見出し画像

これからのコミュニティは「クロスコミュニティ」だと勝手に思う

最高の合宿体験を増やす「合宿人」というコミュニティを立ち上げ・運営していますが、今日はそのコンセプトの大きな1つについて語ってみます。

コミュニティというと「◯◯コミュニティ」と呼ぶ、人の集まりをコミュニティとイメージされる人もいると思いますが、ここでは家族、職場、遊び仲間 など、
何かしら共通の目的や繋がりを持った人の集まり(リアル/オンライン問わず) もコミュニティとします。

僕自身も複数のコミュニティに属したり、運営したりしていたり、世の中のコミュニティを眺める中で、ふと気づいたのが、
コミュニティオーナーはなんとかコミュニティを盛り上げたい・ビジネスとしてうまくいかせたいなどから、注意を惹き、興味を持ってもらい、何かと囲い込みたがる。
これは企業の採用・雇用においても一緒と言えそうですね。

でも、オーナーの盛り上げ意欲に対して、いまいちメンバーがノってくれたりくれなかったり、コンテンツをみてもらえなかったり。
僕自身もどちらの経験もあり、これってどういうことなんだろう?と思ったんです。

コミュニティオーナー側から見ると、コミュニティにたくさんの人が属しているが、
コミュニティメンバー側から見ると、1人の人が複数のコミュニティに属している。

というこの事実。
これを「マルチコミュニティ」と呼びたいと思います。(怪しい響きですがw)

そう考えると、コミュニティに属する/属さない、コミットする/しない
というのがあまり意味をなさなくなってきているのではないかと思うのです。
ある時、関わるコミュニティAのコンテンツに触発され、自分で何かやってみたいプロジェクトを考え、別のコミュニティBの繋がりから一緒に取り組む仲間が見つかり、自分がコミュニティCを立ち上げるなど。

こんな感じで、新しい活動が生まれたり、悩みや問題を解決したりするのに、1つのコミュニティで完結することもあれば、複数のコミュニティを意図せず横断する形で起こることもあります。

もはや、1つのコミュニティで完結させて囲い込もうとすることに無理があるのではと思います。
企業でいうと、副業禁止なんかも、「仕事」というものを会社というコミュニティの中に制限するものになりますね。
ましてや最近はオンラインで運営される度合いが増えていて、自宅にいながら30分ごとにコミュニティを行き来できてしまいます。

これからは、コミュニティの内と外の垣根を低くし、コミュニティ間(なのか、別のコミュニティに属する個人間なのかですが)でのCo-Creationがどんどん起きるようにしていく方が、自然の流れのように思います。

ただ、そうなると、1人が100個のコミュニティに属して、ふわふわ行き来しているようにコミュニティへの関わりが希薄かすることも増えると、
それぞれのコミュニティの目的を全く果たせなくなってしまいます。

そのため、コミュニティが目指すビジョンやパーパス、
そして、そのための具体的なプロジェクトはグイグイ進める推進力は
ますます大事になってくると思います。

要は、
個々のコミュニティは意思・活動共に強くありながらも、他のコミュニティや人と創発ができるしなやかさを持つ。
個々人は意思・活動共に強くありながらも、他の人と創発できるしなやかさを持つ。

全く同じことが個人にも言えますね。

言語化はあまりしてきませんでしたが、
「合宿人」ではこのクロスコミュニティという感覚は最初から大事に思って進めていて、メンバーの中には、

・会社経営者
・コミュニティを運営するオーナー
・複数のコミュニティで関わりのある人

などがいます。
これにより、複数のコミュニティを楽しく行き来する体験をできたらと思ってやっています。

色々な人やコミュニティに属する人たちも、合宿という体験を共にすれば、繋がりが生まれて何かが起こる。

このように、「合宿人」における強さの部分は、「合宿」をどんどんやることによって培われていくと思いやっているところです。

合宿人はこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?