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至福のスイーツ:玉製家のおはぎ

(は?まじでいってる?)
"おはぎ"とだけ書かれている看板をみて私は心のなかでつぶやいた。
おはぎ専門店?!?!?

私が至福のスイーツ:玉製家のおはぎと出会ったのは単なる通りがかりだったのだ。
とくに評判を聞いたわけではない。
たまたま入った会社で大阪配属が言い渡されて、そんでなんばの近くをたまたま通りがかった。
それを運命というのかもしれない。


もともと私は子供の頃からおはぎが好きだったようだ。
小学生の時、団地に住んでいた。
一番近い理容室の隣に和菓子屋さんがあって、そこでよく床屋のあとにおはぎを買って食べたものだ。

そう、普通は和菓子屋さんだよね。
おはぎ屋さんってどういうことだってばよ。
おはぎしかおいてないのかよ。
おはぎだけでやっていけるのかよ、と。

やっていけてるのだ。
それも大人気の大行列。
なくなったらその日はそれでおしまいっていう。
至福のスイーツ:玉製家のおはぎ。


それまで私はおはぎといえばつぶあんであった。
もちろん、こしあんの旨さもわかる。しかしつぶあんなのだ。

玉製家では、つぶあん、こしあん、きなこ、の3種類が選べる。
このうち2つを選ばなければならないシステムだ。
15個くらい買うと3種類とも選べる。
さすがの私もいきなり15個は買わない。
ので最小の6個だったか8個だったかを買った。
そんで、さすがにつぶあんとこしあんを選ぶんだったら、つぶあんときなこを選ぶ。

持ち帰って食べてみると、なんときなこが絶品。
きなこの粉が凄まじく美味しい。ものすごく上品な味。深みがある。
よくハッピーターンの粉を魔法の粉と表現するが、玉製家のきなこの味を知ってからはこれこそが魔法の粉であり、ハッピーターンなんてしょせんは駄菓子やぞ、って思うくらいで。
というか、ハッピーターンなんて持ち出しちゃダメすぎる。

とにもかくにも、これまでいろんなところでおはぎを食べてきたが絶品中の絶品。
玉製家の職人さんのことは詳しくは知らないのだけれどおそらくおはぎだけをずーっと作り続けてきたに違いない。
おはぎを極めし職人さん。それもきなこ。
きなこって大豆の粉なのに。
大豆の粉なのになんでこんなに美味しいんだ。


それ以来、機会あらば玉製家のおはぎを食べるようにしている。
お土産にももっていったりしている。
とてもグルメな人に食べてもらっても称賛がもらえる。

まさに至福のスイーツ。
これぞ至福のスイーツ。



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