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お金より、ライフスタイルより人生の報酬になるものを社員に届ける

働く人にとって一番の報酬は何か?

CROOZでは、それは誇りであると考えています。

もちろん、収入や会社の福利厚生・制度によって手に入るライフスタイルも報酬には違いありません。

収入や働く環境が充実しているに越したことはないでしょうし、CROOZが社員にそれらを提供できている自負もあります。

しかし、誇りにはそれ以上の喜びがあると思うのです。

仕事をしていて一番嬉しい瞬間は何か?

それは、自分たちの手がけた事業やサービスがたくさんの人に使われて、たくさんの人に必要とされていることを実感できた時です。

自分の子や孫に「この事業は私が手がけたんだよ」と胸を張って言えるような仕事ができたら、それこそが最大の報酬ではないでしょうか?

今日は、我々が社員に誇りをもってもらうために挑戦していることについて語りたいと思います。


<誇れる会社にするために1兆円を目指す>

誰もが知るサービス、日本を代表する企業。

そう言える一つの指標として、時価総額1兆円を超えるかどうかがあると思います。

トヨタ、三菱、任天堂、日立製作所、味の素…などなど、日本に時価1兆円を超える会社は150社ほど。

ほとんどみなさんが知っており、一つは利用したことがある商品・サービスがある会社と言えるでしょう。CROOZはそこを目指しています。

とはいえ、「1兆円企業を目指す」と言うは易しですが、実現するのはかんたんなことではありません。

CROOZは創業からメイン事業を6回変えていますが、ずっと黒字で、右肩上がりで成長しています。売り上げは300億円ほどありますが、20年必死でやってやっと300億だ、とも言えます。

100億円の事業はこれまでに何個か作ってきたものの、1兆円の事業は正直見えていません。

そのため、10社1000億円でも、100社100億円でもいい。グループとして1兆円を目指そう。そのためにグループ経営をする、ということになりました。

<グループ経営のメリット>

グループ経営によって、社員にとって誇れる1兆円企業を目指す。

それはそうなのですが、グループ経営には、売上を上げる以外にも会社やそこで働く人にとって様々なメリットがあります。

主なものを紹介します。

①リソースの最適活用:

グループ経営では、複数の会社がリソースを共有することで、効率的に活用することができます。

たとえば、共通の設備やインフラを共有することで、コストを削減し、効率を向上させることができます。

CROOZの事例を紹介しましょう。

CROOZ SHOPLIST では、営業利益を改善するため、外部の物流コンサルや受託を担うグループ内子会社と連携して倉庫内スペースを共有しました。

外部からの物流業務の受託等 の取り組みを実施するなど、倉庫内の空きスペースを極力無くして効率を高めることにより、物流費の対売上比率を下げています。

②市場拡大と競争力の向上:

複数の会社が結集することで、新たな市場への参入や既存市場での競争力の向上が期待できます。

有名な事例を挙げると、ソフトバンクは米国「Yahoo!」を買収、さらにブロードバンド通信事業に参入、2004年には日本テレコムを完全子会社化、さらにボーダフォンの日本法人を買収して巨大な帝国を築き上げてきました。

これによってソフトバンクグループとして地上の通信網、携帯の通信網のすべてを手に入れ、さまざまな通信設備とデータストレージがすべて共用され、莫大なシナジー効果を生む結果となりました。

シナジーは事業面だけでなく、採用面などでも生まれます。

CROOZだと、グループ経営をする前には採用できなかったような人材を採れるようになりました。どこどこの会社で取締役をやってましたみたいな人も採用できたり。

③事業の多角化とリスク分散:

グループ経営では、複数の事業領域に展開することで、事業リスクを分散させることができます。

ある事業領域での不振があっても、他の事業領域が補完することで全体の安定性を保つことができます。

これは、CROOZにおいても実感する機会がありました。特にコロナ禍の時です。ある事業の売上が下がったとき、他の複数の事業が伸びて全体としては業績を上げられたことがあります。

④人材共有と育成:

まずシンプルに、ある子会社でどうしても人手が足りない時に一時的に他から出向させることができます。

加えて、グループ企業内での人材の異動がしやすくなり、人材の育成やキャリアパスの提供がスムーズに行えます。

これについては、最近非常に効果を実感しています。

というのは、社内異動のレベルでは活躍の場を見つけられなかった人材がグループ内の別会社で働くことで飛躍的に成長する事例があるからです。

グループ経営に移行することで、適材適所がより効果的に行えるようになりました。

今後も特に新卒や若手社員にいろんな業界・業務を経験させるようにしていくつもりです。領域や業界の垣根を超えた経験は、キャリアアップや成長につながるでしょう。

また、優秀な人材が「もうこの子会社ではやることがないからやめます」みたいなときには「だったらこのグループ内のこの会社はどう?」と提案することで、グループ内転職で離職を防ぐこともできるはずです。

<最後に。未来を創っているという誇り>

ここまで、CROOZがグループ経営に移行した理由とそのメリット、実際にあった効果について述べてきました。

改めて、CROOZは、社員が親や妻や夫や子や孫に誇れる1兆円企業になるという超長期目標の途上にいます。

では、それを達成するまでは社員に誇りを持ってもらうことはできないのでしょうか?

もちろん、そんなことはありません。

我々は、いずれ誰もが知っていて、世界中が必要とする会社になる。そこへ向かって絶え間なく力を尽くすリーダーがいて、役員がいる。実際に前進している実感もある。

自分はそんな会社の一員であり、貢献できているのだと社員が思えることも、誇りになることだと信じています。

というわけで、しんどいこともあるかもしれませんが、これを読むみなさんもそれぞれの場所で誇れる仕事をしていきましょう。

<今回のワーク>

毎回恒例、
テーマに合致した若手起業家向けのワークです。
これらは、内容を体験的に理解してもらうための実践的なものです。ぜひ、いくつかでもチャレンジしてみてください。

・社員が子や孫に誇れるようなビジョンを考えてみよう

それでは、また次回お会いしましょう!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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