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社会教育主事士講習が終わったよ。

社会教育主事士講習が終わりました。半年間、長かったようであっという間だった。
社会人になってからの学びは、大学生の時のそれと違って、目の前に現場がある。だからこそのおもしろさをすごく感じた。
学んだ理論をすぐに現場で使ってみることができる、現場を想像しながら講義が聞けるからより頭に入ってきやすい。
「社会人になってからの学びの方がおもしろいよ」って言われるけどこういうことか〜ってなってた。
その一方で、仕事しながら学ぶことのハードさも知った。就業後に100分間の講義を週2、3回受けたり、週末はレポートに追われて首が曲がらなくなったり…。『仕事しながら学び続けるってこんなに大変なんだ…。』ってびっくりした。社会人なめてた。

『どうするとすてきな共学共創が生まれる』か?という問いについて、半年間一緒に学んできたゼミのメンバーで話をした。

反対の言葉があるとしたら「独学独創」?
でも独学ってマイナスな意味ではないよね。
近いニュアンスの「我流」とかは、自分を閉ざしている感じがする。
じゃあ逆に「共学」は開くことがだいじなのでは?

そんな話をした。
最後に、ゼミメンバーでそれぞれに思う「共学共創を生み出す3つのキーワード」を書き出してみた。
私なりの定義はこんな感じ。

・Be open:ひらくこと。強みも弱みも、学びの過程も自分自身も。
・Coming and Going:個としての学びの場と、立ち還れる場があること。往還。理論と実践。
・Adventurous:たのしむ。おもしろがる。予想外も偶然も。

共学共創」という言葉って、いろんな形に分解できるなと思った。
ぶ。る。
ぶ場をる。
講習は終わっても、全国各地に共に学んだ人たちがいるのってとっても心強い。
共に学んで、それぞれの現場に持ち帰って実践して、振り返ってまた持ち寄って。
そんな風に、行ったり来たりできる環境があることはとっても貴重だ。
ぶ場を、これからもり続けるために、この繋がりをゆるく続けていきたい。

最近個人的に「コラボレーション:協働」というのがキーワード。
本講義の中でも、「支援から協働へ」という言葉がたくさん出てきた。
誰かと一緒に何かをする。その時に、手伝ってあげる/手伝ってもらうの支援の関係性じゃなくて、同じビジョンに向かって共に進んでいく協働の関係性になれたらいいなって今年に入ってからずっと考えている。
お互いの強み弱みを生かし合い補い合いながら、共にいいものを作ろうと働きかける、みたいな。
そうやってコラボすることが、きっとwin-winの関係性を築くのだろうし、そうなることで持続可能になるのではないかという仮説。

学ぶってなんなんだろうか。
大人の学びには、理論と経験と在り方が必要な要素だと講義で習った。
知識と技能を身につけることは、習ってすぐできるようになるわけではない。
自分の中に元々あった価値観や考え方が揺さぶられて、現場の中でもやもやしながら、理論と実践がつながってハッとする瞬間がある。
そうやって、大前提がひっくり返されて、それによって現場での感じ方や考え方が変化する。
その先に行動が変わっていくことが、大人の学びなんだって。
おもしろいなあ。

コロナの影響もあって、本来なら三回予定されていた集合研修も1回だけ(島根鳥取在住組のみ)になった。
ちょっと残念。いつか絶対ゼミ合宿したいな。

「社会教育のことをちゃんと学びたい」そう思って受講を決めた本講習。
予想以上に大変だったけど、島根の社会教育や魅力化を牽引されて来られた方々の熱さとかっこよさを改めて感じられたし、私自身のあり方についてぐーっと考え続けさせられた半年間だった。
コーディネーター1年目のこのタイミングで、本講習を受けられたことを本当にありがたく思う。
半年間一緒に学んでくれた学習者の皆さん・サポーター陣のみなさん、本当にありがとうございました!
(まだ最終レポートが残っているけど。笑 がんばりましょう〜!)

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最後のゼミで話したことを可視化してみた



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