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一人マラソンランナー気分

我が埼玉県に聖火リレーがくるとのことで
オリンピック大好きな私は
ぜひ生で聖火を見たいと思っていました。

気づくと埼玉最終日でしたので
慌てて朝から川越へ。
前日は眠れず睡眠時間1時間半でした。

雨が降ってきて蒸し暑い中
レインコートを着てたので汗だくでした。
でもスポンサーの専用車が盛り上げてくれて
リレーが来た時はテンション爆上がりになりました。

聖火は見れたもののビデオ録画失敗
更に密かに欲しかった記念品は(私のいたところでは)
全く配布されませんでした。
YouTubeで様々な地域の聖火リレーをLiveで
配信されてる方も、川越の記念品の
配布はかなり少ないと感じてるようでした。)

その後は寝不足なのに異常にアドレナリン
使ったためにかなり疲れました。
しかし都内の通院してる
心療内科の通院日だったので
一旦うちに帰りシャワーを浴びて
服装もいつもの都内に行くとは思えない
格好で出かけました。
担当医師とはその日私のことがうまく伝えられず
その日は微妙な雰囲気になってしまいました。
実はこれが前日寝れない原因の一つでした。

ふと、いつ死ぬかわからないなら悩んで帰るより、、
まだ開催して石井一男さんの個展、
せっかく同じ都内にきてるから
もう一回見てから帰ろう。
購入者のもとへいけばもう二度と見ることは
出来ないものがほとんどだろうし。

銀座の画廊なのに髪ボサボサの汚い格好で行きました。
画廊の方に声かけられたら
素直に気持ち言おうと思いました。
石井一男さんも絵以外とても欲がない方なのは
御本人に何度もお会いされてる画廊の方なら
汚い格好で見にきたこともご理解いただけるのでは
ないだろうかと思いました。

画廊ではスタッフの人が他のお客様を接客中だったのですが
私のことを覚えていてくださったようで
合間に少しお声かけ戴きました。

汚い格好で銀座という後めたさから
最近服なんて欲しいと思わなかったのに
銀座の無印良品に入ってしまいました。

試着をお願いした際、スタッフの説明が冷たいなと
思いました。
でもそういう性格の人だろうと思ったのですが
試着室で次に来たお客様へは声も雰囲気も
全然違って説明してたので
見た目で態度を変えられたと思いました。

悶々とした中最終埼玉ルートは夕方
大宮氷川神社出発ということで、
是非私が大好きな大宮氷川神社と聖火のコラボを
見たいと思い、銀座から大宮に向かいましたが
乗り間違えたりして大宮に着くのに
そして、いつもなら大宮駅からスムーズに
行けるのにそこでも迷ってしまいました。

それまでのその日の携帯の歩数計は2万歩位でした。

でも、一生に一度だと思い大宮氷川神社に向かうも
川越のように警察官もいなければ
規制時間の案内看板もありません。

その日東京の緊急事態宣言が出た日でした。

もしかして中止なのかとネットで検索するも出てこず、
クタクタになりながらも大宮氷川神社の前をうろうろしてると
私と同じ人たちが何組かいました。
氷川神社は既に閉まっておりました。

川越でもお世話になった
YouTubeで聖火のライブ配信をしてる方は
氷川神社のあるさいたま市に向かっています。
でもずっとライブを見てる訳ではないので
何があったかはわかりません。


たまたま見かけた警備員さんに尋ねてみました。
すると寂しそうに
「中止になったんですよ。
さいたま市には聖火リレーは無くなったんです。」
と、言われました。

ショックでした。
一生に一度の大宮氷川神社と聖火のコラボが
見られなくなった。と。

ここまできたらもういいかなと思って
帰ろうと思ったのですが、
YouTubeのライブ配信をしてる方が
さいたま市に向かってるのを見て、
本来の埼玉県の聖火の最終ゴールの
さいたま新都心公園でセレモニーとか
見れるのかもしれないと思い、
一生に一度のことなので、向かうことにしました。

距離は3キロ、徒歩で約40分。
いつもなら大したことない距離でしたし、
タクシーを拾うにもタクシーをほとんど使わないので
3キロでは申し訳ないし、大宮氷川神社近辺だと
つかまりにくいのでとりあえず歩くことに。

タクシーをつかまえるきっかけもなく
20分位歩いていると、川越で見た警察車両
スポンサーの聖火オリジナル車両が私を追い越して
行きました。

もう既に私の足は棒で前に進むので精一杯。
私の脳裏ではZARDの「負けないで」が流れています。
一人で何やってんだろ、、、。って思いました。
でもここまで来たら引き返すのも向かうのも変わりません。
しとしととここでも雨が降る中、会場に向かいました。

会場まで来るとセレモニー行っている音がします。
でも公園の中にテントなどで覆った特設ステージで
行っており、そのセレモニーはチケットがないと
入れなかったのです。

ショックでした。
それでも欲深い私はこの最終日に配布できなかった
スポンサーのノベルティーを
最後までいたらもらえないか
どこかでセレモニーが覗き見できないかと思って
帰らず、会場の周りをさまよっていました。

その間YouTubeでライブをされてる方を発見し
YouTubeを聴きながら、その方もチケットがなく
セレモニーが見えそうなところを探してるようでした。

私はそこで体力が切れ、帰ることにしました。

最寄りの駅への帰り道、
疲れ果てた私は報われないことばかりだったと
悔しくて、悲しくて、馬鹿みたいだと思って
涙が出ました。

そんな時右上から声がしました。


「今日やりたいことを全部できたのは
それができる体力があると自信があったから
できたことでしょう?」


そっか、気力と体力両方あって行動できたんだ。
結果にとらわれてた私でしたが、
それを聞いて一生に一度の思い出として
とほほな1日だったな😂と笑い話にできました。

色々ありましたが怪我もなく、次の日も
少しの筋肉痛のみで済んだのもすごいことです。

ありがたいことです。

あと、今回のことで、

体からも心を引っ張ってくれるんだ

と実感する経験でした。

心から体のみしかないと思っていたのです。

心と体は繋がっている。
両方大事にしないと!


ちなみにその日の歩数です。

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