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東京出張後の寄り道

2年に一度の東京個展。
「秋と実りの文様」五福個展
10月26日(木)~11月5日(日)
ギャラリー蚕室
https://san-shitsu.com/archives/6052/

29日まで在廊をして、月曜日はせっかくなのでちょっと寄り道。

イヴ・サンローラン展
国立新美術館

混んでた…
アートからインスピレーションを得て制作していた
コレクションの部屋。


ファッションは時代感が大切で、今みるとちょっとな…ていうのもあるけれど、その時代の女性たちの社会的な活動にも大きな影響を与えただろうと思うと、制作の哲学などは今に通づるもので。
その哲学的な事を本人はファッションではなく「スタイル」という言葉で表現していました。
なるほど。
世界の国々からインスピレーションを得たコレクションも、現地へ行くのではなく本や写真などから想像を膨らませて作っていたとのこと。
リアルに見る事が一番よねーなんて、天才には言い訳になるんやなと感じました。

でも、この展覧会で何より一番考えたのは、デザイン画を実物に仕立て上げる工程に携わった職人のこと。
デザイナーの要望を形にするのは、それぞれ専門の名もなき職人たち。その人たちにシンパシーを抱き、今度生まれ変わったらメゾンのお針子になりたいなーなんて、思ってしまいました。



お天気だったの相まって美しい空間でした

もう少し時間があったので、「ある図案家の仕事」というタイトルに惹かれてもう一件ハシゴ。


港区立郷土歴史館

初めて訪れました。
近代建築好きにはたまらない博物館です。
展示の内容も良かったけど、とにかく建物が素敵で…




元々は昭和13(1938)年に竣工した旧公衆衛生院の建物。
昭和の初めの建築ってちょっと装飾的なところが大正時代のそれとは違って、ややシンプルな感じ。
大講堂のレリーフも単色の釉薬が濃淡をなして、落ち着いた豪華さでした。

まだまだ行きたいところはあれど、タイムアップ。

白金からバスにゆられて品川まで。

いつも品川駅でお土産に買うのはこちら

何にかけても高級スモーク味になり、超絶便利。

今回も充実の出張旅でした。

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