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エレキギターブランドの新規立ち上げでしくじった話

こんにちは、モロ(@moro_is)と申します。
ウェブをメインにデザイナーみたいなことをやっております。

実は昨年のエイプリルフールに「萎縮のお知らせ」と題して架空のギターブランドの特設サイトみたいなものをリリースしたのですが、そこからてんやわんやあって実際にブランド創出を目指し、そしてしくじった話をします。


企画までのあれこれ

ご存じの方も多いかも知れませんが、実は昨年2022年の1月頃までいろいろありましてインターネット上での制作活動がなかば制限されたような状態にありました。
そうでなくてもモチベーション的につらいものもあり、一方で何もせずにいれば瞬く間に何かしら錆びついてしまうような不安感もありました。

そこで、

  • 日頃の制作とは一線を画し、

  • 単純に趣味の一環でもありつつ、

  • 何かしら業務にも結びつくようなことをしよう

という趣旨でせっせとエレキギターを作り始めました。

振り返りとして、個人的には納得の結末ではあるものの、成功に至らなかったのは大体3つくらいのしくじりが要因ではないかと分析しております。
以下でひとつずつ振り返ります。

エイプリルフールの時点でそこそこ滑った

ご覧の通り、エイプリルフールの時点でそこそこ滑っております。
完全に奇をてらいすぎたなという印象です。
なんならnoteにせず、普通にツイートとかでやったほうが良かったんじゃないかと思っています。

正直に申しまして、インターネットから微妙に離れていたこともあり「あまり注目を集めてしまってもめちゃくちゃ叩かれたりするんじゃない?」みたいな怯えがありました。
令和にもなってギターブランドを立ち上げようというのなら、率先して炎上を狙うくらいの気概を持ってしかるべきだったかも知れません。

小規模事業者持続化補助金に落ちた

小規模事業者持続化補助金は、商工会主催(?)の補助制度で、通常50万円、あの手この手でオプションを積み上げると100万円を上限に使用経費の2/3までの補助を受けられる制度です。

私のケースでも100万円まで補助を受けられるよう手を打っておりましたが、残念なことに落選してしまい、結果として補助は受けられずじまいでした。
それ自体は想定内ではあったのですが、ただでさえ一人で忙しなく回している企画だったため、申請等にかけた時間は痛かったと感じています。

ターゲットを海外に絞った

エイプリルフール企画がコケたことと炎上に怯えていたこともあり、日本国内では一切告知もせず、Kickstarter一本で準備を進めていました。
マーケティング的な意味での協力者は誰一人おらず、英語もほとんど機械翻訳頼りなのに加え、金額的にも決してクラウドファンディング向けではなかったかと思います。
ある意味ではうまくいくほうが不思議ですが、本業との兼ね合いもあり「奇跡的な大成功!」くらいのなブランディングが成らないなら継続していくのは困難だろうと考えていました。

ちょうど一年ほど前。今にして思えば高額にも関わらず6人の方に支援してもらい、30%以上の目標を達成できただけで十分に奇跡的。

クラウドファンディングというものをあまり理解できていなかったのですが、多くのケースではキャンペーン開始前に十分にプレスリリースを行い、かつ目標額を実際の目標の半分ほどに設定して「目標達成!」の箔をつけてからが本当の勝負だそうです。
それに照らせば私は圧倒的に準備不足で、その上赤字を受け入れるだけの余裕もなく、あまりに愚直な挑戦だったと言わざるを得ないでしょう。

良かったこと

「失敗の要因」を主題に話を進めはしたものの、個人的には良かったことのほうが圧倒的に多く、とても有意義な挑戦だったと感じています。

まず、単純に大好きなギターをこの手で設計して作れたこと。
初めて触ったFusion360での3DCADのモデリングをはじめ、NCルーターでの木工加工や塗装等の作業もすべてが新鮮で、若干自暴自棄になっていた時期に「やはり自分は何かを作るのが好きなんだな」と再確認できました。

最初の方に作ったモデル。実際に作っていたのは2021年5月頃から2022年の8月頃まで
木工加工中
塗装中

余談ですが、「研究開発費」の名目の存在も大きかったかも知れません。

また、素人がギターを作るに当たって、老舗の工房の方にもたくさんご助言をいただきました
日頃画面の中のものしか作っていなかった身では、工場での量産や梱包、配送みたいな部分をあまり鮮明にイメージできていなかったのですが、(実際にやろうと思っていたので当然ではあるものの)話を進める中でかなり具体的な部分まで理解できて「本当にやろうと思えば個人だろうが一人だろうが作れないものというのはあまりないのかも」と感じられたのは大きな収穫に思えます。

爆売れしてお世話になった方々に恩を返せなかったことだけが心残りですが、何も今回が最後の挑戦というわけでもないので、隙あらばリベンジを狙いたいと思っています。

さいごに

さいごになりますが、将来的なリベンジへの布石としてプレゼントキャンペーンみたいなことをやりたいと思います。

どなたか私がせっせと制作した「Ghostron Traisia」というギターをもらってください!
ギターの詳細は特設サイトでサウンドから外観までまるっと見られます。

キャンペーンの詳細は以下です。

夏休みだよ! Ghostron Traisia (Proto)プレゼントキャンペーン

抽選結果

この度は180件近いたくさんのご応募ありがとうございました!
厳正な抽選の結果、もっとも情熱的な当選者はふぁー様となりました!
末永く大切にしてもらえると嬉しいです!

このテキストは、情熱、夢、運命といったキーワードが豊富に含まれており、非常に強い欲望と情熱を感じさせます。したがって、このひとことがプレゼントのギターを最も情熱的に欲していると評価されるでしょう。

ChatGPT

応募期限

2023年8月31日 23:59まで

応募条件

  • 配送先が日本国内であること

  • X(旧Twitter)のDMにて当選のお知らせを受け取れること

  • (おまけ)次回挑戦時に(気持ち的に)応援してくれること

応募方法

  • @moro_is@ghostronguitar をフォロー

  • 下記のポスト(旧ツイート)に「情熱的なひとこと」を添えて引用リポスト(旧引用RT)


抽選方法

引用リポストに添えられた「情熱的なひとこと」をリスト化し、ChatGPTにより「もっとも情熱的なものひとつを選んでください」と1名様を抽選予定。

当選発表

note、X、XのDMにて発表予定。

注意事項

  • 本キャンペーンの抽選方法については試験的・余興的な意味合いが強いため、予告なく「完全なランダム」へ変更、または並行させていただく場合がございます。

  • 本キャンペーンの性質上、当落に関わらずXのポストを取り上げさせていただく可能性がございます。

  • 本キャンペーンで受け取った個人情報は本キャンペーン以外で使用せず、当選者への発送後すみやかに破棄します。

  • 本キャンペーンの抽選完了(9月上旬頃予定)までにフォロー・リポストが解除された場合、応募を確認できず無効となる恐れがございます。

  • 本キャンペーンに複数回応募された場合、最新のポストのみを応募としてカウントさせていただきます。

  • 本キャンペーンへの応募について、非公開アカウントは集計できないため無効となります。

  • 本キャンペーンでプレゼントするギターはあくまでプロトタイプのため、試行錯誤の痕跡や傷等含みます。

以上ご了承ください!
不慣れなため不手際がありましたらごめんなさい。順次アップデートさせてください。

さいごに、全然余談なのですが今日わたしの誕生日です! 祝ってください!


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