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レッスンレポート〜弾きにくいフレーズに直面したときのオススメ〜

こんにちは。
子どもに対して大人が出す「子ども言葉」みたいなものが出来なくて、練習していたら、ある大人の生徒に「先生はもともと少年みたいな話し方なのだから、そのままでイケますよ!」と慰められたモロエです。
#ハッピーボーイ

さて。
昨日のIさんとのレッスンで、「弾きにくい場所」を練習するレッスンをしていました。
その中で、「なんでこんなに弾きにくいのですかね」と聞かれたので、これは視野が広がるチャンスだと思い、こんな話をしてみました。

弾きにくいフレーズに直面したときのオススメ
ある程度曲のレベルが上がってくると、一曲の中に必ず一箇所は「難所」が存在します。
例)指使いが難しい、音が覚えにくい、右手と左手のリズムが合わない…など

厄介なのは、その「難所」の克服方法が、その曲その曲で違うこと。

だからその都度、向き合わなくちゃいけない。

ただ、この向き合う時に「わかりません先生」と言って、ただ弾き方を教わるだけでは、「弾けた」としても「克服した」ことにはならないのです。
だって、またその課題に直面したとき、自分ではその課題に直面したことに気づきません。
言い方を変えると「また同じ悩みを先生に相談してしまう」のです。

もちろん、それでもいいのですが、この時の生徒さんの心理は「あー、また同じこと言われた。ピアノ向いてないのかな」となってしまう。

ところが、克服方法を自分で生み出した場合、浸透力が違うので、別の曲にチャレンジ中同じ課題に直面した時に、自分で気が付き、直せるようになります。

このとき、生徒さんの心には『成長してるかも』という気持ちが発生し、充実感が増します。

これが僕が「すぐに答えを言わない理由」です。
「答え」になんて対した価値は無く、その「答えを見つけるまでの過程」に一番、価値があるのです。

というわけで「弾きにくいフレーズに直面したときのオススメ」は、
「答えを聞く」ではなく「どうして弾きにくいのかを考えて、その克服方法を僕と一緒に考えること」でした(*^^*)

Iさんとこの話をして、一緒に克服方法を考えると「え!指使いを考えることって、こんなに楽しいのですね。指使いって、ただ覚えるものだと思ってたけど、全然違った」
とのこと。

もうこの時点で
①ここの弾きにくさの原因は「指使い」にあったということ
②指使いをイチから考えることは意外と楽しいということ
に気づいちゃいましたね!
今日もまた一つ、笑顔が増えました(*^^*)

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