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VOL.2「アルファベットが3つ並んだらおまかせ」

こんにちは!mot_note編集部です。
旅行業界の【業界あるある】をご紹介させていただきます!


さてさて、前回は旅行業界に入社した社員がまず覚えることとして
アルファベットの読み方をご紹介しましたが、
もうひとつ、旅行業務を行う上で重要になる業界用語があるのです。

そう、ずばりそれは、、、

「LED」です。


ああ、豆電球ね!!ってちゃうちゃう!!
旅行業界でのLEDとは電球のことを呼んでいるのではないのです。

これはある国の都市名・空港名を3つのアルファベットを組み合わせて
表した3レターコード
と呼ばれるものになります。
日本のわかりやすいところで言うと「TYO」は東京を表す都市コード
その他には「HND=羽田空港」「NRT=成田空港」などの空港コード
有名ですね。

ちなみにLEDはどこの国の3レターコードかというと、
ロシアのサンクトペテルブルクにあるプルコヴォ空港を表しています。
実際にMOTの予約担当者が皆様の航空券を手配するときにも
予約端末に3レターコードを打ち込んで検索する必要があり、
言わば旅行手配業務の中では必須知識と言える重要なコードとなります。

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同じように世界各国の都市名や空港名は、国際航空運送協会(IATA)が定めた任意のアルファベット3文字を組み合わせたコードで全てが構成されています。

ということは、、、
航空券を手配する者は、世界中にある都市や空港をこの膨大なアルファベット3つの組み合わせから覚える必要があり、入社間もない頃は途方に暮れそうになった覚えがあります。。

しかし!この3レターコードですが、案外覚えやすいコードが多く、
覚えてしまうと中々忘れない
絶妙なハマり具合を感じることができます。

参考までにいくつか覚えやすい都市の代表からご紹介させていただくと

上海(Shanghai)      ⇒  SHA
台北(Taipei)       ⇒  TPE
バンコク(Bangkok)   ⇒  BKK
ロンドン(London)     ⇒  LON
パリ(Paris)         ⇒  PAR
ヘルシンキ(Helsinki)    ⇒  HEL
ニューヨーク(New York) ⇒  NYC

というように、実際は何となく関係性のあるアルファベット3つが
採用されている都市が多く覚えやすい
ですよね。
IATAさん、覚えやすくしていただきありがとうございます!!!



次は少し覚えかたにコツがいる代表都市をご紹介します。

ホーチミン(Ho Chi Minh City)      ⇒  SGN
ムンバイ(Mumbai)              ⇒  BOM
サンクトペテルブルク(St.Petersburg)  ⇒  LED

こちらは一見すると都市の呼び名とは関係が無さそうなアルファベットが
並べられている
ように見えますが、実はこの3つには共通する読み解き方のコツがあるのです。


それは、、、各都市の旧名にあります!!

ホーチミンの旧都市名 : サイゴン(Saigon)⇒  SGN
ムンバイの旧都市名 : ボンベイ(Bombay)⇒  BOM
サンクトペテルブルクの旧都市名 :   レニングラード(Leningrad)⇒  LED

なるほど、なるほど!知れば納得ですね~!

私自身はこのような歴史を感じられる3レターコードを知ってからは、
コードを覚えるのが一気に楽しくなりました♪
由来が分かると覚え事は捗りますね。


では最後に、
たまに居酒屋や焼き肉屋のメニューに載っている「TKG=卵かけご飯」が気になっていたので、さすがに無いよなと思いつつ、
3レターコードでも調べてみたところ…

TKG  ⇒   ラディンインテンⅡ国際空港(インドネシア)

あるやん!!どこやねんっ!!!
という実際の業務では使ったこともないような空港が該当しました!
いや~探してみるもんですね~(笑)


世界中の空港や都市数を考えればまだまだ膨大に存在する3レターコード、
気になるアルファベットが3つ並んでいたら検索してみてください!
この世界のどこかを知るきっかけになるかもしれませんよ♪

是非お試しを!!!!

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