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DXの副作用: データドリブン経営を妨げる「データのサイロ化」の解決策

DX時代に発生するジレンマ

デジタルトランスフォーメーション(DX)はビジネス環境を一新し、企業が抱える課題も変化させています。システムの多様化により、データが散在し、結果としてデータ連携の不備が生じています。特にデータのサイロ化は、迅速な分析や集計作業の妨げとなっています。

  • データのサイロ化

データのサイロ化は、各業務に特化したSaaSの利用によって引き起こされます。たとえば、営業部門がSalesforceを、経理部門がStripeを使用するようなケースです。それぞれのSaaS内にそれぞれの形式のデータが溜まってってしまう。これがデータのサイロ化です。

部門ごとにデータが分散している

こうした状況では、データの一貫性が保たれず、集約・分析が困難になります。さらに、管理部門、導入時期、要件などの違いによって、データの定義や規則がバラバラになることもサイロ化を助長する原因の一つになっています。

SaaS群を楽に管理するためのツールはあるが、SaaS群のデータを適切に管理・分析するためにはいまだに分析基盤が必要

SaaS管理ツールは、複数のSaaSアプリケーションを楽に管理するためのツールです。社員の入退社に伴うアカウントのセットアップや解除を簡素化し、管理作業をスムーズに実施します。それに対して、複数のSaaSデータを適切に管理・分析するためには、いまだに分析基盤の構築を行う必要があります。

SaaSのデータ分析には主に以下の二つのアプローチが存在します:

  1. エクセルの活用
    まず、簡単にSaaSデータ分析を行う方法が、Excelを利用することです。各SaaSからデータをCSV形式でダウンロードし、Excel内で統合・集計を行います。ただし、Excelは大量データに耐えられないため、加工のための関数処理が重くなったり、データ容量によってはファイルが落ちたりしてしまいます。加えて、データソースが更新された場合には、再度分析をやり直す必要があります。

  2. データ基盤の構築(ETL/ELT+DWH+BI)
    しっかりとした管理・分析を行うためには、データ基盤構築を行う必要があります。これは、通常、各SaaSのデータを収集するためのETLツール、収集したデータを格納しておくDWH、分析・可視化するためのBIツールを組み合わせたインフラになります。構築には専門知識や多くの工数がかかるため、一般的に高額な導入費用がかかります。ちょっとした分析を行いたい担当者や、事業規模が小さい事業者にとってこれらの基盤の導入ハードルは依然高いままです。

SaaSデータのサイロ化を解消するなら「Morph」

こうした「データのサイロ化」を解決できるように、データ収集から格納、分析までをオールインワンで実行できるツール「Morph」を作りました。
「Morph」では、各種SaaSやExcelなどからデータを取り込めて、ノーコードで簡単に複雑なデータ分析ができます。データ加工や集計などをAIが担い、SQLの知識やPythonの知識は不要なので、非IT人材の方でもすぐに運用を開始できます。データ分析のたびに、技術部門の人にデータ抽出依頼をする必要はありません。
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参考文献
SaaSの積極的な導入がDXの足かせに? DX推進に伴う「データ管理の課題」とは
(参照:https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2302/07/news001.html


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