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怖い物語③

仕事にもすこーしずつ慣れきた頃。

ソウダさんから声をかけられて、それから1週間。
「今は繁忙期であっという間に1ヶ月経っちゃったけど、少し落ち着いたらか今度仕事帰りにご飯行かない?」

その前に、職場の人同士でちょくちょくご飯に行っているという話を聞いていたこと、ソウダさんがわたしのことを心配してくれて声をかけてくれたこと。心配してもらっていることも嬉しく、またこれは同僚の人たちと打ち解ける機会かなと思い、
「行きましょう〜」
と何も考えずに返事していました。

思えばここが始まりだった気がします。

これまでの職場でも同僚とは割と良好な関係を築いていたこと、男女関係なく職場の飲み会などには参加していました。

当日、ソウダさんに言われたお店に到着。
中に入ると、ソウダさんしかいない。
「あれ、他の人たちは?」
「あ、今日他の人は誘ってないんだけど」

わたしは、勘違いしていました。話の流れから、てっきり同僚の人たちと複数人でご飯に行くと思っていたのに、二人での食事だったのです。

「え、二人ですか?」
確認しなかったわたしもいけなかった。
「うん、だめだった?ごめん。結構うちの職場、男女関係なく2人でご飯行ってるから」
そうさらりと言われて、まあ今回は仕方ないと思い席につきました。

彼氏には職場の人たちと初めてのご飯だよ〜とLINEして
打ち解けれそうかも、と喜びの内容を送っていたので、
それがまさか男性と2人だけとは知らず。

とりあえずはその日は2人でご飯を食べました。



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