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2024.02.24 ネタメールを投稿し続けるという力(?)

先週の煩悩ガール ※1 で吉住さんがコーナー募集の読み上げをしている時に、吉住向上委員会 ※2 とリスナー様、お願いします!※3 に対して「もうね、ここら辺はもろみじょうゆしか送ってこなくなったんでね、ぜひみんな送ってほしいですね」と言っていた。

送られてくるメールが冒頭のあいさつ ※4 とゆらぎ川柳 ※5 に偏りすぎてて、そっちの方にはもう全然メールが来てないらしい。向上委員会とリスおねなんて番組開始当初からある長寿コーナーなのに、ぽっと出のコーナーに追い抜かされちゃって。

コーナーをやる頻度自体も減ってきていることだし、ひょっとすると俺だってもう向上委員会とリスおねには見切りをつけて、確実にやってくれるあいさつと川柳にもっと重きを置いた方がいいのかもしれない。

しかし俺はこういうことをよくやる。機能停止中のコーナーにも気付かないフリをして、収録の度にネタメールを飽きずに継続して送っている。

ママタルトのラジオ母ちゃん ※6 の一電のコーナー ※7 も全然やらないのだが、懲りずにネタメールを送り続けた結果、ママタルトのお2人から「もろみじょうゆさんは偉いよな」と言われた。

やるかどうか分からないコーナーなのにネタを考えて送り続けるというのは、ひょっとするとある種の才能か、ないしは異常性なんだと思う。だって冷静に考えればやる気なくなるし、意味も見出せないし、徒労だわ無駄だわで諦めちゃうじゃん。

ただ俺はネタメールを送ることがもう日常でルーティーンになっちゃってるから、正式にコーナー終了の告知がされない限りはあまり深く考えずに送り続けるだろう。そういう日々。

そんで微かな希望として抱いているのは、毎回毎回性懲りもなくネタメールを送り続けることで、番組側に「こんなに熱心に送ってくれるのにコーナーをやらないのも申し訳ないよなぁ」という罪悪感を抱かせてやれないかと企んでいる。

兵糧攻めというか「こんなにネタをもらったんなら、やるしかないよなぁ」と根負けさせてやれねぇかという一心で、俺は今週もネタメールを送っている。

そういう生活を続けたからこそ事実として、ザ・マミィには「もろみじょうゆはキモウソのコーナー ※8 に沢山メールを送ってきてくれたからね」と、吉住さんには「もうもろみじょうゆしか送ってきてない」と、ママタルトには「もろみじょうゆだけ毎回、一電のコーナーに送ってきてくれるんだよね」とまで言わしめたのだ。

それで実際に向こうが根負けしてコーナーをやったのかどうかはさておいて、とりあえず「熱心にネタメールを送ってくるリスナー」として名前は覚えてもらっているのだ。それが嬉しい、でもコーナーもやってほしい。


※1 「吉住の聞かん坊な煩悩ガール」というラジオ番組。ネットラジオアプリGERAにて配信中。

※2 吉住さんが出演した番組に対して感想やダメ出しを送るコーナー。番組内容は基本的に架空のネタなのだが、たまにマジの感想・ダメ出しも送られてくる。

※3 テレビ出演した時に使える掴みのギャグや小ボケ、バラエティー番組指南を送ってもらうコーナー。吉住さんが本当に欲しがっているというのに、基本的に送られてくる内容はバイオレンスでコンプラ違反なものばかりになっている。

※4 ラジオが始まった時の第一声に悩んでいる吉住さんを見かねて、リスナーが冒頭の一言ネタを送っている。送られてくるのは偏見や毒舌ばかり。そもそも番組側が正式に募集をかけたことは一度もなく、リスナーが勝手に送ってくるという幻のコーナー。それなのに送られてくるメールの数は向上委員会やリスおねを上回っているという、謎の現象が起きている。

※5 バイオレンスやコンプラ違反で番組が荒れに荒れているのを見かねて始まったコーナー。ヒーリングラジオを目指して心地よい川柳を募集している。しかし送られてくるのはクソバカ川柳だったり、エロ川柳ばかり。逆に真正面から正統派なヒーリング川柳・エモ川柳を送ると採用されやすい傾向にある。

※6 同じくネットラジオアプリGERAにて配信中。

※7 「4ケース」を「4京っす!」と聞き間違えるような、大鶴肥満さんの勘違いに対して檜原さんが悔しがるコーナー。ラップで韻を踏む感覚に近い。

※8 「キモウソクイズ」というコーナー。ウソかホントか分からない雑学クイズを送り、ザ・マミィがそれに挑戦するコーナー。


確かに物事を継続するという能力は誰にでもあるわけではないし、ある種の才能だとも言えそうだ。事実多くのリスナーに継続能力が無かったからこそ「俺ぐらいしか送ってないコーナー」というのができてくるのだ。

しかし日記の文面を冷静に見返して、やっぱりコイツは何も考えてないだけのような気がしてきた。「番組がメールを募集している→だから送ろう」という、簡単な方程式しか成り立ってないような気がする。

本来は「番組がメールを募集している→でも最近コーナーをやってない→今まで送ったメールも溜まっていることだろう→じゃあ今週は送らなくたってコーナーは充分成立するんじゃないか?→めんどくさいし今週はいいや」と思案するはずだ。それが俺には無い。やっぱりコイツは単純なアホでしかないような気がしてきた。

腹が減ったら飯を食う。眠くなったら寝る。ウンコしたけりゃトイレに行く。そしてコーナーを募集してたらそれに送る。単なる生活、そういう日々。継続力というか、安定期に入っただけのような気がする。

だからといって惰性でメールを送っているわけではない。いざコーナーが始まれば必死に採用を祈ってるし、日常生活の中でふとネタを思いついたら、すぐスマホにメモするという習慣は続けている。

何気なく思い付いたネタという宝は忘れてしまわないようにすぐ書き留めるし、テレビを見てても脳内の傍らでネタと結び付けられないだろうかと逡巡している。

これが惰性だったらプロの芸人さんに名前を覚えてもらうところまではいかないだろう。そこは俺の誇るべき部分。

むしろ継続するモチベーションとしては、これくらいがちょうどいいような気がする。日常生活でふと思いついたネタを書き留めて、募集がかかったらそれに送る。努力しすぎず、でも惰性でもない。生活が忙しくなってネタを考える時間が無くなったら潔く休む。これくらいでいいんだと思う。