なぜRELUMを会員制にしたのか
はじめましての方は初めまして。
最近は主に飲食店プロデュースしている鶴岡です。
さてさて、今回はタイトルに書いた通り「RELUM-リルム-」をなぜリスクの高い会員制BARにしたか、と言うお話です。
利益云々より気持ちの話なので雑談ベースで読んで頂けると幸いです。
結論から言いますと...。
僕自身が「会員制BARに憧れを持っていた」からです。
21歳の時、某芸能事務所の社長さんに初めて会員制BARに連れて行ってもらいました。入り口のドア前でチャイムを押す ドキドキ感、敷居の高さ、みんなが入れない場所に入れる 特別感、そして**優越感** 衝撃的でした。
あの感動を皆様にも体験して頂きたい。と長年思っていました。
そもそも会員制BARに行ってるってなんかカッコイイじゃないですか。
男が人生で一度は言ってみたいセリフに入ると思うのです。
そんな思いを込めて立ち上げたのがRELUMでした。
http://barrelum.strikingly.com
一番最初に会員制BARの話をしたときは各方面「クローズドの店なんて絶対失敗するから辞めておきな」と批判の嵐でした。
たしかにオタク系ジャンルと言いますか、コンセプトカフェ&バー業態で ”会員制”と言うのは、当時見かけないものでしたし、ふらっと入れないお店なんてオープンなお店を運営している経営者からしたら、集客面の心配でしかないのはあたりまえ…。
そもそもBARって敷居が高くて行くのに勇気がいるんです。
そこに会員制なんてワードが付いたらカッコイイけどハードルはMAX...。
けど憧れを持ってる人はいる!
オタク層でも共感してくれる男性や会員制BARに憧れを持っている方は絶対いる!それを体験できるコンセプトのお店を作りたい!
僕自身がそうだった事もあり、正直これだけで突っ走ってきました。
ステータスに感じてもらいたい。
会員制と言う高い敷居を跨いだ方だけが味わえる ”特別感”&”優越感” をどのように体験してもらうか。会員カードにランクを付けたり、カードデザインや材質にこだわり予算を掛けたり、完全会員制にする為に会員登録は定期的に行わず、オープン最初の1ヶ月と現会員様の紹介を基本とするなど、色々試行錯誤しました。
会員制BARだけどハードルを下げたい。
一番の課題でした、RELUMは完全会員制の為、非会員が気軽に来れるBARではありませんが、会員が気軽に飲めるBARを目指そうと、無理なく通える料金設定にすべく、価格帯をなるべく下げて通常のBAR価格にしました。「Charge¥500 Drink¥500~」
会員制だから高いと思ってたけど「意外とリーズナブルだよね。」今では嬉しいお言葉です。
会員制BARって年会費が掛かるイメージ。
もちろん年会費の話もでましたが、会社利益よりお店を無理なく楽しんで頂きたいというのが一番だった為、RELUMでは初回カード発行手数料のみ(¥1,000) 頂くようにしました。
話をまとめると**リーズナブルに特別感・優越感を感じられて日頃から人に自慢できる、オタクでも通えるステータスのあるお店**を僕自身が求めていたんだと思います。
結果的に現在ではこの新しい形態を受け入れて下さる方が多く、RELUMブランドは2年間で5店舗まで成長することが出来ました。
”オープン初日、お客様が来て下さるか誰よりも心配して吐きそうになっていたのは内緒です。”
改めて日頃より各店舗に足を運んでくださるお客様、本当にありがとうございます。
そして会員制にしたかった 理由がもう一つ。
「キャストを守りやすい」という事です。
女性キャストがメインの業態の弊社、チャイムを押して、会員カードとお顔を拝見しないとご入店出来ない会員制と言うシステムは安全面にも優れていました。
店舗を支えてくれているキャストのみんな、管理職である社員のみんな、社長、心より感謝しています。
お客様もキャストも安心して飲める環境作りをこれからも目指していきます。
最後に。
「RELUM-リルム-」会員の皆様
是非会社で同僚や部下から「普段どこで飲んでるんですか?」と言われたとき「渋谷、新宿、池袋、中野 etc...まぁ、会員制BARにしか行かないんだけどね。」なーんてステータス高い事を言って欲しいなと思ってます。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
Yusuke Tsuruoka