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孤独死について本気出して考えてみた。

2018年3月某日。

もともと前の職場で一緒だった仲間、3人のグループラインに、早朝ひとりの同僚から


とだけLINEが届きました。

調子悪い事があって病院行ってるとはちらっと聞いたことあったけど、前兆もなにもないし、前日も普通に一緒にお酒飲んで、お互い寝過ごさないように!なんて笑いながら帰ったからなんもないと思ってた。既読付かないのだけ気掛かりだったけど。

出勤時間になってもあの人は来ない、と別の店から俺に連絡。どんどん嫌な予感がしてくる。
仕事中抜ける事ができないので、終わり次第職場にいた同僚とその人の家へ。

アパートの2階。インターホンを押す。
わかっていた、反応はない。
同僚が外に回ってダクトとかをつたってよじ登る。
外から確認して、動いてない、そこにいるのが見える!と。
ここで確定したので救急車を呼んであとはお任せするだけに。

もう亡くなってました。

消防とか警察きて少し話して、
実はその部屋借りてたのは別名義の人とか複雑な話がありそうで、うちらはもう帰っていいとの事で帰宅。

昨日までいた人、昨日までは一緒に飲んでたのに。
俺がやってはいけない事やらかして(この話はいずれ)この業界から一度辞めるって話をしたとき、戻ってこないほうがいいよ、まだ若いからやり直せるよ、って言ってくれた人。
また戻ってきた時、特に何も言わずに今までみたいに飲んだりしてくれた人。
その人の過去の話はあまり話さないけど、なにか裏がありすぎて、でもお茶目なとこもあってすごくいい人だった。

文字にすると余計想い出す。
だから文字にしてよかったのかもしれない。
またこれを見返したらあの人の事、想い出す。

それと二階までよじ登ってくれた人は、そのグループラインにいた人でもない、ただの上司みたいな同僚みたいな人。俺ともバチバチだったし、仲良いわけでもない。
でもすげー漢気があると思った、俺ならよじ登ったりとか考えない。真っ先に行動できるとこ、俺にはないもの。この日からこの人とは人として見れるようになったし、業務以外連絡とらなかったあの頃とは違って、お互いその会社辞めた今でもたまに普通に連絡とるほどにはなってます。

そういうのがあったので、俺が死ぬ時はそういうのを考慮して、家にいるときは鍵を開けとくって話をしたんです。
SNSも毎日どこかで更新してるから、1日以上更新されてなければアウト、鍵は空いてるから見に来てください、最後のお願いです、ってガールズバーでもネタのように言ってますがこんな経緯もあったり。


そうしたら遊びに来てくれるガールズバーの子もたくさんいました、ちょっと前までは。
今はなにもない、だからこんなの書いてます。
俺は家に女の子いてもなにもしない。だから遊びに来てくれると思ってる。
こんな俺の家に来てくれる。普通に20代前半の子が40代の家に来るわけが無い。
ほんとそれだけでも幸せですね。
その時は孤独死の事、考えずに済みますからね。

いつでも俺は死ぬ事を怖れてます。
いつも考えてしまいます。
死恐怖症
タナトフォビア
というそうですね。
死ぬまでずっと怯えるんだろうなと思います。

なにも残せないままの人のなんでもない記録、本日もご覧いただきありがとうございました。

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