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欲しいものが売ってなかったら作るしかない。

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デザインとクリエイティブとカイゼンの記事。デザインについての考察や制作物。新しいもののアイデアだったり日常の改善アイディアだったり。
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#DIY

[4]料理がしやすいアウトドアナイフを作る【DIYマガジン】

前回はこちら 今回はいよいよ焼き入れを行う。 焼き入れは特定の温度に熱した金属を油や水に入れて冷やすことで金属の内部構造を変化させて硬くする処理のことを言う。 通常は電気炉でやるか焼き入れを頼める業者がいる。ただ今回は自分でやったら愛着湧くんじゃね?くらいでやってみることにした。 田舎の家の庭にはは大体レンガが転がっているのでそれで炉を組む。 それと熱した後冷やすために容器を探した。 いい感じの容器が見つからないので空になったパーツクリーナーの缶を容器にすることにし

[3]料理がしやすいアウトドアナイフを作る【DIYマガジン】

前回記事 ハンドル材を買ってきた。赤い木が良かったので売り場で見比べてこれを選んだ。ホンジェラスローズ。 半分にして使う予定。 ハンドル固定用の穴を開ける。一番幅の狭いところは避け適当に。接着剤の逃げになるかと思いながら面取りもしておいた。意味があるかはわからない。 ハンドルも半分にし、穴と穴のピッチがズレないように固定しながら穴を開ける。 ハンドルはシュナイダーボルトと呼ばれるボルトを使う。 ↑こんな形状でこれから注文する。 シュナイダーボルトとかファスニングボ

[2]料理がしやすいアウトドアナイフを作る【DIYマガジン】

さて、日曜日時間が取れたので引き続きナイフ作りを行う。 前回考えたものの、作り始める前にこれでいいのかもう一度考え直す。アウトドアで使える菜切り包丁というコンセプトで固まったのでそのようなナイフになるように考える。 ハンドルの形状も削ってしまう前に段ボールで作ってみて、小さすぎないか?持ちやすいか?など確認しておく。 イメージはかたまった。 気温がグッと下がり、作業しやすい環境になったのでこういうことがすすむ。 金ノコギリやサンダーなど工具を使いながらハンドルの形状を

[1]料理がしやすいアウトドアナイフを作る【DIYマガジン】

新しいこころみ 今回から僕の中で新たな試みを始めてみようと思う。 日常的に行っているDIYの記録をノートのマガジンとして書き起こしてみようと思う。 今までも製作物を記事にしてきたが、完成後にまとめて書くタイプだったのでどうしても記事が雑になってしまうし、面白さや苦悩も伝わらない。 基本的にはフルタイム出勤の普通のサラリーマンなので時間はそう多くはない。かと言って毎日残業するような会社でもないしそこそこ使う気なら使える時間がある。 その時間に何をしているか。めんどくさい

メスティンのハンドルを作る〜

キャンプ飯のときいつもは飯盒(はんごう)でご飯を炊いてたんですよ 昔の兵隊さんが下げてて楕円が体に沿って潰れたような形のやつ。 ただですね、最近またいろいろギアの動画を見てたらメスティンってやつにも触れておこうかなと思ってたんですよ。小さくて必要最低限。中にストーブと固形燃料入れておけばいつでも使えるのも面白い。 そしたら思いのほか楽しくて、1人分飯炊いて、そのままメシ食えるこぢんまり感もよくてね。 ハンドル ドンキで投げ売りされてた安くて使いやすいメスティンを入手し

ピークデザインのキャプチャーV3を腰ベルトに取り付けるパーツをつくる。【製作】

今回は前回記事で紹介したピークデザインのキャプチャーV3の取り付け方式を少し改善します。 ↑前回記事 また、別記事では腰回りに取り付けてるベルトの製作も紹介しています。今回はこのベルトを改良する内容でもあります。 さっそく、キャプチャーV3の取り付け部分の改良に入ります。 現在はベルトが横に通っているのに対して本体はそれに合わせて横になっている。 これでも問題ないが、長時間つけていると下側が足にくいこむ...。 サイトの紹介画像でも縦のベルトに対して取り付けている場

両手をあけた状態から一眼カメラを1秒で構えられるアイテム【Peak Design キャプチャーV3】

友達に聞かれて、そういえば誰にも勧めてなかったけど、かなり便利かつ、使うとワクワクするアイテムがあったことを思い出した。 前回のベルト製作の記事で一瞬出てきたこいつについて紹介。 ↑前回記事 モノの紹介 これが何かってことなんですが、 カメラをベルトに取り付けられる物です。 取り付けたり、取り外したり。1秒くらい。 商品名は 【Peak design キャプチャーV3】 キャプチャーという商品の3世代目なのでV3ってことみたい。 落ちないかって?オチないです

OD缶のガスが使えるSOTOのバーナーとそのホルスターを作る。【デザインとカイゼン】

キャンプブームとともにヒットしたライターといえばこのシリーズ。 SOTOのマイクロトーチ 風に強いターボ式のライターで、火おこしに始まりいつの間にかどこでもターボが主流になってきた。ダイソーですらフタ付きのターボライターが売っている。 これの新しいモデルである マイクロトーチ Edge(エッジ) 近未来的な角張ったデザインとずっしりとした重さ。個人的にはバーナー部は丸のままが良かった。 本体はまとまっているのに比べて少しぼってりしてしまった気がする。あとボディ曲線と

『キーミュート』カギがジャラジャラ鳴るのを防止する。

小さい頃鍵束に憧れた。 親の鍵束は車の鍵に家の鍵、どっかの鍵と色々ついていて大事なものなので子どもからすると少し神聖な物だった。 金属と金属が当たる音もいいなと。 と、昔は思っていた。 その後、鍵が鳴るのが嫌でカバンに鍵専用の場所を設けた。 そして今ではカバンをやめてベルトに戻したくなった。ただここでジャラジャラ音が気になる。 スマートではない。走ってジャラジャラなるのなんて小学生で卒業したいところだ。 なのでカギを黙らせていく。 鍵束の中で1番うるさいのはこ

小さい事からなるモチベーション

僕は日頃から小さいこだわりのものを使ったり作ったりして日々の支えにしている。 日常的に使うペンもお気に入りを使えば嫌な書類を書く時間が趣味の時間になるし、使いやすさを考えたツールポーチのお陰で、仕事中にも使いやすさにいちいち感動しては心の支えになる。 そんな支えが絶対必要かと言うとそうでもないが好きなものや頼れるもの、小さなストレスを無くしてくれるものが身の回りにあるだけで過ごしやすく、日々はよりよいものになると信じている。 今日雪予報だった。降ったら雪景色を撮りに出かけ

¥200

炎上するアルコールランプを改良する

アルコールランプって聞き覚えありませんか?? 理科の実験で使うアレです。 これですね。ああ懐かしい。マッチでつけるんですよね。謎に。 レザークラフトで使うのに買ったけれどこう....味気ない。 そしてAmazonをグリグリ進んでいるといいのを発見。 ステンレス製のアルコールランプです。 ツマミがついてて火の大きさを調節できるすごいやつ。 金属好きなのよね。傷ついて、へこんで、くすんで。でも長く使える感じ。 ところがこいつ、上みたいに火力絞って使ってるうちに本体が

フランス版の肥後守、オピネルをキャンプに向けてカスタムする。 【OPINEL custom】

オピネルを買った。 ナイフとしては何本目だが分からない。何故か今まで買っていなかったというと、欲しい時に限って金がないのだ。たった2000円のナイフを買うのを躊躇うくらいに... 刃物は、はるか昔から人類に寄り添ってきた道具の一つである。ナイフとか刃物とか聞くと危ないヤツというレッテルを張りたがる人間がいるが道具というものは便利な反面、使い方を間違えれば危険な物である。それが道具の常だ。 車がいい例で歩けば数時間とかかる距離をほんの数分で移動できてしまうが命を奪うのも