ド素人からの空手の大会 2回目で感じた手応えと課題
型と組手、それぞれ2回目の大会に出てきた。同時エントリーは初めて。
今回も前回のケガが治ったGW明けから、週3−4回とがっつり稽古してきた。1ヶ月前からの禁酒。サウナ後も飲まなかったし、ジャンクフードも身体が欲しなかった。
途中で自転車レースは2度出たけどw
好きなことでのチャレンジは止められない!
前回の組手の試合前は、全力で殴られたことも殴ったこともない人生だったので、恐怖の妄想と緊張でガチガチだったが、今回はコーチングの考え方を使って気持ちを切り替えてきた。
期待に応えなきゃのhave toを手放す
「これまでたくさん稽古してきたから!
師範やトレーナーにお世話になってきたから!
期待に応えねばならない」
というのは全部have toなので手放す。勝たねばならない理由などはないのだ。
「自分の力がどこまでやれるのかを楽しむ、
やりたいから、楽しいからやる!」
というのはwant toである。
と気持ち切り替えてからは前日まで緊張もせず、リラックスしていた。
がしかし、前日の夜に対戦表を見てしまった時に、そんなものは崩れ去った。
相手が格上じゃーん、身体が大きいじゃーんとか、あれこれ理由をつけて、押さえていた不安が吹き出てくる。(後から思えば、これも含めて楽しいのだけどw)
夢の中では「型」を間違えるし、まだ見ぬ相手と戦ってるし、暑いし寝られない。。と、やっぱり恐怖が出るわ出るわ。
と、寝不足で当日を迎える。お腹の調子も悪い。
「型」と「組手」ではモードが違いすぎる
「型」では決められた型を覚え、完成度を高め、本番ではきっちりとやり切り、相手とどちらかがうまいかを競う。
「組手」では、相手の攻撃をかわし、有効打をどれだけ入れられるかの勝負、要は相手を倒す。(オリンピックの空手とは違うフルコンタクト)
それぞれ、稽古の仕方も全く違う。相手のやりとりや毎回違う一瞬一瞬の勝負といういみでは組手の方が好きなこともわかった。
今回は朝イチに「型」の試合に出場し、午後イチに「組手」に出場。
自己ベストでやり切れた型の試合
型の試合が始まる。相手は空手歴7年の5級(黄帯)という格上の女子中学生。2人同時に型を打ち、審判の旗が多く上がった方が勝者となる。
打った型は、「平安(ぴんあん)その1」という初級の型。
実際始まってみると、稽古以上に集中して打てた。相手を見ている場合ではないので、自分の演舞をやり切ったら後は結果を待つのみ。
そして結果は、1-2で敗戦。
でも自分の型がしっかり打て、結果も旗が1本上がったので進歩を感じられ、充実感を感じられた。
正直、細かいことを正していくことが苦手な僕は、型の稽古は地味で面白くないなーと思っていたのだが、試合は程よい緊張感の中、自分の演舞をやるということを楽しむことができた。昔やっていたダンスも練習より本番のショーが好きだったしねw
今回は完全無痛だった組手
そして2時間以上あいてから、いよいよ組手の試合が始まる。
今回、何より心強いのが、同じ空手道場から、6人で出場しているということ。前回は2人だったのでみんなで応援し合えてとても心強い。
そして対戦相手がわかると、やはり背が高い。僕が165cmに対して相手は178cm。これでは特訓してきた上段回し蹴り(ハイキック)のコンビネーションが届かない。ローキックに切り替えるか。
だが、ここまで来ると、後はスイッチを入れて全力でぶち当たるのみ!
試合が始まり、今回は落ち着いて間合いを詰め、相手の攻撃をよく見て僕も突きと蹴りを繰り出していく。
そしてあっという間に1分30秒が経ち試合終了。勝敗は判定へ。ボコボコにやられた前回よりは手応えはあった。さあどうなるか?
結果は相手に3本旗が挙がり、完敗だった。
やり切った感と共に、徐々に悔しさも込み上げてくる。今回は、試合中も終わってからも全く痛みを感じなかったのだ。それだけに、もっと攻めまくったら良かったのになど、あの時ああすれば!
の振り返りのシミュレーションが自動的に始まり止まらない。
応援に来てくれた小4の息子も、
「今回は惜しかったね。頑張ったし、応援に来たかいがある。前回はボコボコにやられたので何のために行ったのかと思ったよ」
と言ってくれたのが救い。
やはり今回は、全く痛みもないし、稽古で連続して組手をやってる時の方が遥かにキツい。それだけに、試合後、すぐにでもまた戦いたいという気持ちが湧いてくる。
きっとそうなるだろうということを見越してか?次は9月の大会にも申し込んでおいたのが良かった。
師範がおっしゃるように、「試合も稽古」という言葉が印象に残っていて、試合に出ることで稽古だけでは行けない領域に行けるということを今回も感じられた。また、相手の攻撃をちゃんと受けて、相手に効かせる攻撃をする、前に出るなど、基本的な課題も山積みなことも痛感。
ということで、早速稽古を積んで、もっともっと強くなって行こうと思う。
それにしても、出場を決めてから、稽古のスイッチが入り、本番に近づくと楽しみと不安と恐怖が入り混じり、本番は何も考えずにぶつかり、試合後は謎の高揚感と悔しさが滲み出て、次への闘志が沸き起こる。
そもそも、普段コーチングで言っている、want toで現状コンフォートゾーンの外のチャレンジをするというこの一連のプロセスを、体感体現するためにやっていたが、これはほんとクセになるし、新たな自分を発見できるし、何より人生を豊かにすることを実感している。
「好きなことを見つけて、チャレンジし続ける」これはほんとオススメ。
やってみたいという方は、コーチングの体験セッションを受けていただけたらと思いますのでお気軽に連絡いただけたらと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
2020年12月「型」の初戦はこちら。
そして大きな痛みと共に惨敗した2021年4月、「組手」の初戦はこちら。
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