見出し画像

社内転職から1年半で過去最高の営業成績

6年前、CROOZは全事業を子会社化しグループ経営へ移行しました。

これにより得たメリットの一つとして、人材の育成やキャリアパスの提供がスムーズに行えるようになったことが挙げられます。

実際、今回取材した小笠原くんのように、社内異動前は思うような成果が出なかった人材がグループ内の別会社で働くことで飛躍的に成長する事例が複数ありました。

というわけで、今回はSHOPLISTから人材系コンサルへ社内転職し、過去最高の営業成績を上げた小笠原くんをインタビュー。

インタビュアーはCROOZ執行役員の私、諸戸が行いました。

プロフィール:小笠原 魁
2019年新卒でCROOZ SHOPLISTに入社。3年半、ロジスティクス・カスタマーサクセス・MD・営業・コンサルなど複数職種を経験。その後グループ会社の人材コンサル会社へ移り、営業に従事。


<社内転職を考えた理由>

諸戸:最近はどう?順調に目標に近づいてる?

小笠原:いい感じです。見通しは立っています。

諸戸:いいね。今日は、「社内転職」をテーマにあれこれ聞きたくて、忙しいところを来てもらいました。

小笠原くんがSHOPLISTから今の会社に移って大活躍しているのを見て、他のメンバーや読者に背景だとか知見を共有できたらと考えてる。

小笠原:了解っす。

諸戸:さっそくなんだけど、今の会社に移ってもう1年半くらいになるんだよね?

小笠原:そうですね。SHOPLISTでなかなか思うように成果が出ず悩んでいた頃、諸戸さんに「グループの人材系コンサルの会社の方でがんばってみないか?」と提案されて、もう1年半ほどになります。

諸戸:当時は会社を辞めて転職することも考えていたんだよね。

小笠原:はい。もともとCROOZに入社したのは、将来起業してやりたい事業のため必要な経験をなるべく幅広く学ぶためです。

いずれ起業するにしても、他の仕事をするにしても、何か誇れる実績がなかったら自信を持ってやれないんじゃないかと考えていました。

ところが、SHOPLISTにいると同世代が子会社の社長をやったり、最年少部長になったりとガンガン活躍していて、自信を失いかけていました。

諸戸:CROOZには若い人に裁量を渡す文化があるから、頭ひとつ抜けた活躍をしている子も多いよね。それで言うと小笠原くんもめちゃめちゃ優秀なんだけどね。ただ本人が思い描いたほどではなかったと。

その頃2人で飲みにいって相談を受けたとき、僕は場所の問題じゃないかと思ったんだよね。業界や業種を変えてみたら一気にブレイクスルーするんじゃないかと思って社内転職を提案した。

それに、今会社を辞めてしまったらまた同じ問題に直面してしまうんじゃないかとも思った。一度やり切って自信を持ってもらうためにも、やったらやった分明確に成果として返ってくるシンプルなビジネスモデルかつそれだけこの力が試される厳しい環境の人材系コンサルの会社を勧めたんだよね。

小笠原:その話を聞いて納得したのを覚えています。新卒1年目の気持ちで愚直に再スタートしようと決心しました。

<最大売上達成のための戦略>

小笠原:僕に人材系コンサルの営業職を勧めた理由って他にもあったんですか?

諸戸:人前で話したりプレゼンしたりするのが得意だし、見た目も爽やかな印象だよね。自分も人材畑にいたから、活躍できそうな人はなんとなくわかる。

あとは、急成長中の会社にどんどん優秀な人材を入れてさらに伸ばしたいという会社としての意図もあった。

小笠原:そうだったんですね。

諸戸:うん。その後移ってから1年後くらいにまた飲みに行ったんだよね。その時に「今度大きな成果を出したらまた飲みに連れてってください」と提案されて、それがまさか半年後に実現するとは思っていなかったな。

小笠原:おかげさまで、入社から1年半で今の会社の歴代最高売上を更新できました。

諸戸:読者の方に説明するために、どんな仕事内容だったか教えてもらってもいい?典型的な1日の仕事を。

小笠原:ビジネスモデルは広告代理店です。開業している会社に対して、採用する媒体を企画コンサル、販売し、それを使って採用をサポートします。

職務内容としては、月の営業の目標値があって、そこに向かって電話やメールして商談していく形です。

営業日には毎日200件くらい電話をかけます。それで月の商談数が20〜30件くらい。毎日1、2回は商談がある感じです。

<SHOPLISTで学んだことが生きた>

諸戸:ありがとう。そういうビジネスモデルの中で、どうやって歴代最高の成果を出したのかを聞かせてほしい。

小笠原:SHOPLISTでとことん鍛えられたロジカル思考・目的思考・仕組み化が生きています。

今の会社ではとにかく行動量で勝負という空気があります。具体的には、目標売上を達成するために全社の1件あたりの受注の平均額を見て、それで売上を割ってその数取ってきましょうとなる。

確かにこのビジネスモデルでは行動量は絶対なのですが、しかし、このやり方だけでは後発の僕が歴代トップになるのには時間がかかる。そう判断して自分なりのやり方を考えることにしました。

まず、営業成績を決める要素を因数分解します。
商談数(=電話した数×案件化率)×受注率×受注単価

その上で、どうやったら各数値を高められるか考え、効果の大きいものから手をつけていきます。たとえば、受注単価の大きい会社ってどんな業界に多いんだろうと調べて的を絞るみたいなことをします。

今のはロジカル思考や目的思考の話ですが、もうひとつ仕組み化の話でいうと、手作業でやっている数値の入力を一瞬でできるように仕組みを作るなどしました。

諸戸:すごくロジカル。それを聞くと納得の結果だね。

小笠原:僕からするとSHOPLISTで普通にやっていたことをやっただけなんですけどね。

<賞賛文化がタフネスを支える>

諸戸:なるほどね。じゃあ逆に今の会社に来ていいなと思ったのはどんなところ?

小笠原:これはもうはっきりと賞賛の文化があることですね。

諸戸:というと?

小笠原:めちゃめちゃ人を褒める文化があります。それがいいなと思いました。一人一人のちょっとした成果でも社内で盛り上がれるんです。

営業だと「アポイント取りました!」「商談受注しました!」「採用できました!」みたいな各成功ポイントがあるんですけど、そのタイミングのたびに社内で呼び鈴をチーンと鳴らすとみんなが拍手してくれます。

諸戸:めっちゃいいね。

小笠原:SHOPLISTはもうちょいクールな感じだったので、最初は驚きました。同じグループ内でも、会社が違うとここまで違う経験ができるんだと思いましたね。グループ内転職っていいなと実感してます。

諸戸:ちなみにSHOPLISTにも今の会社にも共通するイズムみたいなものは感じた?

小笠原:グループの行動指針にもありますけど、スピードの速さですね。ベンチャーマインドというのか、とにかく決断から実行までがスピーディー。力強く前進している流れに乗っている感覚があります。

諸戸:目まぐるしいけど、やりがいがあるよね。

<今目指していること>

諸戸:自信をつけたいという目標は達成したんじゃないかなと思うけど、最後に、今後の目標を聞きたいな。

小笠原:今は、直近で言うと今の会社で執行役員を目指しています。

今の会社の仕事は採用支援なので、営業をかけて販売することがゴールではありません。販売したものでしっかり企業さんの採用目標が達成できることがゴールです。それができたら売上としても2倍3倍の取引ができる形になってくるはず。

それと、販売先の企業の採用成功ノウハウを他の会社さんにも還元したり、自分自身身につけることが未来につながるなと思います。

僕個人としてはいずれは独立して漁業関係のサービスを作りたい。漁業業界でも、採用関係の課題は問題視されているのでその時に役立つと考えています。

諸戸:着実に前進していってるね。忙しい中インタビューに応じてくれてありがとう。今日こうやって話してみてどうだった?

小笠原:改めて、何事も一個の仕事をやり抜いてみないと本当の意味では身につかないなと思いましたね。

任される仕事、自分がやりたい仕事は時間を気にせず120%やり切る。そうすれば、うまく行ったとしても行かなかったしてもスキルとして自分に返って来ます。

諸戸:ロジックや仕組みかという戦略性を持ちつつ、ハードワークも最後までやり切る胆力があってこその活躍だね。

<次回に向けて>

今回は、社内転職の結果、
大活躍できた社員の知見を共有してもらう回でした。

文化が合う場所を選ぶ大切さや、営業成績を上げるロジックなど参考になる部分がたくさんあったかと思います。

みなさんには、どんな気づきがありましたか?

いつもならここで実践ワークがあるのですが、今回はなしです。

それでは、また次回お会いしましょう!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

みなさんの
フォロー・スキ・コメント・シェアが活力となります。
ぜひぜひ、応援よろしくお願いします。
日々発信中のTwitterは
こちら