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プロレス

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プロレス関係のネタを集めた場所。独断と偏見によるコラムや観戦記、勝敗予想などを書いていきます。
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2024.9.1 プロレスリング・ノア ABEMA PRESENTS N-1 VICTORY 2024 決勝戦 試合雑感

お久しぶりです。もるがなです。ここ最近はずっと新日のG1にかかりきりで中々時間が取れず、それが終わった今はゆっくり休もうかとさえ思っていたのですが、そうさせてくれないのがプロレスの魔力の恐ろしい所であり……。語りたくなる試合が出たら書きたくなるのがプヲタの業です。それほどまでに今回のN-1決勝の大会が素晴らしかったんですよね。前置きもそこそこに、さっそくやっていきましょう。

◼️第6試合
ジョ

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2024.8.18 新日本プロレス G1 CLIMAX 34 東京・両国国技館 優勝決勝戦 試合雑感

もはや自分にとっては毎年の夏の風物詩になりつつあるG1公式戦の全試合完走なのですが、決勝戦になると終わりが見えてきて、連続更新の日々からの解放に安堵すると同時に、少しだけ寂しさが込み上げてきます。いやあ……終わってみると長いようで短く、興奮の連続でした。前置きもそこそこに、最後はワンマッチレビューでスパッと終わらせたいと思います。

◼️第8試合 時間無制限1本勝負
G1 CLIMAX 34 優勝

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2024.8.17 新日本プロレス G1 CLIMAX 34 東京・両国国技館 準決勝戦 試合雑感

◼️第7試合 時間無制限1本勝負
G1 CLIMAX 34優勝決定トーナメント・セミファイナル
辻 陽太 vs デビッド・フィンレー

この2人、節目節目で縁がありますよね。次世代のベビーの柱vsヒールの総大将としてドームのメインイベントになり得るか否か、ある程度それを想定した一戦だった気もします。

試合内容は準決勝らしい壮絶な削り合いであり、序盤は辻が押していたものの場外戦を交えて今度はフィン

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2024.8.15 新日本プロレス G1 CLIMAX 34 千葉・幕張メッセ 準々決勝戦 試合雑感

◼️第7試合 時間無制限1本勝負
G1 CLIMAX 34優勝決定トーナメント・ファーストステージ
鷹木 信悟 vs グレート-O-カーン

プロレスは格闘技であるということに異論はないものの、現代MMAの格闘スタイルと現代プロレスの融合は意外と難しいものであり、オーカーンは説得力のある格闘技の実績と、コテコテのギミック・レスラーという相反する要素が同居しており、それが対極であるからこそその「調整

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2024.8.14 新日本プロレス G1 CLIMAX 34 静岡・浜松アリーナ Bブロック最終戦 試合雑感

◼️第5試合 30分1本勝負
『G1 CLIMAX 34』Bブロック公式戦
後藤 洋央紀 vs HENARE

決勝トーナメント進出がかかった勝ちしか許されない状況。今年の後藤の爆発力を見ると優勝を願わずにはいられず、そういう意味でも個人的に一番緊張した一戦でした。

パワーファイターかつストライカーでもあるHENAREは後藤は相手としてはわりかし得意とする部類であるとは思うのですが、HENARE

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2024.8.12 新日本プロレス G1 CLIMAX 34 新潟・アオーレ長岡 Aブロック最終戦 試合雑感

◼️第4試合 30分1本勝負
『G1 CLIMAX 34』Aブロック公式戦
カラム・ニューマン vs ゲイブ・キッド

荒くれのゲイブに対して意表をつくカラムの奇襲。これは良かったのですが、やはり全体的に技の精度と軽さが目立つのがカラムの現時点での欠点で、せっかくのスピードが加重として活かされてないように感じます。ただ、ハンドスプリングからゲイブの背後をとってのジャーマンからブリッジのないマヤ式…

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2024.8.10 新日本プロレス G1 CLIMAX 34 宮城・ゼビオアリーナ仙台 DAY14 試合雑感

◼️第4試合 30分1本勝負
『G1 CLIMAX 34』Bブロック公式戦
ボルチン・オレッグ vs KONOSUKE TAKESHITA

新世代の怪物同士のマッチアップ。とはいえ、キャリアでは雲泥の差があります。しかしながら序盤のレスリング勝負ではボルチンが圧倒的というか、やはり新世代相手だとボルチンもリミッターが外れるなというのを感じました。

投げ捨てられた竹下はリングに入るか否かの駆け引

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2024.8.8 新日本プロレス G1 CLIMAX 34 神奈川・横浜武道館 DAY13 試合雑感

◼️第6試合 30分1本勝負
『G1 CLIMAX 34』Aブロック公式戦
内藤 哲也 vs カラム・ニューマン

カラムの奇襲でスタートもロープ上段から突き落として内藤は冷静に対処。タメのあるネックブリーカーにヨーロピアンネックロックでジワジワと攻め立てます。ほんの少し前ならスピードスター対決の可能性すらあった組み合わせですが、コンディションもあってかそこは張り合わず、逆に老獪さと緩急で攻め立て

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2024.8.7 新日本プロレス G1 CLIMAX 34 東京・後楽園ホール DAY12 試合雑感

◼️第4試合 30分1本勝負
『G1 CLIMAX 34』Bブロック公式戦
ボルチン・オレッグ vs ジェフ・コブ

怪物vsオリンピアン。こう書くと神話みたいですよね。開幕早々レスリングの差し合いからテイクダウンに持ち込んだのはボルチン。もう少し長く見たかった気もしますが、こういうのをちゃんとやってくれるあたりに安心感を覚えます。

コブは打撃に切り替え、ボルチンも応戦しますが、スーパーヘビー級

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2024.8.6 新日本プロレス G1 CLIMAX 34 東京・後楽園ホール DAY11 試合雑感

◼️第5試合 30分1本勝負
『G1 CLIMAX 34』Aブロック公式戦
グレート-O-カーン vs カラム・ニューマン

オスプレイを最も知る男の一人と言っても過言ではないオーカーンがカラムの相手をやるというのも査定めいた感じがあって面白いですね。それでいて負けたら互いにほぼ脱落確定という厳しい状況。G1ならではの残酷さですね。

同門対決って新日だとNJCやG1ぐらいでないと成立しないレアな

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2024.8.4 新日本プロレス G1 CLIMAX 34 愛知・愛知県体育館 DAY10 試合雑感

◼️第4試合 30分1本勝負
『G1 CLIMAX 34』Bブロック公式戦
ボルチン・オレッグ vs デビッド・フィンレー

開始早々のフィンレーのタックルをあっさり捌いてローリングするあたり、ボルチンのレスリングテクニックはハンパないですね。前の試合もそうだったのですが、上の先輩相手だとまだ胸を貸してもらうような意識があったものの、自分と同じ新世代枠相手となるとボルチンの意地が剥き出しにされるの

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2024.8.3 新日本プロレス G1 CLIMAX 34 大阪・大阪大和大学大和アリーナ DAY9 試合雑感

◼️第5試合 30分1本勝負
『G1 CLIMAX 34』Aブロック公式戦
カラム・ニューマン vs ジェイク・リー

鳴り物入りの参戦のわりにはいまいち勝ち星の伸びてないジェイク。知能犯の計略が徐々に狂っていくのはゾクゾクしますし大河ドラマを感じさせるものの、まだ方向性が不明瞭なのと以前の二代目・マット界の帝王の如き強さを知っていると物足りないのも事実であり、まだ新日では名勝負がないのもあってこ

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2024.7.31 新日本プロレス G1 CLIMAX 34 山口・KDDI維新ホール DAY8 試合雑感

◼️第5試合 30分1本勝負
『G1 CLIMAX 34』Bブロック公式戦
ボルチン・オレッグ vs 辻 陽太

ボルチン、いきなりの奇襲!キャリアが近い人間に対抗心を抱くのは必然ですが、相手が新世代トップの辻となると気合が入るのも頷けます。辻の上から目線のボストンクラブを許さずに抵抗したあたり、負けん気の強さを感じましたね。ただ、二度目はかなり高角度で極められ、そこからのカーブストンプや膝蹴りで

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2024.7.29 新日本プロレス G1 CLIMAX 34 福岡・福岡国際センター DAY7 試合雑感

◼️第6試合 30分1本勝負
『G1 CLIMAX 34』Aブロック公式戦
カラム・ニューマン vs “キング・オブ・ダークネス”EVIL

カラム相手に奇襲を仕掛けるEVIL。こういう若手相手への制裁は必要以上にEVILの極悪さが際立つのでいいですね。カラムも負けん気が強く、ヒール相手に持ち前のスピードで突っかかるのはいいのですが、そうした相手こそ御し易いのもまた事実であり、最後は金具への2回の

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