDARPAからの助成金を得てUC Berkeleyによって商品化され、特定の小さな分子にアクセスするときにのみ利用することができるようになっています。このように、分子を管理し、乱用を避けることは、遺伝子工学の発展にとって非常に重要です。

RealtyBits

RealtyBitsは、商業用不動産のブロックチェーンをベースとしたトークンを作成するサービスにより、投資家や不動産所有者の資金の流動性を高めることを目的としています。不動産業者が世界中で認定されている金融業者から暗号投資を受け取ることで、資金を集める際の手数料を削減できるようにすることを目指しており、これは9兆ドルに及ぶ規模のマーケットにおいて、10%に相当する資金の節約につながります。

#ME
Highriseのバーチャルコミュニティの世界がさらに進化した、アバターベースのSNSとなる#MEでは、ユーザーはリアルタイムで行われるゲームなどを通じて友人を作り、アプリ内のバーチャルの参加者に影響を与えることができます。このブートストラップされたオリジナルのSNSアバターゲームである#MEは、すでに500万ドルの売上を上げ、300万人以上の登録ユーザを獲得しています。ファウンダーの視点によれば、この人気の秘訣は、Z世代のオーディエンスが好む現実世界から解放されたバーチャルな世界を創り出すことに成功したためであるようです。
同社のCEOであるAnton Bernstein氏は、「当社はHighriseから学んだことのすべてを取り入れ、さらにより良いものを目指している」と語っています。「未来のFacebookはバーチャルの世界になるでしょう。 私たちは30日前にそれをリリースしたのです。」

Grabb-It
Grabb-Itは、車の後部座席のウィンドウをフルカラーディスプレイに変え、曲がり角に立っている歩行者に対して車が接近している注意喚起をする広告を表示することができます。これは、主にタクシーや配達ドライバーを対象に設計されており、ドライバーは運転業務とは別にさらなる収益を得ることができます。
この機能は、ドライバーが通る道に合わせて、近くの企業に適切な広告を自動的に表示することができます。例えば、球場の近くを通っている場合には、その夜に行われる試合のチケットを販売する広告に切り替わります。

Alpha Vantage

Alpha Vantageは、金融業界のデータからアルファ値を算出するための新しい方法を模索している投資家に向けた、APIツールを提供しています。この低コストなAPIを使用することで、開発者はiOSやAndroidのアプリや、トレーディングの監視、管理、提案ツールなどのデジタルアセットを作成することができます。Alpha Vantageは、すでに10万人を超える登録ユーザーを獲得しており、1日3億件以上のAPIのリクエストに応えています。

BrainHi
共同創設者であるイスラエル・フィゲロア・フォンタネズ氏とエマニュエル・オーケンド氏は、2017年9月にプエルトリコとドミニカ国を襲ったハリケーン・マリアの被害を目の当たりにし、BrainHiの立ち上げに至りました。同社は、ハリケーンによる被害を受けたプエルコリコの島において、医師の事務局とのコミュニケーションが取れずに被災者の救助が遅れてしまったことから、このプロセスを管理するためのよりよい方法が必要であるという考えから始まりました。そこで開発されたのが、電話やテキスト、またFacebookのメッセージで利用できる自動応答型のボットで、これを使って医者を呼ぶこともできます。BrainHiには、すでに米国とプエルトリコを合わせて100人の医師、カイロプラクター、獣医師が所属しています。

BHRD
株主との関係をマネジメントすることは、株式会社にとって非常に重要です。反抗的な思想の役人や、活動家の株主などは、長期的な成長を志す経営陣にとって問題となる可能性があります。BHRDを利用することで、長期的な成長に適した投資家をターゲティングすることができます。そして企業に合った株主とのエンゲージメントを測ることで、株主との関係を保つために苦戦することなく、ビジネスに専念できるようにすることができます。

Camelot
Camelotは、賭けごとを手助けするためのモバイルアプリです。ビデオゲームとスポーツ賭博における、確実な収益性の高いビジネスを運用する初めての企業であり、ユーザーにリアルタイムのアップデートや統計情報や、友人と賭けをするためのインターフェースを提供しています。最近の最高裁判決を受けて、eスポーツを含むあらゆるスポーツにおける賭けごとを円滑にするために何十億ドルもの援助が行われています。Camelotは、この新興市場における1つのベンチャー企業として、成功を収めようと意欲的に活動しています。

Inscribe
Inscribeは、WebのプラットフォームとAPIを利用し、ドキュメント内の偽造データを識別するためのサービスを提供しています。イメージ法医学と機械学習を使用して開発されたこの技術によって、銀行声明、納税申告書や国民識別などの書類に、偽造の改ざんされた名前、図形、テキストや署名が含まれていないかをチェックすることができます。Inscribeの開発によって、最終的には偽造IDによる被害もなくなるかもしれません。また、すでにオンライン詐欺による数十億ドルに値する被害の解決に成功しています。

Fintual

大成功をおさめた、自動化された財務管理および投資のプラットフォームであるBettermentは、Fintualの協力を得ることで、ラテンアメリカに向けマーケットを強化させています。Fintualは、従来、大手銀行が利用していたような性能の良いツールによって管理されている低コストの投資信託を通じて、ウェルス・マネジメントサービスを提供しています。同社は、すでに週に10%以上の成長を見せており、マーケットの中で成功をおさめています。

Four Growers
ロボットの開発は農業においても重要なもので、その中で最初にロボットの導入が期待できるのが、養殖場だと言われています。Four Growersは、長らくの間労働力不足で悩まされている農場に対するロボットの導入を計画していました。同社は、信頼できる効率的なロボットの働きによって一貫した品質のブドウやチェリートマトなどの摘み取りの実現を目指しています。Four Growerによると、少なくとも4人分の労働量を1台のロボットで補うことができ、これを導入することで大きく経済効率を上げることができると述べています。

AnnieCannons
AnnieCannonsは、人身売買による被害者を技術業界のソフトウェア開発者や専門家へと育てることを目的とした、サンフランシスコに拠点を置く非営利のコーディング・ブートキャンプです。
アメリカの法務省によると、毎年アメリカでは18,000人に及ぶ人身売買が行われており、Jessica Hubley氏とLaura Hackney氏によって設立されたこの組織は、これに関わる全ての人の支援を目指しています。AnnieCannonsは、この被害による生存者を職業訓練プログラムに入れることに関心を持っている法律援助やカウンセリングサービスなどに付随する、アフターケアサービスの組織との協力を測っています。同社のプログラムは、基本的な技術と仕事の訓練から始まり、それを経てコーディングや開発の技術を取り入れていく流れになっています。

BuyCoins
BuyCoinsは、アフリカにおける仮想通貨取引所を目指しています。新興市場は仮想通貨の理想的なテストベッドであると同時に、場合によっては、こういった新しいプラットフォームが提供する効率性を最大限に活用できない可能性もあります。BuyCoinsは、ナイジェリアにおける唯一の仮想通貨取引所であり、ナイジェリア人はBitcoinやEthereum、また、LitocoinやBitcoin Cashに至るさまざまな仮想通貨を、地元の銀行口座やデビットカードを使って直接購入することができます。ナイジェリアでは、すでに40億ドルに相当する仮想通貨の取引がされており、マーケットは急速な成長を果たしています。

Mac’d
Mac'dは、自分の好きなようにカスタマイズできるマカロニ&チーズを提供するレストランです。同社は、キッチンスペースをレンタルして調理をし、UberEats、Caviar、DoorDash、Postmatesなどのプロバイダーを通じてデリバリーサービスを行う、低コストのゴーストキッチンのシステムを利用して展開する予定です。
TechCrunchのMegan Rose Dickey氏は、「ここのマカロニ&チーズは最高だった」と絶賛しています。

Penta Medical
プロスポーツ選手にとって怪我をすることは、今後のキャリアに影響する最も恐るべき事故です。Penta Medicalは、このスポーツ選手の懸念を解消しようとしています。同社は、スマートフォンのボタンをタップするだけで、筋肉や関節の痛みを和らげたり、循環を高めたり、また、筋肉の痙攣を和らげることを可能にする着用可能なコールドレーザー治療システムを開発しました。実際に、Penta Medicalは怪我をするまでのデータを追跡し、選手の動きの傾向などをコーチや担当医などに知らせることができます。
さらに、コーチは、担当するチームがリーグ内の他のチームとどのように比較されているかを追跡することさえできます。これは、ひとりの選手のためだけではなく、スポーツ界全体のサポートシステムとして開発された機能なのです。アメリカではすでに60億ドルの収益を上げており、Penta Medicalが開発した慢性的な痛みの治療とマネジメントにとって理想的なマーケットであると言えるでしょう。

Data Driven Bioscience
Data Driven Biosciencesが、ゲノム診断テストを行なっている病院において実施を予定している、従来よりも10倍早く、10倍安価な癌診断によって、たくさんの命が救われる可能性があります。腫瘍学者でありデューク大学の教授、さらに同社のファウンダーであるSandeep Dave博士は、癌の正確な診断が遅れることで、患者や医師にどのように影響があるかを身をもって経験しました。
Data Driven Bioscienceは、すでにアメリカ全土の病院に導入されている一般的な装置を使用して、同社のクラウドベースの機械学習ソフトウェアと1万個以上の腫瘍のデータベースに接続し、診断から24時間以内に癌を検出するテストを実施しています。

Rain Neuromorphics
Rain Neuromorphicsのファウンダーは、人間の脳の機能からインスピレーションを受け、人工知能アプリケーションのためのプロセッサを開発しました。同社は、Memristive Nanowire Neural Networkのチップの構造を利用し、現在販売されている市販のチップよりも大きく、より強力な神経ネットワークの育成を目指しています。高速で完全並列、かつスケーラビリティの非常に高いこれらのチップは、オンライントレーニングと低電力推論の両方が可能であり、さらにクラウドとデバイスの両方における複雑な機械学習アプリケーションを可能にすると言われています。
ニューロンが増加するにつれて、トレーニング時間は劇的に増加します。同社のニューロモルフィックハードウェアは時間の経過に合わせて拡大しますが、同時にチップの中の膨大なデータ量を消耗します。同社が開発した新しい構造によって、ナノワイヤで接続されたニューロンで満たされた構造を作ることが可能になり、同社は、これによって10億ドルに相当するものを構築し、トレーニングを行うことができると述べています。OpenAIからの2百万ドルの意思表明により、いくつかの特許がTSMCと提携して契約を結び、同社はそのシナプスが存在する場所にニューロンを置いています。

Spate
ビジネス向けの「Googleトレンド」は、まさにSpateが目指しているものです。Spateは、顧客が好むラテの種類や、使用するスキンケア製品、さらに、将来的に流行するであろうペット食品など、ありとあらゆるトレンドを企業に知らせるための予測エンジンを提供しています。同社は、Googleでの経験を経たチームによって設立されました。
大手検索企業におけるSpateの働き(最初は有名なGoogleの20%プロジェクトの1つとして)は、世界最大のさまざまな消費者向けブランドを把握し、動かしていく方法を意思決定するための製品の特定を可能にしました。同社は、水出しコーヒーとターメリックが次のトレンドのなることを予測し、また、ファッション業界においては黄色がトレンドになると賭けています。Spateが目指すのは、膨大な情報量から適切な予測を実現させるためのファネルとなることです。

Optic
Opticは、コードに直接ドロップできる、非常に一般的なコーディングユースケースを開発者に提供しています。データベースにユーザーを追加するフォームを作成する方法や、コーディングに付随するさまざまなテストなど、開発者が必要とするような繰り返し行うプログラミングを自動化することができます。
開発者のIDE内で動作するため、必要なコードを外部から探す必要はありません。現在はJavaScriptで動作しますが、将来的にはPythonでの動作も可能になります。

Phiar
Phiarは運転中における拡張リアリティのナビゲーションアプリを開発しました。これは、ドライバーが進行方向を見たまま利用できるカーナビアプリで、スマートフォンに適合するAIによって、Phiarのソフトウェアは、このアプリを搭載したiPhoneを使うことで200fpsで動作することができます。
AIに関する深い専門知識を持ったメンバーや、Apple、Microsoft、VMwareのメンバーによって構成されたチームを持つPhiarは、現在カーナビアプリを使用している17億人のユーザーにとって、画期的なARアプリケーションを構築したいと考えています。
Phiarは、特にナビゲーションテクノロジーを推進する次の重要な進化であるARと、ドライバーが前方から目を離さずに済むソフトウェアソリューションに重点を置いています。

Seattle Food Tech
Seattle Food Techは、植物性の食品からチキンナゲットを作り出すことによる効果を見出し、それを作り出そうとしています。
同社による最初の製品は、大規模な食品会社に販売されることが予定されており、これによって、大量に消費されているチキンの大きな削減につながるため、環境面において最も効果的なマーケットであると言えます。

Prodigal Technologies
Prodigal Technologiesは、お金を借りる方法を改善するために立ち上げられました。同社は、より効率的な債権回収を目指しており、借り手が支払い期限までに支払えなかった場合、貸し手はあらゆるメッセージプラットフォームを利用し、借り手の居場所を把握することができます。同社には、現時点で案内者が11人と、3人の顧客を獲得しており、110億ドルの融資を処理しています。現在支払われていない融資は500億ドルで、ローン返済における20%の利子をProdigal Technologiesの貸し手が得ることができます。

Viaopt
アメリカ全土においてトラックを使った商品の移動が行われており、実際には使用可能な貨物スペースの約35%が十分に活用されていません。配送業におけるUberプールを目指すソフトウェア会社のVioptは、この問題を解決するために立ち上げられました。現在、十分に活用されていないトラックの容量の65%を埋めることで、運送企業は300億ドルもの資金を節約し、さらに1億トンに及ぶ排気ガスを削減することができます。中小企業における余った貨物スペースを共有することで、Vioptは、小規模の小売業者にも、Anheuser-Busch、Bimbo Bakeries、Turkey Hill Farmsなどの大規模な物流会社と同等のロジスティクスの機会を提供することを目指しています。

Goodly
従業員へのボーナスは、厳しい労働市場における大きなビジネスの1つになってきており、Goodlyは、学生ローンの返済という最も重要なサポートを、従業員がもっと簡単に受けられるようにしたいと考えています。これは、すベての従業員にとってのベネフィットとはなりません。しかし、女性が奨学金の3分の2を受給しており、男性の従業員と比べて50兆ドルも多く学生ローンを負債しているという統計から、多様化を目指す企業においてかなり有効なシステムであることがわかります。さらに、アフリカ系アメリカ人の従業員は、白人の従業員よりも学生ローンの負債が31%多いこともわかっています。
この、一杯のコーヒーよりも負担の少ない従業員への学生ローンのサポートをすることで、従業員の借金の完済は平均8.5年も早くなるのです。ミレニアル世代の従業員のリテンション率を50%も向上させるこのサポートは、54億ドルのマーケットに取り組んでいます。

Regology
Regologyは、金融サービスの規制遵守における100億ドルのマーケットを目指して、金融業者の負担を軽減する世界最大の自動ソフトウェアシステムを開発しました。同社は昨年、コンプライアンスに540億ドルを費やし、その失敗のために220億ドルもの損害を追いました。Regologyは、同社の開発したソフトウェアを利用することで、一般的に数カ月を要する手動監視タスクを数時間で処理できると述べています。財務管理、銀行、保険、仮想通貨などの企業への導入を目的とした機械学習ソフトウェアは、証券取引委員会(SEC)の監視からうまく逃れることを目指しています。

Enveritas
ソフトウェアの開発によって、製造業者のサプライチェーンにおける森林伐採や児童の労働と戦うEnveritasは、企業の評判が悪くなるリスクを避け、かつ業務の効率を高めることを目的としています。コーヒーの製造会社に焦点を当てたEnveritasは、製造会社が利用しているコーヒーのオリジナルの生産源が持続可能なものであるかを検証する方法を提供しています。コーヒーの製造会社に止まらず、ココア、綿、パーム油などの他の熱帯産物においても同様のサービスを提供しています。

Mylk Guys
Mylk Guysは100%ビーガンの、オンライン食料雑貨店です。ビーガンは、肉食性よりも環境に優しく、健康的ではありますが、さらにおいしさを兼ね揃えた食品はほとんどないに等しいでしょう。すべての食品をキュレーションしているMylk Guysは、ショッピングを「シンプル」にすることを目指しています。同社はMylk Guysを、大手オーガニックスーパーマーケットのTrader Joe’sのオンラインビーガン版であると自称しています。アメリカには、2億5千万人のビーガンがおり、彼らは食料品に540億ドルを費やしています。

Numericcal
Numericcalは、エッジデバイスを用いた機械学習の簡略化を目指しています。Numericcalのファウンダーによれば、現在多くの機械学習機能はクラウドで利用されており、これは多くのシステムにおいて機械学習の最大の欠点であるようです。この機械学習の処理をエッジに移動させることで、この問題を解決することができます。プログラマーが行う場合、2〜6ヵ月かかる可能性がありますが、Numericcalは、200億もの潜在的なデバイスを保持しており、これを短時間かつ、より少ない費用で対応することができます。

Oxygen
安定した給料を受け取ることが難しいフリーランサーのために、Oxygenは、給料が入る前にお金を借りることができるサービスを提供しています。同社は、年に1099回の収入があり、総額1兆4000億ドルを稼ぐ借り手のグループと協力しています。Oxygenは、クレジットへの定額制へのアクセスとモバイルバンキングを無料で提供し、信用度の判断にはすべて機械学習機能を使用しています。Oxygenは、世界のフリーランサーが集まる場所となるでしょう。

Hepatx
Hepatxは、重度な肝臓病のための治療法を生み出しています。390万人ものアメリカ人が慢性肝疾患で苦しんでおり、40,000人以上の死因となっています。Hepatxのファウンダーは、治療目的のために肝細胞の生産を可能にする再生溶液を開発しています。これにより、肝臓細胞を再生し、臓器移植にかかる費用と罹患率をなくすことができるのです。アメリカでは、肝臓移植を必要としている患者が20万人以上いる中で、実際に手術が受けられるのはわずか数千人なのです。Hepatxは、脂肪組織を採取して肝細胞に変換し、肝臓を再増殖させるために肝臓細胞を患者に導入することによる肝臓の治療の実現を目指しています。

Plexus
Plexusは、ARとVRにおけるコントローラーとなる低コストで柔軟なグローブを開発しました。これは、マジックテープで固定されたシリコン素材のグローブで、手や指を完全に覆わないため、汗をかく心配もありません。
磁気的に取り付けられたトラッキングセンサーによって手が空間のどこにあるかを把握し、ユーザーの指を止まった状態で同期した後、個々のセンサーがその指の位置をゲームエンジンに伝える仕組みになっています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?