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想像以上にデータの宝庫! Stripe × AI で手軽にインサイトを抽出

Stripeのダッシュボードで分析は十分?

近年、ビジネス環境は急速に変化し、成功するためにはデータ駆動型のアプローチが不可欠となっています。特に、オンライン取引が増加し、支払い処理が不可欠な一環となっている現代において、データ分析ツールとStripe(ストライプ)の連携は、ビジネスの競争力を高めるための強力な手段となります。
もちろん、Stripeにはデフォルトでデータの集計・可視化ダッシュボードの機能がありとっても便利です。(Morphでも課金部分にStripeを使っています!)
そんなStirpeのデータから独自指標を算出したり、別のデータと組み合わせて分析を行うことで、さらに一歩踏み込んだ情報の読み取りが可能になります。
この記事ではMorphとStripeの連携に焦点を当て、実際の事例を通じて、皆様のビジネスにどのように活用できるか、その重要性や利点について説明します。

データ分析ツールとStripeの連携によるメリット

このセクションでは、データ分析ツールとStripeの連携がもたらす具体的なメリットについて詳しく説明します。

  • 売上データのリアルタイム追跡: Stripeとデータ分析ツールを連携させることで、売上データをリアルタイムで追跡できます。これにより、売上動向を把握し、即座に戦略を調整できます。

  • 顧客行動の分析: 顧客がどのように支払いを行っているか、どのプランを選んでいるかなどの情報をデータ分析ツールで分析できます。これにより、顧客の行動パターンを理解し、ターゲットの変更やキャンペーンの最適化が可能になります。

  • 収益の最適化: Morphを使用して、売上データを詳細に分析することで、収益を最適化できます。例えば、収益の低い商品やサービスを特定し、改善策を検討することができます。

  • 社内でのセキュアな情報共有:Morphにデータを連携することで、社内の人員の権限に合わせた情報共有が可能です。Stripeの情報は決済情報等、センシティブな情報が多いため取り扱いに注意が必要です。Morphでは、項目単位で表示/非表示を設定できるので、必要以上のデータを共有することなく、セキュアにデータを共有することができます。

MorphとStripeの連携方法

実際に、MorphとStripeを連携させる具体的な方法については下記の動画をご参考にしてください。

MorphとStripeを活用した事例

このセクションでは、実際の事例を通じてデータ分析ツールとStripeの連携がどのように活用されたかを具体的に紹介します。

サブスクリプションビジネスの成長: MRR (月次収益) の詳細分析
stripeのデフォルトダッシュボードでもMRRを出すことはできますが、月ごとの新規契約数などと一緒にグラフ化することができません。
Morphを使うことで、MRRの詳細な分析を簡単にグラフで表現することができます。
Stripeから取得する項目はStripe Import Invoices を選択しました。
取得できるデータは以下のとおりです。

  • customer:顧客ID

  • total:税込売り上げ金額

  • period_start:サブスク単位での開始日

  • period_end:サブスク単位での終了日

こちらの項目を使って、MRRを算出していきます。

このグラフを作成する場合、プロンプトを2回に分けて実行しました。

Tipsとして、一度ですべてを処理しようとせず、複数回に分けて実行をすることで、どこまでのプロンプトが実行できているかがわかるため、プロンプトが失敗した場合の修正方針が立て易いです。
赤で表示されているものが、前月からの継続顧客で、青で表示されている方が当月新規で契約した顧客として表示することができました。
これにより、新規の契約数が売上の中でどれだけ寄与しているのかを、ビジュアルで直感的に理解することができます。
この例ですと、5月から6月にかけて売り上げはそこまで伸びていないものの、新規契約がかなり増えていることがわかりました。(つまり解約も多かったことがわかります。)

売上情報と費用情報を統合して分析
stripeのデータとともに、費用情報のデータを会計ソフトから連携することで、売上情報とセールス・マーケティングに関わる費用の比較分析を行うことができます。
プロダクトの成長が効率的で持続可能であることを確認するためには、販売効率を分析することが重要です。新規顧客の売上と獲得コストを比較することで営業効率を理解する助けになります。
先ほど使用したinvoiceテーブルと、財務情報から抽出した費用のテーブルを新しく使用します。
こちらも2回に分けてプロンプトを実行しました。
👇月次の新規獲得したARRを集計するプロンプト

👇月次の費用をグラフ化して、一個目のプロンプトで作成したグラフとドッキングさせます。

すると、二つのグラフを統合して表示してくれました。
新規の売上とセールスマーケティング費用の分析は非常に重要なメトリクスになりますが、簡単に集計をすることができました。

いかがでしたでしょうか。
Morphを使うことで、Stripeのデータを簡単に集計・可視化することができました。
ビジネスにおける、柔軟なデータ集計を可能にし、プロダクトのグロースをスピード感をもって進めることに役立てると幸いです。
Morphは無料でお試しいただけます。
ご興味を持っていただけましたら、下記のリンクよりサインアップいただけます。


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